新年がスタートして2週間程過ぎ、お正月気分も終わり社会が動き始めました。お仕事、勉強、家事、毎日忙しく過ごしている中でうまく自分の機嫌をとりながら生きていきたいですね。外は寒い冬。無理をせずに自分らしく頑張る日々でありたい、と思います。今日、お届けするアルバムはKurt Rosenwinkel Trio のスタンダートバラードアルバムReflections からの一曲です。冬に暖かくした部屋でゆっくり聴くのも素敵、ひとりドライブ中に窓に映る景色と共に聴くのも最高、不思議な磁力のような世界を持った作品です。今回はその中からThelonious Monk の『Reflections 』。アルバム全体がミステリアスで瞑想的、その幕をこの曲でオープン…そんな感じです。いつものKurt 独特の超絶プレイ、緊迫感は薄めでそれがまたいい…でも彼ならではの濃く深いプレイ、コードのセンス、展開されていくアプローチ、それが磁石のように引き寄せられます。さあ、今年もいっぱい頑張って、そのぶんいっぱい自分時間も作って、あなたらしい素敵な年にしてくださいね。今夜も暖かくしてゆっくりと休んで下さいね。あなたの寛いだ夜にKurt Rosenwinkel のギターを贈ります。

寒い冬真っ只中です。こうも寒いと心も寒々としてしまいそうです。昨日、仕事に向かう前に少し時間があったので本屋さんによってみました。谷川俊太郎さんの『ぼく』という絵本がふと目に入って思わず引き寄せられるように購入しました。自分から死を選ぶ選択をした若者達に向けて谷川さんは書かれた詩です。私はじっと読みながら、ここの『ぼく』というのはもう一人の自分なのかもしれない…と思ったのです。この世界で生きていく事の辛さ、嬉しさ、哀しさ、孤独感、絶望感、でも少しの幸福感、様々な事が入り混じって人の人生は作られていきます。この世で生きていくのは大変で辛い事の方が沢山なのかもしれない、でもその中にほんのちょっとだけ、、、おにぎりの美味しさが嬉しかったり友達や家族との時間が楽しかったり、小さな喜びを糧に私達は生きているのかもしれません。人はいつか死にます。その時がくるまでこの世界でどうやって生きていく事ができるのか…。考えながら生きているうちに時は過ぎていくのかもしれませんが、この地球上の一生命体として命を貰った、そんなふうに考えながら優しい気持ちを持った人で生きていきたい、と思ったりします。そんな事を考えながら今日ははあなたにこの一曲を贈ります。今は入手はできなくなってしまったアルバム、Kenny Burrell のMoon and Sand から『Blue Bossa 』。私の大好きなアルバムです。Kenny Burrell のギターが切なくも優しく語りかけてくれます。温かいお部屋で聴き入る幸せ…そんなふうに思いながら、あなたにもそんなひとときが訪れますように。風邪に気をつけてね。

明けましておめでとうございます!2025年が始まりましたね。昨年が良い年だった人もそうでなかった人もみんな新しい年を迎える事ができた事自体、地球上の一生命体として奇跡的。そんなふうに思うと悩み事でさえ生きている証で、受け入れつつさあ頑張ろう…と思ったりします。皆さんはどんな年明けを過ごされたのでしょうか。笑顔で過ごす事ができたらもうそれだけで最高ですね。私の新年1月1日は演奏のお仕事からスタートさせて頂きました。今年も是非皆さんにお会いできるのを楽しみに心を込めてピアノに向かおうと思います。遠く離れたあなたにも私のピアノが届きますように、と願いながら…ね。さあ、今年最初のあなたにお届けの曲は、Aaron Goldberg のピアノトリオ。アルバムHOME からの一曲です。素晴らしく繊細なタッチ、独特のニュアンス溢れる美しいレガートの感覚、、、でありながら超絶技巧…!と溜息が出るスリリングなテクニック。NYには数えきれない程の才能ひしめくピアニストがいる中、こんなピアノを弾く事ができるのはAaron だけではないのか…と思います。一度彼の演奏を生で聴いてみたい…と思いつつ実現できていないのが残念なところです。今回はStevie Wonder の名曲『Isn’t She Lovely 』を彼の最高の技と美しさで表現した圧巻のサウンドをお届けします。Stevie Wonder の名曲の素晴らしさは言うまでもありませんが、その名曲をリスペクトしつつAaron の独自の世界を創り上げた、、素晴らしい一曲です。そして忘れてならないのは、トリオメンバーEric Harland のドラムアプローチ、Reuben Rogers のベース、Aaron のスリリングかつダイナミクスの素晴らしさはこの二人から醸し出されるビート感や安定感も大きな力です。さあ、今年もhappyな一年になるように、happyは自分で作り上げていくもの、、、前向きに楽しく頑張っていきたいですね♪みんな皆んな、素敵な一年になりますように…!

もう今年もカウントダウン、皆さんにとってはどんな一年だったでしょうか。今年も色んな事があった一年でした。楽しいことも悲しいことも辛いことも…出逢いもあれば別れもあった…それでも時は過ぎていく訳で、、なんだかんだと言いながらもこの季節が迎えられたのならまあ良しとしよう、、、なんて思いながら今年の自分もちょっと褒めてね。今日は、Wes Montgomery のギターが聴きたくて、このアルバムを取り上げてみました。SMOKIN’ AT THE HALF NOTE 。Wes Montgomery とWynton Kelly Trio が1965年に発表したライブアルバムです。心地良さと格好良さが共存するswing感は痺れる…としか言いようがないです。その中から『Four On Six 』。スタンダートナンバーになっていますが、やっぱりカッコいい!寒いのは苦手なのですが、さあちょっと頑張って練習しよう…と思ったりします笑。名演奏に刺激をもらいながら来年もアグレッシブに過ごしていきたいものです。皆さんも風邪には気をつけて楽しい年の暮れを過ごして下さいね。そして今夜は是非Wes Montgomery のギターに浸って過ごす夜のひととき…そんな素敵な時間をあなたにお届けです。

Suchmos が再始動…というニュースが入ってきました。2021年から活動を休止していたバンドですが、凄く好きなミュージシャンなので、ひとりドライブの時等よく聴いています。彼等の醸し出すグルーヴ、リズムの抜け感、音の間の絶妙感、詩の世界観、孤独感、全てが私の音楽的感覚を刺激し、共感され、ピアノ弾きとしての自分の感性に働きかけてくれる…そんなバンドです。嬉しくて一曲、あなたへお届けです。好きな曲は一杯ありますが、今回はアルバムThe Kids から『BODY 』。YONCE の切ないヴォーカルとHSU のgrooveの効いたベースが孤独感を引き寄せ、それがまたさらに切なくてカッコいい。ベーシストのHSU が作曲した曲ですが、彼は2021年に亡くなりました。人は皆、孤独なのかもしれません。『BODY 』…静かな一人の夜に似合う曲…。あなたに贈ります。

今日は、ちょっとお洒落な気分で過ごすクリスマス…なんていうあなたにお届けするサウンドです。お気に入りの空間を作ってひとりで浸って過ごすのも良いし、大好きな恋人と二人きりでラブラブに過ごすのも最高ですね。誰もが幸せを感じるクリスマス…そんなふうになったらきっと争いはもっと少なくなるかもしれません。幸せ…なんていうものは人それぞれで皆違うわけで自分が最高、と思う事ができればそれが一番なのです。そんなふうにリラックスした考えで今年もクリスマスを迎えたいものですね。今日お届けのクリスマスソングは、Boney James のクリスマスアルバムからの一曲です。彼らしいmellow &funkyな作品で、クリスマスを素敵に演出してお洒落な空間に包み込んでくれるアルバム。その中から、Bobby Caldwell がヴォーカルで参加している『What are you doing New Year’s Eve ?』をあなたに。甘いBobby Caldwell の歌声とBoney James の都会的なテナーサウンドが素敵なあなたのクリスマスを演出してくれます。美味しいワインが一緒にあったらさらに最高…ですね。時には気取ってカッコいい自分を演出してみるのも気分が良いものです。なんて思いながら、今週末は冷え込みそうですね。風邪をひかないように温かくして過ごしてくださいね。素敵な冬時間になりますように…。

いろんなクリスマスソングが流れて街のイルミネーションもクリスマス色に染まっています。なんだかんだ言いながら今年もクリスマスを迎える事ができる幸せに感謝の思いです。家族や恋人と楽しいクリスマスを過ごすために頑張って早めにお仕事を終えて家路に向かう方もいれば、クリスマスとは言え年末の忙しさでお仕事中心の方、この季節だからこそ忙しくしている職業の方、或いは季節に関係なく働く医療関係者や介護職の方、様々な環境の中で私達人間は仕事をしながら生活をしています。いろんな過ごし方があり、一生懸命に働いているのはみんな一緒。。。とはいえ、この季節は何か特別な想いにかられます。そんな様々に過ごす中、ブログを見てくださっている皆さんに是非、このMichael Buble が歌う『I’ll be home for Christmas 』をお届けします。一人で聴くのも良し…家族や恋人と一緒に聴くも良し…全ての人にクリスマスの温かいぬくもりを感じる…そんな一曲です。Bing Crosby で有名な曲ですが、今回お届けするアルバムChristmas はDavid Foster 等が手掛けるアレンジで、Michael Buble のアルバムの中でも凄くクオリティの高い一枚なのではないかと思います。その中から、この『l’ll be home for Christmas 』は、クリスマスには帰るよ…、クリスマスイヴには会えると思うよ…、だから待っててね…と歌う、もともとは戦争の中海外から家に帰りたいと願う兵士達に敬意を表すために書かれたクリスマスソングのスタンダードナンバー。みんなそれぞれのクリスマスがあるのです。そして、、、みんな皆んな、Happy Christmas …。

Hall & Oates 、このDuo はロックの殿堂入りを果たしたキャリア40年を超えるアーティストです。その時代、オンタイムで聴いてきた方々にとっては言うまでもない素晴らしいミュージシャンです。私は少し時代はズレていますがユーミンのラジオで彼等の曲を知り10代の時よく聴いていました。所謂、今で言う厨二病…とでも言いますか…笑、色々と大人に対して反抗心があったり、やたら拘りが強かったり…と、泣いたり強がったりする中いつもそばにいてくれたのは音楽でした。音楽…というものを学び、練習、その世界にいるときは戦いでありましたが、その合間に聴く音楽は寄り添ってくれる、まさに青春時代の友達のようでした。今の時代のようにネットはありませんでしたが、ラジオから流れる情報は、私にとって素晴らしい発見であり、一緒に泣いてくれたり優しい言葉をかけてくれたりする、そんな曲との出逢いは本当に素敵な経験だった。。。と思います。沢山のそんな思い出深い曲の中から今日お届けするのがその中の1アーティストHall & Oates 。好きな曲は沢山ありますが、今回は『Wait For Me 』です。今聴くと自分のいろんな10代を思い出します。そしてサウンドは全く色褪せていないのは流石…やはり名曲は永遠ですね。とはいえ、やはり長く一緒にDuo スタイルでやっていると時代と共に色んなことがあるのでしょう。今年解散を発表してお互いにソロとして活動する事を表明しています。でも私にとってこのDaryl Hall & John Oates というDuo は、10代の自分のところへ連れて行ってくれる素晴らしいアーティスト…。ちょっと若き日に笑、、、浸りつつ名曲に聴き入るひとときです。寒くなってきました。暖かくして素敵な冬の時間を過ごしてくださいね。

2024年も残り少なくなってきて街は年末の忙しさとクリスマス色に溢れています。今年もいろんな事がありました。辛いことも楽しいこともいっぱいあった一年ですが、またクリスマスシーズンがやってきました。人生の様々な事、自然に受け入れながら命ある限り生きていきたいですね。今日はワクワクしながらお洒落な気分にさせてくれるクリスマスのhappy song のお届けです。Francfranc が手掛けるオリジナルクリスマスソング『Fun Fun Christmas 』。サウンドプロデューサーの今井了介氏のもと様々なアーティストをヴォーカルに迎えて毎年作成されているのですが、私は、この野宮真貴さんのヴァージョンが凄く好きです。ファッションアイコンとしても私の憧れ、ピチカートファイヴの頃から憧れ続けているアーティストです。この曲のアレンジも野宮真貴さんらしくエレガントかつお洒落、素敵な恋がしたくなるような空気が漂っています。今年のあなたは素敵な人との出逢いは如何でしたか?特になかった方も!笑さあ、これからなんだかいい事がありそう…!そんなhappyな気分になってしまうサウンドです。クリスマスに向けて色んなお買い物も楽しい季節ですね。ちょっと落ち込んだり寂しくなったりしているあなた、是非この曲を聴きながら今年もよく頑張ったね…、と自分を褒めてあげて下さいね。あなたに素敵なひとときが訪れる、そんな季節になる事を願っています。

すっかり寒くなりました。都会の冬は寒さと忙しさでみんな歩く速さも急ぎ足、年末に向けてさらに忙しくなる方もいらっしゃるでしょう。ちょっと海に車を走らせてやってきました。冬の海はロマンチックでもありミステリアスでもあり淋しく厳しく、でも人が去った後の澄んだ空気と海の色、そこに沈むオレンジ色の夕陽の美しさ…この季節の海もいいものです。かなり寒いですが、温かい格好をして車から出てみると冬の海の香りが心地よく吸い込まれそう。Kurt の創り出す世界観も似たような感じです。ミステリアスで鮮やかなギタープレイにそのまま引き込まれてしまう、彼の創り出す独特のフレージングと独特なリズムは聴いているとその表現力に快感を覚える中毒性⁉︎のようなものを感じます。彼の独特なギターの音も魅力のひとつ。さあ、そんな事を思いながら彼の音楽と一緒にまた都会に帰る事にします。その中からあなたに今日お届けするのは、1996年にSMALLS というジャズクラブでのライブヴァージョンのアルバムで、当時The Next Step として組んでいたカルテットの音源が発掘されてリリースされたという事です。素晴らしい!と叫びたくなる至高の一枚と思います。その中から『Use of Light 』、この曲をあなたに…。Kurt Rosenwinkel の創り出すミステリアスでキャッチー、、、そんな世界に浸ってみてくださいね。寒い冬の休日、部屋を温かくしてね…。