10月に入り、秋も本格化…いろんな事を考えたり想い出に浸ったり、ちょっぴりセンチメンタルなでも心地良い時間を過ごすにはぴったりな季節ですね。今日は、そんな時になんとなく包み込んで一緒に過ごしてくれるような曲をあなたに贈ります。Brian Culbertsonのアルバムの中からThe Journey…。10年程前にリリースされたアルバムです。彼の創り出すサウンドは、、いい意味で『間』という空間を大切に音数も時には抑えて、でもlyricalなスタイルにファンク、R & B のグルーブがカッコよく、私達をそのサウンドと一緒にお洒落な空間に誘いだしてくれます。秋の風を感じながら静かに過ごしたい夜にはぴったり。コロナ禍の自粛規制もだんだんゆるくなってきて、お友達や仲間たちと楽しい時間をまた過ごす事ができるようなってきました。これから冬に向けて楽しい計画をたてるのも素敵…。そしてその合間に、ちょっと自分だけの贅沢な独り時間をゆっくり過ごすのも素敵なひとときですね。是非、このBrian Culbertson の創り出すサウンドと共にあなただけの秋の静かな独り時間になりますように…と想いを込めてお贈りします。あなたにとって、ちょっとだけhappyな時間旅行になりますように…。

今日はPat Metheny を聴きたい気分になりました。時々、急に読みたくなる本があるように、Pat Metheny を聴きたくなります。彼の創り出すサウンドは本を読む感覚と同じようなストーリーがあり、また独特の世界感があります。今日お贈りする曲は、ここ数年続くコロナ禍の中にいて思い出しました。Pat Metheny Group のTo The End Of The World …。1995年発表のアルバムWe Live Here からです。発表された当時、アメリカでは天災も含めて暴動やら様々な問題がありました。日本でも、阪神淡路大地震、地下鉄サリン事件が起こっていた時です。P.Metheny の音楽はとても優しく語りかけてくれるような曲もありますが、彼のその時の気持ちを込めているようなメッセージ性のあるストーリーのような曲もたくさんあります。この曲はまさにそんな気持ちが溢れている曲です。只、絶望感溢れるメッセージではなく、世界が終わった後にもまた世界は存在する…という希望を感じさせてくれます。彼のギターソロは世界の終わりを嘆いているかのようですが、でもその嘆きを感じる響きが感動的です。あと、忘れてはならないのが、昨年亡くなったLyle Mays の静かで透明感のあるピアノソロ…。彼の創り出す美しいピアノのサウンドに心洗われます。今日は、この名曲であり、名演奏を秋の風と共に楽しんでくださいね。自粛規制もだんだんゆるくなってきました。いろんなこれからの楽しい事を計画しながらゆっくり過ごすひとときも素敵ですね。happy な時間になりますように…。

今夜は満月の夜、中秋の名月です。昨夜も私の住んでいる地域は素晴らしく綺麗な月夜でした。この季節になると本格的な秋の訪れを感じると共に、今年も終盤に入っている事に気づきます。静かに月を眺めながら夜のひとときを過ごす…凄く贅沢な事であり、生きていることにあらためて感謝するばかりです。静かにひとり時間を月夜と共に過ごすあなたには、先週も揚げたMy Ship をお贈りします。何回聴いても心を安らかにしてくれる演奏です…そして、今日お贈りする曲は明日もまた頑張ろう…!なんて気分にさせてくれる素敵な曲『Moonlight Serenade 』。どちらも素晴らしい名曲です。このMoonlight Serenade は言うまでもなくジャズのスタンダードナンバーで、Glenn Miller オーケストラの代表曲ですが、今回お贈りするのはChicago バージョンです。当然、スタンダードナンバーなので、私自身お仕事の中でも何度もバンドで演奏しているのですが、このChicago のスタイルを聴いた時はこのコード展開に凄く感動して、スタンダードの名曲をこんなふうにするのもカッコいいなぁ…と、まだ当時、新人の私にとって一つのステップアップになったような曲です。そして今では、私がリーダーとしてバンド演奏する時やピアノソロの時にこの曲を演奏する時は、このコード展開をちょっぴり頂いた(笑)スタイルのMoonlight Serenade です。もともとのジャズスタイルの良さは当然の事ですが、このロック、AOR系のミュージシャンであるChicago の創り出す世界感の方も、なんだか本当に月まで連れて行ってくれるようなhappy を私達に与えてくれます。大切な人と一緒に綺麗な月夜を眺めながら聴くのも素敵です。ゆっくりとくつろいでくださいね、そしてまた明日もhappy な1日になりますように…。

秋ですね。過ごしやすい季節になってきました。この季節、ふっと夜風を感じるとなんとなくセンチメンタルな気分になります。懐かしい昔を思い出したり、急に誰かに会いたくなったり、急に昔に感動した本をまた読んでみたくなったり…秋はいろんな事を考える機会を作ってくれる最高な季節です。芸術の秋、読書の秋…様々な言われ方をされていますが、本当に素敵な時期ですね。今日、たまたま私の母校の前を車で通りました。ミッションスクールの女子校だったのですが、懐かしなあ…と一人で呟きながら通りながらいろんな想い出が込み上げてきました。今日の曲は、その高校生の時に知ったMaurice White の『I Need You 』。Earth Wind & Fire のリーダーのM.White ですが、彼がソロとしてリリースした名曲です。なんていい曲なんだろう…と何回も何回も聴いて多感な時期を過ごしました(笑)今、私が曲を作ったり、ピアノで即興的に出てくるフレーズも何気に(この7thコードからの始まり方とか)この時期に凄く聴いていた彼等に教えて頂いた(つもり笑)賜物と思っています。秋のちょっと切ないけれど、でも感性が冴えわたるこの季節、是非このM.White の暖かくて優しさ溢れる歌声に包まれてみて下さい。きっと素敵なひとときになります。私から秋の夜風と共にあなたにお贈りします…。でも風邪には気をつけてくださいね笑

早いもので、もう9月も半ばになりました。今年の中秋の名月は来週の火曜日の9月21日という事です。満月が綺麗に見ることができるようなお天気になるといいですね。過ごしやすいこの季節になってあらためて日本の四季を日本人として誇りに思い、日本人でよかった…と感じます。私の住んでいる地域は、今日は雨が降りそうなどんよりとした空模様ですが、でも家でゆっくりといろんな事をしながら過ごすにはぴったり。。。という訳で、練習したり、前からずっとやらなくては…と思いつつ後回しにしていた譜面書きやら諸々、こもって過ごす1日です(笑)今日の曲は、そんな時に一緒に過ごす音楽、ちょっと寄り添いながら見守るように近くで静かな空間を作ってくれる優しさ溢れるサウンドです。Kenny Burrell のギターが素晴らしく心地良く響くMy Ship 。このKenny Burrell という素晴らしいギタリスト、カッコいいアタック感のあるアプローチが私は大好きなのですが、このMy Ship のように優雅な世界感を創り出すアプローチも痺れるくらいに大好きです…間もサウンドのひとつとして取り込んで展開させていくスタイル、もう溜息と共に『素晴らしい』以外例えようがない…。現在90歳ですが、今も素晴らしいギタープレイは変わらずのレジェンドです。今日は是非、この素敵なギターの音色に秋の風と共に浸って下さい。来週の中秋の名月の夜にもぴったり…。素敵なひとときと共にあなたに贈ります…。

緊急事態宣言期間がまたまた延長されました。仕方ない…と受け入れざるを得ないとはいえ、大きな音楽フェスでとんでもない状況の中開催されたイベントにおいては全く同業者として怒りを覚えます。さらにその中からクラスターが発生しているという情報も入ってきています…呆れるの一言、私達音楽を提供するミュージシャンをはじめ、エンジニア、イベントスタッフ等、どれだけの人間が協力しあって音楽を愛する人々の安全のために今、耐えているか…、もう少しなんとか頑張ろうと思っていた矢先にこの失態は残念でなりません。しかしながら、ミュージシャンが全てこのような人間ではありません。少なくとも私自身はこれからも1ミュージシャンとして心を込めてお客様に向けて演奏を提供していきたいと思っています。そのためには安心して聴いて頂く事ができる環境を確保する…それがこの状況下では一番優先させることと思っています。そしてそのためにも自粛規制に協力しあう、という1人ひとりの小さな行動が大切と思っています。そんなこんなで…色々と日々問題はありますが(笑)今日お贈りする曲は、George Benson が歌いそして素晴らしいギタープレイを聴かせてくれるThis Masquerade 。詩は「人間は皆、仮面舞踏会のような社会の渦に巻き込まれてしまっているのさ…」というとても深く重厚な世界感を歌っていますが、確かに社会に生きる私達は皆自分の本当の顔を見せない…というストレスと共に生きざるを得ないのが現実ですね。たしかに…。そんな日々にちょっぴり疲れたあなたに是非、お贈りします。George Benson の切ない歌声と、彼の素晴らしいギタープレイの展開…。ほんのちょっとでも疲れたあなたの心を癒やして、エネルギーを与えてくれます。やっぱり音楽のチカラは偉大です…。素敵なひとときになりますように…。

9月になって秋の始まりのちょっと切ない気分にもなる季節ですね。ちょっと楽譜整理しながらラジオを聴いていたらギターソロでこの曲が流れてきました。The Eagles のDesperado 。高校生の時、英語の先生がこの曲が好きだったようで、英語の勉強としてこの曲の詩を訳してみようという素敵な機会に恵まれました。その時がこの曲との出会いなのですが、懐かしいなぁ…と思いながら聴きつつもあらためて名曲だなぁと聴き入ってました。そして、久しぶりにThe Eagles の歌うDesperado が聴きたくなりました。「It may be rainin’, but there’s a rainbow above you …」詩を読んでいくと切ないけれど素敵な言葉がいっぱいの曲です。何か問題にぶつかって自分に自信がない時や、特に理由もなくでもなんだか寂しくて切ない…そんな時、きっと暖かな気持ちにさせてくれる優しさ溢れる曲です。メロディの美しさは当然のことながら、この『愛』をたくさん感じる詩は今生きている幸せを教えてくれます。まさにロックの世界のレジェンドです。ピアノソロでも久しぶりに弾いてみたくなりました。次のBass Line でのステージで是非あなたに聴いて頂けたら嬉しいです。そして今日はThe Eagles の演奏、Don Henley の歌声に酔いしれて下さいね…。9月も素敵な毎日になりますように…。

雨が降り続いた先週からは想像もつかないくらいの厳しい暑さになっています。自然の力とはいえ私達人間はついて行くのもたいへんです(笑)今日は8月最後の日、明日はもう9月ですね。コロナ禍で自粛規制がまた厳しくなり私達ミュージシャンの活動もまた制限されている状況ではありますが、私的にはこれも仕方ない事…と思っています。今はお互いに協力してできる事をするしかウイルス対策はないと思っている訳ですが、無謀な活動をしているミュージシャン仲間もいます。演奏したい気持ちは当然の事ながら、自分達を応援してくださるお客様に演奏を聴いて頂きたい想いはつのるばかりですが、その大切なお客様を想えばこそやはり安全性を確実に確保できるまではバンドでの密なライブはちょっと怖いな…と思っています。ミュージシャンそれぞれの考え方があり、様々な意見が仲間内で飛び交っていますが、しばらく私はピアノソロのスタイルで静かに聴いて頂く事ができる環境でのみの活動をしていこうという考えです。とはいえ…!まったくこのコロナウイルスというものにさんざん振り回されて困ったものです。なんだかんだと言っても今日も暑い残暑…、名残惜しい夏を感じながらカッコいいジャズの名盤をお贈りします。Benny Golson のKiller Joe 。私自身、サックスが入ったカルテットのライブ等で何回か演奏した事がある曲ですが、とにかくカッコいい!今日お贈りするバージョンはBenny Golson とArt Farmer が中心になり結成したJazztet 、なんと1960年に発表した(そんな古さは微塵も感じさせない)hard bop の名作です。ピアノは私の大好きなMcCoy Tyner 。彼は(ショックでしたが)昨年亡くなってしまいました。B.Golson はジャズ界のレジェンドとして90代になった今も素晴らしいサックス奏者であり私達ミュージシャンにとっても神様のような人です。知的なサウンドを奏でるArt Farmer とB.Golson の創り出すhard bop スタイルの格好良さにあなたも酔いしれて下さい。きっと暑さもコロナ禍の悩みも忘れさせてくれますよ。夏の終わりに、Benny Golson …ちょっぴり素敵な時間を…!

久しぶりに車を走らせて大好きな海を眺めにやってきました。お天気もいいせいか、バイクで出かけているライダー達にも何人かすれ違います。二人の女の子のライダーを見かけました。小柄な可愛らしい子だったのですが、きっとバイクが大好きなのでしょう、楽しそうにツーリングをenjoy している姿は、ほんのちょっとすれ違っただけの私もhappy をもらった気分…。私自身、今では車が大好き、ある意味、唯一の趣味!と言ってもいいくらい私にとって車の運転は自分を安定した状態を保つための大切な時間ですが、実はまだ若き(笑)20代の頃に最高に憧れていたことは車の運転よりもバイクでした。周りの(特に親)人達から大反対されて泣く泣く免許をとることも諦めた過去があるので、こうして女性ライダーを見かけると自分の20代を思い出して懐かしさと一緒に微笑みが溢れます。きちんと自分を持った揺るがない精神の女性…これが私のずっと目指す姿で、一人の世界感でバイクを走らせるライダーはやはりいくつになっても私の憧れです。その二人の女の子とすれ違いにちょっと目が合い、なんとなくにっこり笑ってお互いに挨拶しあい手を振ってわかれました。ちょっぴり瞬間的な出会いが清々しく素敵な偶然でした。さあ、彼女達と、そしてあなたに今日お贈りする曲はKeith Jarrett のMy Song …。いつもあなたらしく素敵な自分の世界を持って人生を楽しんでくださいね。私の大好きなレジェンド、Keith Jarrett のピアノのサウンドがあなたに沢山のhappy をもたらしますように…。海からいただいたエネルギーと一緒にこの曲をあなたに贈ります…。

暑い暑いと言いながら過ごした夏ももう終盤に入ってきているのでしょうか。ここのところ毎日のように雨が降り続く日々です。雨の合間にふっと吹く風は涼しさを通り越してちょっぴり肌寒さを感じます。コロナウイルスの勢いは衰えるどころか猛威をふるう状況で、いったい日本はどうなってしまうのか…、本当に不安な毎日です。今日も演奏の仕事は自粛規制で20時に終わり、家に帰ってきました。コロナ禍前、23時頃まで演奏をしていたことが今では嘘のようです。はやくそんな状況に戻ってくれる日が来る事を祈る毎日です。さあ、私の今夜の夜のひとときの時間…なんとなくJohn Coltrane のバラードを聴きながらちょっと前にもらった赤ワインを飲みたくなりました。是非、あなたにもこの曲をお贈りします。。。Coltrane Quartet の『Say It 』…。大好きな曲で、私自身、ピアノソロやピアノトリオでもよく演奏します。夏の終わりそして秋の始まりのちょっとセンチメンタルな気分になる季節に、Coltrane の甘いサックスの音色が優しく語りかけてくれます。今夜はあなたもお家でゆっくりと好きな飲み物を片手に、大好きな恋人、大切なお友達、家族、仲間…あなたに関わる様々な人達の事を想いながら静かな夜を過ごすのも素敵な時間ですね…。そしてColtrane の甘いサウンドも一緒に…。素敵な夜のひとときになりますように…。