う〜ん、素晴らしい!と唸ってしまう名演のお届けです。1986年12月に行われたスーパーギタリスト5人によるライヴです。ちょっと疲れた時にはこういった凄すぎる!とも言える演奏を聴くと、何というのかシャキッとした気分になります。まさに私にとっては喝をいれられた…という感じでしょうか。John Abercrombie 、John Scofield 、Larry Carlton 、Larry Coryell 、Tal Farlow そしてBass はJohn Patitucci 、Drums はBilly Hart という凄すぎるセッションライヴです。Tal は、一度引退をしていますが、なんと言ってもこのギターですから、、1968年に復帰して活動をはじめます。(そんな彼を音楽の世界に呼び戻すのに一役買ったのがJim Hallらしい。)このメンバーの中では一番年長者なのでTal を囲んでのスーパーライヴという感じがしますね。刺激的でありながら素晴らしいギタリスト達の個性も見え隠れするアプローチに魅了されつつ、さあ、私も彼等のエネルギーを頂きながら色々(笑)頑張ろう…と思いながら聴き惚れるひとときです。『Autumn Leaves 』。様々なミュージシャンが演奏していますが(私もよく演奏します)このスーパーライヴは是非必聴です。今宵は5人のスーパーギターアプローチに酔いしれてみてくださいね。蒸し暑い夜になりそうですが、エネルギッシュな名演と共に乾杯…!

ずっと夏のような暑さが続いています。梅雨入りももうすぐでしょうからその前の天候…この暑さもちょっと愛おしく味わっておこうかな…なんて思ったりもします。素敵なR & B を聴きながら大切な人と過ごす初夏の夜…素敵ですね。今日はそんなあなたにお届けです。Bruno Mars とAnderson Paak からなるアメリカのスーパーDUO 『An Evening with Silk Sonic 』のアルバムからの一曲。大好きな人と過ごす素敵な時間、大好きな人を大切に想いながら、是非聴き入ってくださいね。自分にとって大切な人に出逢えてその人と同じ時代を生きている…、なんか人との出逢いは神秘的ですね。『Leave The Door Open 』ちょっと懐かしさのあるメロディラインと甘いサウンドに酔いしれます。暑い初夏の夜、、さあ冷たく冷やしたワインで乾杯…。

片岡義男さんの書く小説やエッセイの世界観が好きで、今もよく読んでいるのですが、彼の本の中で知った素晴らしいギタリストです。レジェンド達に影響を与えたスーパーレジェンドとでも言ったら良いのでしょうか、ジャズギタリスト、TAL FARLOW のお届けです。1950 年代にもの凄い桁外れのテクニックとスピードのアプローチで数年間活躍してあっさりと第一線を退いた…というミュージシャンです。圧倒的なスイング感と超高速プレイで攻めているのですが押しつけのない美しい音色、聴き出したら取り憑かれてしまう程のハーモニクスでアドリブを紡いでいく旋律、もう彼の虜になってしまいます。TAL を聴きながら何を想い、何が見えているのか…片岡義男の小説の中では居心地良くTAL の音色と共に過ごす素敵な女性のストーリーが展開しています。そして…、なぜ絶頂にありながらTAL は1950年代末に引退したのか、、、それは、結婚を機に家族との時間を大切にするためだったそうです。本業が看板描きで、充分に生活していくことができたため、ミュージシャン業には何の未練もなかった…という事。カッコいいな〜と唸ってしまう。今日お届けは、アルバムTAL FARLOW Quartet の中から『Lover 』。ピアノではなく、2ndギターを入れてのquartet です。TAL は当然ですが他のメンバーの超高速プレイも圧巻…。生き様もプレイも更にルックスも笑、カッコ良すぎなTAL FARLOW に酔う私です…。

月…というのは毎日様々な形を魅せてくれます。満月もあれば三日月等、少しずつかけていく動きも自然の中に生かされている事を教えてくれる素敵なアプローチですね。太陽と比べると『月』はなんとなく冷たさを感じる星ですが、その冷たさ、刹那的な想い…冷たい音、去っていく時間の速度、美しさと寂しさを感じます。哀しさ、寂しさをわかっている人は美しい…ちょっと詩的な表現ですが、そんなふうに思います。そして、この曲は月と孤独が似合う…。坂本龍一氏のAmore (愛)。オーケストラと共演の作品もありますが、この坂本龍一氏のピアノヴァージョン、本当に美しい世界観です。静かな夜に三日月が空から降りてくる…そんな想いになります。あなたに贈ります。素敵なひとときを…。

6月。今日は梅雨入り前の晴れやかな日です。リリカルなジャズを聴きながらの午後の時間をあなたに…そんな想いです。Stan Getz & Bill Evans の共演のアルバムをお届けします。Bill の抒情的なピアノに寄り添うStan Getz のサックスの響がたまらなく心打たれる名盤です。仕事の途中、ちょっとひと息、美味しいコーヒー或いは紅茶でも飲みながらイライラした自分を優しい心に戻してくれるようなサウンドです。やっぱり音楽の力は大きいですね。因みに、このアルバム、1964年に収録されているにも関わらず、リリースは10年後になった、その理由は彼等の両方が発売の許可をしなかった…という曰く因縁のある作品らしいです。う〜ん、、私的には素晴らしい作品なのになあ…なんて思っていますが、曲によっては(あくまでも私だけの意見です笑)エルビンのドラムが2人のイメージと離れた感じのものもあるような…そのあたりかな…と思ったりもして…。でも、良い意味で本来のエルビンらしくない程、曲のサポートに徹している物も何曲もあり、とにかくアルバムとして歴史に残る名盤と思います。是非アルバム全て聴いてみて下さいね。今日お届けの曲は、その中から『Grandfather’s Waltz 』。いつまでもBill のピアノを聴き続けていたい…と思ったりしてしまう曲です。そんな中にStan Getz が雰囲気を壊さず寄り添う、、2人の音の調和こそ名盤…と語り継がれる理由のひとつ。私の大好きな曲です。午後のひととき、素敵なJAZZと過ごす時間があっても良いですね。穏やかな空気があなたに流れますように…。

最近、何故だかPrince を聴きながらドライブの気分です。昔から大好きですが先日Blog に揚げたのをきっかけにあらためて聴き直すと素晴らしいArtist…は当たり前で、ギタリストとしても本当に素晴らしい…!もうカッコ良すぎる、とはこの事。Prince はギター以外にも様々な楽器を演奏しますがギターはやっぱり特別ですね。身体の一部のように演奏する…って言う感じです。今日はその数多くの作品の中からアルバムThe Rainbow Children の一曲。2002年12月ラスベガス公演のライヴ映像です。これを観ると、彼が名プレイヤーであり更に圧倒的なライヴパフォーマーである事も実感です。2016年に57歳の若さで急逝した孤高(私にはそんなイメージがあるのです)の天才Prince 。切なくも美しさに拘るサウンドもあれば繊細でありつつも攻めまくる…楽器を演奏しているものの自分の身体の一部として表現しているサウンドが素晴らしくカッコいいのです。今日は是非Prince のギターに酔って下さい。バックミュージシャンも当然のことながら素晴らしいメンバーです。曲は、『1+1+1=3』。彼の創り上げるbeat に乗って素敵な夜に乾杯…。

今日は朝から凄い雨。風も強くて大変な日です。あなたの住んでいる地域は如何でしょうか。日本の広い範囲で雨…という事ですので気をつけて過ごしてくださいね。今私は室内にいる状況の中、ふっと手を休めて外の雨を見ていると人間ではコントロールできない自然界の強い力をあらためて感じます。自然の動きに逆らうことはできず、受け入れながら日々過ごしていく…そんな事を再認識します。ちょっとセンチメンタルな気分になりつつもさあ、出かけよう、、と思います。今日の曲は、Player というアメリカのバンド。私が知ったのは彼等が大ブレイクしたずっと後の時代ですが、中学生の時FM ラジオから流れてきて、なんてカッコいい曲なんだろう…と感激して聴き続けている一曲です。なんか雨の降っている日に聴いていると色んな想いと共に聴き入ってしまう曲です。中高生の頃はテスト勉強しながら、そして今は仕事に向かう車の中で…シチュエーションは違えどやっぱり感動はそのまま…。Sentimental という言葉が似合うメロウなロック。あなたに贈ります。Player 『Baby Come Back 』今週もあなたらしい毎日でありますように。

日本を愛して、日本人である事に幸せを感じつつも、私は10代の頃からアメリカの広大な土地そして自由な精神、アグレッシブに切り拓いていく生き方に凄く憧れ、現在に至っています。アメリカの開拓時代の話や、アメリカ文学もたくさん読みまくり、今もヘミングウェイは大好きな小説家のひとりです。日本に住んでいると『普通』でいることを良しとされ、ちょっとズレてしまうと、それは個性ではなく変わった人…(マイナスのイメージ)となり自分を見失いそうになります。自由の国アメリカ…。もちろん、自由、というものには責任も伴い、やりたいように振る舞う代わりに自分の行動に責任を持って考え自分でやる。これは簡単にできそうで、でも実は心が強くないとできないのではないか…と思うのです。この考えを日本で話していると時には勝手な人、なんて言われてしまったりもするのですが、アメリカでは自然な空気感で生きていられたりします。国民性、と言ってしまえばそれまでですが、責任を持ちながら、自分スタイルで周りに流されることのない生き方(もう既に私はしていますが笑)をしていたいものです。人としての幸福感はそれぞれで、時には寂しく孤独で不安であっても自由というものを持っていることで満たされている事もあったりするわけですね。この曲を聴く度にそんな事を思います。『Georgia on My Mind 』今日はRay Charles のヴァージョンでのお届けです。アメリカ人のspiritsと強さを感じます。日本人の私ですが、ちょっと憧れ見習いたいな…と思ってしまうところです。何かに流されそうになったり、自分を見失いそうになったら、、ちょっと休憩して…、この曲に聴き入って下さいね。きっと素直な涙と共に素敵な時間が訪れますよ…。

GW の気分がなかなか抜けなくて…と日々お仕事頑張っている方もいらっしゃる事でしょう。楽しんで生き生きとお仕事に向き合う姿勢も素敵な事ですが、やっぱりお休みの日に好きな事をして過ごすのは楽しい時間ですよね。そんなバランスを取りながら毎日を過ごしてくださいね。今日は金曜日。今夜から明日明後日はお休み…というあなたに素敵なサウンドをお届けします。Mark Maxwell というSaxophone奏者のアルバムDreams Of You からの一曲です。Saxの音色は官能的であると同時に暖かく甘美、そしてお洒落な気分にさせてくれる…まるで好きな人に包み込まれているような世界に連れ出してくれる…そんな楽器です。Mark Maxwell が奏でる音色とgroove感溢れるリズムが最高にお洒落でカッコいいあなたを演出してくれます。ちょっと気取って週末の夜を過ごすのも素敵、土曜日に早起きしてドライブに出かけるのもいいですね。是非この曲と一緒に。『Sweetness 』…。甘いひとときになりますように…。

Pat Metheny の創り出す音楽の世界がとても好きです。ギタリストとして素晴らしいテクニックはもちろんのことですが、それよりも詩をサウンドで表現する…とでも言ったら良いのか、そんな彼の感覚、色彩が浮かんで胸がいっぱいになって哀しいような寂しいような…でもなぜかあたたかい嬉しさのような…その世界観が好きで時々、大好きな海を眺めながら聴いています。そして、その世界に身を委ねて聴いていると時間が経つのも忘れてしまいます。今日あなたにお届けするのは私にとって大切な一枚Watercolors というアルバムの中から『Sea Song 』。このアルバムの叙情的な美しさはLyle Mays のピアノの繊細なテクニックと感性も忘れてはならない…という気がします。アルバム一枚が一つのストーリー…Pat Metheny とLyle Mays のアルバムコンセプト、そして感性が私達に語りかけてくれます。今日はその中からアルバム最後を飾る曲『Sea Song 』、素敵な曲です。じっと眼を閉じて聴き入る…そんな時間も毎日の中で大切なひとときです。穏やかな夜をあなたに…。