何となく時々思う事です。私達人間は儚い生き物で、ロボットのように永遠のものでもありません。だからこそロボットには無い『感情』というものがありいろんな欲望(愛情、友情、健康、食事、衣服、住居等を求める欲求)のもとに生きています。とはいえ、コロナ禍の中であらためて感じる事は、先の事は誰にもわからない。だからこそ、刹那的に生きる生き方もあり、それが人間に与えられた一つの権利でもあり喜びかな…と思ったりします。そんな事を考えていてこの曲に出会いました。常田大希さん率いるmillennium parade のTrepanation という曲です。彼の世界観がすごく好きで、特にこのmillennium parade を通して感じる感覚はいつも私の五感を刺激してくれます。なんだかとっても深い話になってしまいましたが、常田さんの創り出すサウンドに今回のVocal 、Masumi さんの歌声が素晴らしく、とにかくカッコいい曲です。是非、今日はArt な世界観、そしてちょっぴり刹那主義的な気持ちにも浸ってこの曲と一緒に現代アート気分を味わってみてくださいね。あなたの眠っている感覚を呼び起こしてくれるかもしれません。素敵なひとときになりますように…。
dially
のんびりと生きていくのも…
今日からGWがスタートしましたが全国的に大雨のようです。今年のGW はコロナ禍の事もあり、おうちで家族と過ごされている方々もいらっしゃることでしょう。つまんない…。なあんて言わず是非そのおうちでのゆっくりした時間を楽しむのもいいものです。ましてや、連休のスタートにさっそく雨…だからこそ、家でゆっくり過ごしていると、生きていればまあいろんな事がある、コロナ禍もその一つだし仕事での様々なストレスでも悩み、疲れますね、、、でも…その悩みや疲れと同じ位様々な幸せがあります。今、おうちで過ごしている空間も幸せの一つ、ちょっと美味しいものを知った時の喜びも一つ、なんでもない事のようですが、そのなんでもない事を感じられる事こそ、生きている証…まで言ったら大袈裟ですか(笑)でも、まあのんびり行こうよ…、ゆっくりと…ね。と長い連休の間に一度自分をリセットすることができたら最高ですね。そんな気持ちを込めて今日、あなたにお贈りする曲はギタリストの曲です。日本のジャズ、フュージョン界を代表するギタリストの一人、高中正義さんのアルバムの中から『雨の景』。私が知った高校生の頃にすでにスーパーギタリストでしたが、今現在も素晴らしく活躍されている日本が誇る巨匠です。彼のギターは語りかけるように始まり、最終的にもう泣けるようなアプローチ、サウンドで、ギターが歌っているようです。雨にぴったりのテーマで私達に語り始めてくれます。そして、高中サウンドという最高の世界に連れ出してくれます。今日は、是非、窓から雨の降る景色を見ながら高中サウンドに酔いしれてみて下さいね。素敵なGW になりますように…。
家でもリゾートな気分!
ポカポカと気持ちのいい季節ですが、コロナ禍でいろんな規制があり、なかなか思うように出かけたりもできませんね。残念で辛い状況ではありますが、私自身は、家で過ごす事が基本的に大好きな人間で、好きな本と飲み物とお菓子、そしてBGM に好きな音楽が流れていたら、ずっと家で過ごしていても全く苦になりません。もちろん、たまにふらりと車を走らせて海を眺めに行ったりする事も大好きな時間ですが、家で好きなものに囲まれて一人の時間を味わう事も私にとっては大切な時間です。このコロナ禍でおうち時間が長くなり、いろんな事を考えるきっかけになりました。どんな事も思うようにはいかないし、誰も明日の事はわかりません。だからこそ他人からの目に惑わされず本来の自分に眼を向け耳を傾ける…。そんな生き方ができたらきっと素敵な人生かな…と思います。自分を見つめて自分だけの贅沢な時間を作ったら、おうち時間もきっと気持ちいいリゾートな気分でいっぱいになりますよね。今日はそんな気分にぴったりの曲です。ブラジル出身のヴォーカリストであり作曲家でもある、Ivan Lins の『Velas Lcadas 』。彼の作る曲を聴きながらゆったりと過ごしていると、ふっと今居る場所から旅に連れ出してくれて、そうしているうちに自分の中に潜んでいる五感を刺激してくれます。日本はこれからどんどん暖かくなり、夏に向かっている季節。おうち時間でもリゾートな気分で気持ちいいあなただけの時間になりますように…。
私達人間の無限の可能性
日に日に暖かく春の明るい日差しを感じることができるようになってきているにもかかわらず、コロナ禍はおさまる様子もなく、感染者数もまた増えてきてしまい不安な状況です。時短要請だけでなく緊急事態宣言の心配も出てきました。私達ミュージシャンも活動が大きく妨げられている状況ではありますが、もうどうしようもなく、感染対策や演奏するにおいてのやり方等で協力的になりウイルスに向き合っていくしかない。。。と考えています。ウイルスが自然からくるものなのか人為的なものなのか、専門的な事はわかりませんが、あらためて人間の儚さ、無力さを感じています。コンピューター等の発達により、怖いもの無しの時代にきたように見えて、でもこういった流れの中で、人間は弱いものであり、でもそれが人間らしいのです。なんだかこのコロナ禍でいろんな事を考えるようになりました。とはいえ、ずっとピアノを弾いて生きてきた私にとっては、音楽…というものは、私達人間が創り出した素晴らしく無限の可能性、どん底の精神になってもそこから救い出してくれるものであると思っています。もちろん、お医者さんでないので病気を治す事は出来ませんが、あなたにそっと寄り添ってくれるチカラを持っています。今日はTAKE 6というコーラスグループの素晴らしいアカペラナンバーをお贈りします。理屈はいりません…。眼を閉じて聴いて下さい。きっとあなたに優しく語りかけて、清んだ気持ちにしてくれます。。『Lullaby 』…。ちょっぴり疲れてしまっているあなたに…。素敵な曲です。
ちょっと気取った時間も…
今日はなんだか無性にGrover Washington JR.の曲が聴きたくなりました。その時その時の自分の心の動きでふっと聴きたくなる…そんな時ありませんか?そして気分が良くなったり、懐かしい自分を思い出させてくれたり、いろんな情景と共に素敵な時間を音楽は私達に与えてくれます。今日、皆さんにお贈りするのはそのGrover Washington JR.のアルバムの中から『Just The Two Of Us 』。この曲は、私の中では名曲トップ10に入る大好きな曲です。彼は、ジャズ、フュージョン界を代表する素晴らしいサックス奏者でありまた、素晴らしい作曲家でもあり、スムースジャズの礎を作ったミュージシャンとしても知られています。今の時代になり、ファンク系の曲は打ち込みも取り入れられてさらに新たなる格好良さも加わって私自身大好きなジャンルでありますが、この1980年代に作られたこのアルバムを聴いていると、やっぱり素晴らしいメンバーで作り上げられたサウンドは心に響き、思わず聴き惚れてしまうカッコよさがあります。Vocal のBill Withers のちょっと哀しげでクールな歌声も魅力的ですが、やはりなんと言ってもGrover Washington JR.の奏でるサックスは何故か遠い昔を思い出させてくれて、ちょっとセンチメンタルな気分にしてくれます。おしゃれな空間を演出してくれる素敵な曲です。一人きりの時間に想い出に浸りながら聴くのも、大好きな恋人と一緒に過ごしている時に聴くのも、どちらも素敵な空間にしてくれます。たまにはちょっと気取った時間もあなたらしくてきっと素敵ですよ。
素敵なLOVE SONG
桜の花は散ってしまいましたが、なんだかいろんな事に前向きになる事ができる春の季節、ウキウキした気分にもさせてくれますね。日本では今のシーズンは天候も穏やかな日が多いせいか、あるいは新たな気持ちにさせてくれる時期だからなのか、結婚式があちらこちらで開かれてまさにWedding シーズン!です。コロナ禍で、あまり派手な演出や盛大なパーティは残念ながらあきらめざるを得ない状況ではありますが、やっぱりHappy な二人を祝福する気持ちは、まわりのみんなもHappy にしてくれるチカラを持ってますね。今日は、そんな季節にぴったりの曲です。世界的にも言わずとも知れた名プロデューサー、Quincy Jones のアルバムから『Setembro 』という曲です。ブラジルの公用語であるポルトガル語で『9月』を意味するそうです。彼自身も世界中の結婚する二人に贈る想いを込めて作曲したそうです。「余計な言葉はいらない、幸せな二人の物語がそのまま歌となるんだから意図的に歌詞はつけなかった」という事です。曲と共になんて素敵なコメントなんでしょう!とはいえ、さすがQuincy Jones!参加ミュージシャンはハービー・ハンコック、ジョージ・ベンソン等、バックミュージシャンというには少し違和感を感じてしまう、あまりにも素晴らしいレジェンド達です。素晴らしいミュージシャン達が祝福の気持ちを持って演奏という形でHappy を運んでくれる。。。そんな素敵な曲です。『結婚』だけでなく大好きな人と過ごす事ができていたり、大好きな家族と何気ない日常の中に溢れる愛であったり、、他にも色々いっぱいHappy はありますね。4月の穏やかな日、幸せいっぱいになりますように…と想いを込めてこの曲をあなたにお贈りさせていただきます…!
神秘的な海…
4月になりました。桜の花が咲くようにコロナで落ち込んだ空気も少しずつでも明るくなっていくといいですね。コロナウイルスで自粛規制が厳しくなっていた時期は私自身、演奏もキャンセル続きで家にこもって練習したりする日々でしたが、その合間に時間はたっぷりあったので本当によく一人で車を走らせて気分転換に大好きな海までドライブに行きました。海は眺めているだけでも『無』にしてくれて疲れた心を癒してくれます。今日は、私の大好きな映画監督、Luc Besson の作品の『ATLANTIS』をお贈りします。Luc Besson 監督の作品は名作がいくつもありますが、この作品は、いっさい会話がなく、美しい海の中の映像と一緒に彼なりのコンセプトで創り上げられたストーリーです。音楽は、Luc Besson といえば…という位、彼の作品にはなくてはならない作曲家、Eric Serra 。この『ATLANTIS』を観ていると、海の中の神秘的な世界に引き込まれていき、そして、海の中にもいろんなストーリーがあることを教えてくれます。その中に私達人間が入っていいのか…それはいろんな考え方があるのでしょうが、神秘的…というところまでにしてあとは自分のインスピレーションの世界感を楽しむ、自分自身のストーリーを作っていく…美しい海を眺めていつも私は自分にそんなふうに語りかけています。今日はその『ATLANTIS』の中からTime To Get Your Lovin’をお贈りします。Vanessa Paradis がVocal で参加してます。彼女のキュートな歌声も海の中を可愛らしく泳ぐ人魚のようですよ。あなたも、ちょっと時間を作って海を眺めに出かけてみてはいかがですか?その時のBGM には是非…この曲を私からあなたに…。
雨が降っている昼下がりには…
今日は全国的に雨が降っているようです。これから咲こうとしている桜の蕾にはきっと嬉しい恵みの雨なのでしょうね。私的には、雨が降っている日というのはなんとなく静かな気持ちになり(もちろん仕事もなく家にいる日に限りますが、、、)ゆっくりと好きな飲み物でも飲みながら本を読んだりして過ごすことができる、好きな時間の過ごし方ですが、やはり晴天の空とは違い、外は薄暗く雨音も淋しげに感じてしまう空気は否めませんね。そんななんとも例えようのない雨の昼下がりにフッと聴きたくなるのがRICKIE LEE JONES の歌声です。私が彼女を知ったのは、大学生の頃でした。大人の世界に憧れでいっぱいの時期、彼女のさりげなくタバコを吸う仕草がカッコ良く見えて、こんなカッコいい女性になりたいなぁ、、、なんて思いながら物憂げで心細げで、でもなんだか芯の強さを感じる彼女の声に聴き入っていました。孤独が似合う女性。孤独の中にもなんらかのメロディーをいつも持っている、可愛らしくてカッコいい…それが私にとってのRICKIE LEE JONES です。今日のように雨が降っているお昼下がりに彼女の歌声が心地よく寄り添います。RICKIE LEE JONES が歌う『Company』。雨音と一緒に聴きながら、あなたにとって素敵なひとときになりますように…。
ストーリーのある音楽
雨が降ったり、そうかと思えば気持ちがいいほど暖かいお天気だったり、そんな神様の気まぐれ(な訳はないでしょうが笑)のような日々の繰り返しで、もう桜が咲く春は近くに来ていますね。皆さんの春の予定は何かありますか?コロナウイルスの状況から言ってもまだ静かに過ごしていた方がいいようですが、一人でふらりと穏やかな春の季節を楽しみにお家の近くをお散歩してみるだけでも小さな幸せを感じるかもしれません。いつも忙しく過ごしていらっしゃる方は是非、そんな時間を過ごすことができますように、、、。今日は私の大好きなギタリストであり作曲家でもあるPat Metheny の曲をお贈りします。彼の創り出す音楽を聴いているとどんどん自分の中でいろんなストーリーが生まれてきます。スタンダードジャズを彼のギターで展開していくアドリブラインはもちろん大好きですが、もっと私が好きなのは、彼が率いるPat Metheny UNITY Band (もともとPat Metheny Group として活動していましたが少しメンバーチェンジもして現在はこのバンド名で活動中です)が創り上げる素晴らしい世界です。Pat Metheny の繊細なギターアプローチ、そして素晴らしいミュージシャンによって醸し出されるドラマチックな空間。。。是非、今日は静かに一人でこの曲と一緒にあなただけのストーリーの世界を楽しんでみてはいかがですか?日常の中で頑張っているあなたに私から心を込めてお贈りします。素敵な春に(静かに笑!)乾杯。。。
ありがとうポンタさん…
日本を代表するドラマーの村上ポンタ秀一ことポンタさんが亡くなりました。嘘でしょ…。と最初は信じられず単なる変な噂…と思っていたら本当らしい…というニュース。ひたすらショックでした。ポンタさんと言えばJ-POP から演歌までありとあらゆるジャンルの曲をドラマーとして手がけてきた方ですが、なんと言っても私にとっては彼の率いるバンド『ポンタボックス』です。あのポンタさんならではのシャウト感、キレッキレのアプローチ、でもけっして独りよがりにならない、、どころかポンタさんのドラムによって曲が何倍もキレのあるリズムでドキドキするような音楽に仕上げてくれる、、素晴らしいドラマーです。ポンタボックスのメンバーでもあったピアニスト佐山雅弘さんも数年前にお亡くなりになりました。佐山さんのようなピアノの音色を目標に日々ピアノに向かっていました。ポンタさんにおいては、私の中では勝手に、ずっとポンタさんはポンタさんらしくドラムも生き方も永遠の人…!と思っていましたが、ポンタさん、あなたもやはり人間だったんですね…。でももっとポンタさんのドラムが聴きたかった。ポンタボックスをまたライブで聴きたかった。ポンタさんに語りかける気持ちで今日はポンタボックスの曲を皆さんにお贈りします。佐山さんのピアノが天国に旅立ったポンタさんを優しくあちらの世界で迎えているようです。ポンタボックスの中から『Pooh Song 』…。カッコよくて素敵な曲です。