私は海が大好きです。好きすぎて20代の時にダイビングのライセンスをとって時間ができると海に潜っていたほどです。様々な海の中を見せてもらって私なりに出た結論は、タンクを背負って潜らなくては行けない場所、というところは人間は入っていっては行けないところ…海の中は海に生きる生物たちの世界があり、人間の入りこむ所ではなく、素潜りで、彼等と同じ立場で、ちょっとの間彼等と対話させてもらいながら海の世界を訪問させてもらう…そうするべき、、と考え、海に入る時は素潜り或いはつけてもシュノーケルのみです。海を愛するひとりとして、美しい海を守っていくためにできる事はやっていきたい…と思います。今日お届けする曲は、ハワイ出身のミュージシャンJack Johnson の作品『Upside Down 』。happy な曲です。ハワイ出身の彼らしいサウンドそして歌詞です。自然、海…そこから生まれる様々なhappyな愛、、人との関わりもそんな愛溢れる日々でありたいですね。これからの季節、海に向かってこの曲を聴きながら車を走らせるのも楽しく幸せな時間です。beachで聴くのも最高!明るく幸せ一杯な春にしてくださいね。Have a wonderful time 〜!

今日は日本が誇るギタリスト渡辺香津美さんのアルバムからの一曲です。渡辺香津美さんといえばジャズ、フュージョン、ファンク等のジャンルにおいてスーパープレーアプローチの素晴らしい格好良さに圧巻…というギタリストです。その格好良さは当然の事なのですが、このアルバムは全てがアコーステックサウンドという作品で、それが私にとってはたまらなく五感をくすぐられる、まるで長編小説を静かに読んでいるかのような奥深さを楽しめるアルバムです。このアルバムを知った時は、「こういう内省的と言うか、自然な感情を呼び覚ましてくれるギターの演奏もされる方なんだ…。」と失礼ながらも思ってしまいました。何かをしながらでなく、じっとアルバムのサウンドに集中していると自分の中に様々なストーリーが浮かんできます。アルバムタイトルはDogatana 。是非アルバム全て聴いてみてください。今日はその中から『Nuevo Espresso 』。vibraphone 奏者のMike Mainieri とのduo です。数日前に病気の療養に専念するためにしばらく活動を休止されるとの発表がありました。ゆっくり療養されてまた素晴らしい香津美サウンドを聴きたいなあ…と思っています。私のお気に入りの一曲、あなたにお届けします。素敵時間が訪れますように…。

4月に入り桜の開花も始まりましたね。色んな悩み事があっても、一回リセットしてさあ次へ…なんていう気分にさせてくれる季節です。あなたにとって素敵なスタートを切る春になる事を祈っています。今日お届けの曲は、Pat Metheny の新作です。素晴らしいギターの音色が新たな季節に向けて背中を押してくれます。彼のギターはテクニックがありすぎるせいか…!音数も多く、ソロの時等かなり攻め攻めなアプローチではありますが、アルバムコンセプトによっては時に詩人を思わせる切ないギターの響きを醸し出します。このMoon Dial のバリトンギターの音色は本当に痺れるサウンド。春の風を感じながら静かに聴いていると、さあ頑張ろう…!なんて気分になります。7月に欧米リリースの予定という事です。『Moon Dial 』…春の月夜と共に穏やかな時間があなたに訪れますように。そして、あなたらしい春のスタートになりますように…。

3月もそろそろ終わりに近くなってきました。今年は寒い日が続く3月だったせいか桜の開花は遅れているようです。でも、日本にとってスタートの季節4月に楽しむ事ができますね。あなたにとって4月はどんなスタートになるのでしょうか。新しい環境になる方は楽しみと同時に不安もきっとあるかもしれませんね。どんな状況においてもあなたらしさは失わずに過ごせることを祈っています。そして…頑張りすぎず、ちょっとひと休み…なんていう時間も大切に、春の風を感じながら過ごすひとときも心の健康のために重要なことです。今日の曲はそんなあなたへお届け。Earl Klugh の作品『Living Inside Your Love 』。他のギタリストもカヴァーしたりしている彼の代表曲でもあって、爽やかな春の朝を感じます。様々な事がある毎日、楽しい事があれば逃げ出したい程辛いこともありますね。ちょっとひと息、美味しい紅茶でも飲みながらEarl Klugh の音楽…。優しい空気で満たしてくれます。素敵な春になりますように…。

今日はGeorge Duke のアルバムからのお届けです。私にとってグルーヴの神様とも言えるピアニストがまさしく彼です。時代を超えたレジェンドです。華やかなクラブシーンが似合う名曲がいっぱいあり、もちろん物凄くカッコいいのですが、今日聴いて頂く曲は夕陽が似合うmellowなナンバー。彼の奏でるピアノはグルーヴ溢れるサウンドを創り出しながらも音色は本当に美しく優しく…という表現がぴったりです。音色が雑にならず美しい状態でのgroove…、こんな音色を目指し続けている日々です。特に今日ご紹介するアルバムFace The Music においては一曲目からやられてしまいます。その中からあなたへ贈る曲…この曲を選びました。『Chillin’ 』。春へと季節が移っていく今、色々な別れがあったり、その後には色々な出逢いがあったり…という、『人』として生まれてきたからこその人生がありますね。生きているからこその出来事を前向きに受け入れていきたいものです。小さな喜びと幸せを感じながら…。

今日はLyle Mays というピアニストのアルバムからのお届けです。ギタリストPat Metheny Group のメンバーでもあり、Pat とは幼少期から、そしてその後、ミュージシャンの道を歩きだしてからも共に生きてきたピアニストです。その彼が生涯をかけた作品とも言われているアルバムをご紹介です。音の微妙な濃淡に吸い込まれていきそうになります。きっとLyle の究極の自己の表現なのか…と思います。すでに彼は過去の人となってしまいましたが、私の中ではずっと生き続けて語りかけてくれるピアニスト。やっぱりピアノ…という楽器は私にとっても離れる事はできない分身のようなもの…という事をあらためて教えてくれます。アルバムSolo Improvisations for Expanded Piano から『We Are All Alone 』。Lyle Mays のimprovisation という音楽の旅…そんな気分に今宵は浸ってくださいね。静かにワインでも飲みながら笑…乾杯。

3月になりました。寒さはまだあるものの雨上がりの空はすっかり『春』色です。毎日バタバタと生活している中、ふっと空を見上げる事を忘れている自分に気づきます。日常の忙しさの合間にほっとひと息の時間も大切ですね。今日は日本が誇る、類稀なるヴォーカリストそしてプロデューサー(音楽家)の吉田美奈子さんのアルバムからの一曲です。今でこそ、様々なジャンルの音楽シーンが繰り広げられて日本から世界に発信されていますが、吉田美奈子さんがこの時代、ファンク、ロック、オーケストラ等を元に創り上げる世界は尖りすぎるくらい衝撃的だったのではないか…と思います。誰とも似ていない世界観。私が彼女を知ったのは高校生の時代『Dark Crystal 』というアルバム。この作品で私は彼女の虜になりました。今日お届けの曲は…その『Dark Crystal 』ではなく、アルバムGazer から『時間をみつめて』。時間をみつめる事で生きている事の嬉しさや儚さを思う。宇宙の中のひとつの時間を過ごしている…切なさと儚さが同時に進行している不思議さ…そんな想いを彼女が歌い上げるバラードです。美奈子さんのグルーヴに溢れるR & Bサウンドも最高にカッコいいのですが、この曲は彼女のバラードの中でも最高の作品であると思います。ちょっとお仕事の手を休めて…あなたに穏やかな春の風が舞い込んできますように。

2月も終わりに近づいてきました。三寒四温とはこの事…という感じで暖かい日が来たかと思えばまた寒くなったりと着る服の調整がたいへんですが、でも夕方から日没にかけての時間は確実に長くなり、春に向かっていることをあらためて感じる日々です。そんな季節、何か新しいことに向けて考え始めてしまう…それが私の毎年の習慣です。もともと好奇心の塊の様な私の性格を刺激してくれる『春』はもうすぐやってきます。あなたにとってはどんな春が待っているのでしょうか。進学、就職、或いは結婚?…または、お仕事の都合によって新しい場所での生活…色んな別れや出会いがあって迎える『春』。素敵な季節を過ごしてくださいね。今日は私の思い出一杯のアルバムの中からの一曲です。Joe Sample のアルバムRainbow Seeker 。The Crusaders で活躍しているスタイルも素晴らしく格好良いのですが、ソロでの彼の展開するサウンドは叙情的で美しいメロディが最優先されている感じ…1人で静かに過ごしている時等に聴きたくなる一枚です。そのRainbow Seeker から『Together We’ll Find a Way 』。彼のピアノソロです。ジャズマンとはまた違ったアプローチに心打たれます。日本語では『旅立ち』。春を待ちながら今宵はJoe Sample のピアノに酔ってくださいね。素敵なひとときを…。

さあ今日は最高にお洒落な気分にさせてくれるサウンドです。Matt Bianco が2004年にリリースしたアルバムですが、、やっぱりカッコいい!の一言ですね。ファンクとラテンを融合させたサウンド、彼等ならではのお洒落感、運転好きな私にとって車を走らせながら気分転換…の時はいつも一緒。だんだん春を感じる風が吹き始め(とはいえまだ寒い日もありますが)ちょっと車を走らせて何処か遠くまで行きたくなりました。冬が終わり春を感じ始めるこの季節は色んな思いを前向きにさせてくれます。春コートを羽織ってお洒落をして出かけたら、なんか素敵な出逢いもあるかもしれませんね。あなたにもそんな素敵時間が訪れる春になる事を願っています。私は…大好きな愛車と共にちょっと長距離のドライブを楽しんでこようかな…。このMatt Bianco のアルバムを聴きながら。今日あなたへお届け曲はMatt Bianco のアルバムMATT’S MOOD から『Matt’s Mood III』。このアルバムで唯一のインストですが、格好良さに酔いしれます。お洒落なひとときを…。

ヴァレンタインの季節、恋人やお友達と素敵なひとときを過ごす楽しいシーズンですが、外は一年で一番寒く、ちょっと感傷的にもなってしまう…そんな時期です。そんな時、暖かい部屋に篭って聴き入りたくなるアルバムを今日はあなたにお届けします。Bill Evans のYou Must Believe in Spring 。彼の晩年期の作品です。Bill の晩年のピアノはとにかく何かに取り憑かれたような激しさと儚さが一緒になり、それが切なくて美しすぎて…私はどうしても一人きり、色んなことを想いながら1人になれる…そういった時にしか聴かない…というか聴くことができない。特にこのアルバムは彼のピアノの音が色んな思いで泣いているような気がします。リリカルさと透き通ったピアノの音色に思わず涙が流れます。冬景色に本当に似合うアルバム。このアルバムを聴きながら様々な哀しみに寄り添ってもらいました。これからもずっと一緒…。そんな感じです。今日の曲はその中から『The Peacocks 』。寒い冬真っ只中、あなたにも暖かく優しい時間が訪れますように…。