今日8月6日は広島原爆の日。様々な思いをされて生き抜いた方のお話を聞く度に涙が止まらない(こんな表現自体安易すぎて不適切な事承知の上で)思いです。私自身、小学校の時に戦争の出来事を歴史の一つとして学び、衝撃的すぎて、でも日本では特に小学校教育の中ではあまりにもさらりと授業が過ぎていく事に違和感を覚えた記憶があります。今、大人になり自分の気の済むまで調べたりする事ができる環境で、やはり思うことは、、この時代自体があまりにおかしすぎる…。確かに誰が悪い、という答えは出せるのか…そこに行きつきます。とは言っても広島においての犠牲者は全く一般の人々であり、普通に生活をしている中で一瞬にして人生は暗転。亡くなった家族や仲間、友達、ずっと会いたいと思い続けて今も頑張っていらっしゃる方々のお話を聞いていると、今の時代に甘えて生活をしている自分が恥ずかしくなります。やはりいつの時代になっても日本人として戦争の話、犠牲になった方々への思い、、は忘れてはならない事と思います。犠牲になられた方々がいるから自分が今ここにいられるのかもしれない…。そんな事を考えながら日々感謝の気持ちを忘れずに生きていきたいものです。山崎まさよし『One more time,One more chance 』この曲は私にとって色んな思いのある曲。。。。大切な人を思いながら、また会いたい…と思う人を思いながら、、、優しい気持ちで聴いてくださいね。戦争で犠牲になった方々、どうぞ天国では安らかに…。
坪井きみ
車とJamiroquai 、このone setで取り戻す自分…
もう7月も終わりに近づき夏真っ只中です。暑い日々が続いていますが、そうは言ってもやっぱり太陽が光り輝くこの季節は海に向けてドライブしたくなります。本来、家大好き人間でインドアな私ですが車の運転は全く別物で、車大好き、運転大好き…街中の渋滞を抜けて海に向かってドライブを楽しみたい欲望にかられます。久しぶりに仕事が入っていない今度のオフ日には海に向けて車を走らせようかな、、と思っています。そしてそんな時、車の運転を楽しむ時に必ず…と言っていい程一緒に過ごすサウンドが何曲かあり、その中の一曲を今日はあなたに贈ります。Jamiroquai 、私にとって音楽的な影響だけでなく様々な方向からの憧れでもあり、ずっと聴き続けているイギリスのバンドです。今回はその数多くの作品の中から『Stillness in Time 』。彼等の初期の作品で、リードヴォーカルのJay Kay とキーボード奏者のToby Smith (この2人によるJamiroquai サウンドが私は特に好きです)によって書かれた作品です。さあ、Jamiroquai と一緒に久しぶりに海に向けて車と過ごす時間、、、ちょっとした楽しみです。あなたにも素敵な夏時間が訪れますように。Jamiroquai の『Stillness in Time 』を聴きながらちょっとした夏のお洒落時間…なんて気取って過ごすのも楽しいひととき。。。是非、素敵なあなたにも…。
時にはメランコリックな夏の夜…松岡直也サウンドに浸るのも…
今日は日本が誇るラテンジャズのレジェンド松岡直也サウンドのお届けです。彼のサウンドは分野に分ければラテンジャズという事になりますが、私的にはどこにも属さない『松岡直也サウンド』ではないか…と思います。それ位、聴けば直ぐに松岡直也ラテンジャズとわかる個性溢れるサウンドの展開が素晴らしく、ピアニストとしてのテクニックもさることながら作曲、アレンジに於いて日本が誇る名アーティストです。私は高校生の頃に知り、彼をはじめ彼のグループのミュージシャン達の名演奏に衝撃的な程打ちのめされ、日本のスタジオミュージシャンのクオリティの高さに感動し、憧れ、、、そして現在に至ってます。松岡直也さんは2014年に病気で亡くなられてしまいましたが、彼の残されたアルバム、そしてなんと言っても音楽スタイルはずっと語り継がれていく事と思います。今日は彼の名アルバムLong for The East から『The End of The Way 』をあなたに贈ります。このアルバムは夏のちょっと切ないメランコリック的な響が凄く素敵です。参加ミュージシャン達はいうまでもない、私の世代にとっては大先生というスタジオミュージシャンの面々です。日々頑張っていると様々な事がありますが疲れた身体と心、時には自分で自分を優しく甘えさせてあげるのもいいことですね。そこに素敵な音楽があればさらに幸せ…。夏の夕暮れから夜になるちょっと曖昧なひととき、松岡直也サウンドと一緒に夕陽に乾杯…。
これぞPat Metheny の最高傑作、暑い夏と一緒に…!
今日も暑さは半端なく、車を運転している中エアコンを効かせていても暑い!本当に気をつけて水分補給をしていないと危険な状況ですね。熱中症にはくれぐれも気をつけてくださいね。さあ、そんな暑い夏こそ熱いジャズサウンドは最高です。今日は、Pat Metheny Group のアルバムStill Life からのお届けです。このアルバムはPMG の代表作の一つとして有名ですが(グラミー賞のジャズ部門においてBest Jazz Fusion Performance,Vocal or Instrumental を受賞です)私的には最高傑作であると思います。今回はその中から『Third Wind 』、もう素晴らしい、、、としか言いようがないというのか…物凄いパッセージで進んでいくメンバー達のテクニックは言うまでもないのですがPMG の創り出すストーリー、Metheny とMaysによって出来上がった旋律に様々な色付けをされて展開されていくストーリーは感動的です。怒涛の演奏でありながら魂に語りかけるようなサウンド。。。暑い夏に熱いジャズサウンド、この組み合わせは私にとって夏を乗り切る一つのスタイルであり、また楽しみでもあります。車を運転している時に聴くのも最高なひとときですが、やはり自分の部屋で好きな飲み物と一緒にとことんサウンドに集中して聴き入る…そんな夏時間が好きです。あなたにも是非、こんな素敵なひとときを…。
真夏の夜、Horace Silver に酔う贅沢な一人時間
暑さが日毎に増す夏本番がやってきました。花火大会も開催されはじめ、色んな夏の楽しみ方を皆んなされている事でしょう。私は毎年、こうして夏本番になってくると一人静かに夜空を眺めながら熱いジャズサウンドが聴きたくなります。何か好きな飲み物も一緒にね。私の中では、ああもうそんな夏の季節がやってきたな…という感じです。夏の夜空が最高に似合う私の好きなジャズの中からの一曲を今日はあなたにお届けします。ジャズピアニストHorace Silver の傑作の一枚とも言われているアルバムThe Cape Verdean Blues から『The African Queen 』。アフリカ民謡からヒントを得て作曲されたとのこと。エキゾチックな旋律をfunkyかつjazz スタイルに素晴らしいアレンジするレジェンドで(とにかくカッコいいのです)今の時代のラテンとジャズの融合で繰り広げられているACID系CLUBミュージックが好きな方ならきっと虜になるジャズピアニストです。夏祭りにお出かけしたり花火大会に行ったりも楽しいひとときですが、一人静かに音量をマックスにして聴き入っていると、この格好良さと迫力で気分もスカッとして夏の夜空を独り占め…そんな気分になります。メンバーのWoody Shaw のトランペット、、太い音色なのにfunkyな格好良さがあり、それに応じるようにJoe Henderson のテナーが冴えてます。そしてなんといってもHorace Silver のピアノ、Bob Cranshaw のベース、Roger Humphries のドラムが創り上げるリズム&ビート、これぞHorace Silver のモードジャズの世界でありgroove…。傑作と言われるのも当然な一枚です。今夜は是非、あなたも真夏の夜とHorace Silver の世界に浸ってみてくださいね。熱いサウンドと共に素敵な夜のひとときになりますように…。
Keith のピアノで夏に乾杯…!
Keith Jarrett のアルバムBELONGING を聴いています。アルバムMY SONG と違い、ちょっとマニアックな作品ですが、私は断然こちらのアルバムの方が作品全体のストーリーの構成等、完成度の点では上である…と思っています。ピアノソロのKeith も素晴らしいのですが、このアルバムを聴いているとKeith らしさもガッツリ出ていて、これぞKeith のピアノサウンド…という感じです。是非、このアルバムは一曲だけでなく、アルバム全体を一冊の本を読み進めるように聴くのがお勧め。夏の夜、冷たい飲み物と彼の熱いサウンドを聴きながら過ごすひととき、ちょっとした幸福感に包まれます。今日はそんなこんなで、、、Keith Jarrett Quartet をあなたへお届けです。北欧のミュージシャン達との作品の一枚で、サックス奏者Jan Garbarek とKeith のピアノのキャッチーな掛け合いにべースPalle Danielsson とドラムJon Christensen のシャープで瞬発力あるリズムセクションが心地良く響きます。夏の夜にJAZZに浸る…気持ちいい最高なひとときをあなたにも。。。Keith Jarrett のアルバムBELONGING から『The Windup 』。夏の夜に乾杯…!
Earl Klugh のサウンド、爽やかな夏空…
毎日厳しい暑さですが水分をしっかりとって熱中症には気をつけてくださいね。ここ近年の暑さは異常になっているようで地球もちょっと心配です。とは言ってもエアコンを使わないなんて事は少なくとも日本の夏は自殺行為に近く、温暖化問題の難しいところです。今日はそんなことで清涼剤のようなサウンドをあなたにお届けです。爽やかなサウンド…と言うといろんなミュージシャンが浮かんできますが、真っ先に私の中で上がるのはEarl Klugh のギター。爽やか…だけで語るのは少し失礼なくらいの素晴らしいギタリストなのですが、ここではそんな難しい話は置いておき、とにかく彼のサウンドを聴いていると気持ちが落ち着きます。その彼の作品の中から『Living Inside Your Love 』をあなたに。。。1976年の作品ですが、当然私もオンタイムではなく、もうすでに名作と呼ばれるようになった時に知った曲です。その時groove溢れるリズムに美しいほど爽やかに繰り広げられていくギターサウンド、、、なんてカッコいいのだろう…と感動しましたが、今、この令和の時代に聴いても色褪せない格好良さ。名曲に時代は関係ない、ということをあらためて感じます。ちょっと専門的な話になってしまいますが、今あらためてクレジットを見ての驚きが参加ミュージシャン。全員物凄いレジェンドです。夏の太陽の輝きと共に爽やかなサウンド、そして名演奏に浸って過ごすのもこの季節ならではですね。冷たい飲み物と一緒にね、、、乾杯…。 Have a wonderful summer !
夏の夜とEarth,Wind & Fire のバラード
厳しい暑さの日々ですが、なんだかんだといいながらも夏がやってきました。皆さんにとっては夏というとどんなイメージがあるのでしょうか。楽しい夏休み、サマーヴァカンス、花火、様々な楽しい場所に出かけて出逢いの季節でもあるのかもしれませんね。happyな夏になることを願っています。私は、夏という季節は特に夜が好きで、昼間の熱った身体や心を休めてゆっくりと夜空を眺めている時、ちょっとした幸福感に包まれます。そこに好きな飲み物と好きな音楽があれば、もう少しくらいの悩みや嫌なことなんて忘れてしまいます。こうやって四季折々の楽しみ方ができる日本はやはり素敵な国ですね。今日あなたにお届けの曲は、Earth,Wind & Fire の『you 』。この曲は私の大好きな作曲家、編曲家のDavid Foster からの流れで知った作品ですが、David Fosterが手掛ける E,W & Fの数々のバラードは名作である事は言うまでもない話。。。私にとっても音楽的、精神的、いろんな想いと共に聴き続けているサウンドです。静かに夏の夜空を眺めながら聴いていると穏やかな優しい自分を取り戻せたような気分になります。今夜は是非この曲と一緒にあなたも夜空を眺めながら穏やかなひとときを…。熱中症にはくれぐれも気をつけてね。
やっぱりこのサウンドは大好き、Suchmos …
Suchmos が帰ってきました。活動を再開すると発表してヴォーカルのYONCE が「Suchmos というバンドが今までと変わらずいくのか、変わるのか、それはどちらとも言えないしどちらの可能性もある…」と言っていましたが、Suchmos サウンドは変わらずgroove にのせた彼等の想いは健在です。素晴らしいミュージシャンが集まっているバンドであるにも関わらず、彼等独自のプレゼンの仕方で活動を続けるスタイルだからこそ変わらない魅力があるのかもしれません。変わっていくのがいいのか、変わらないのがいいのか…なんとも答えの出ない事ですが、この情報社会に流されない程度にアップデートしつつ、自分らしさや自分で良いと思っていることは変わらず貫いていきたいな…と思ったりもします。このSuchmos のようにね。今夜仕事終わったら早速、このアルバムと一緒に夜のドライブに出かけようかな…。今日のお届けはSuchmos の最新アルバムSunburst から『Eye to Eye 』。もう来週には梅雨明けとも言われているくらいの暑さですが、熱中症に気をつけながら夏ならではの輝きや開放感も楽しんであなたらしい毎日にしてくださいね。さあ、今月もあなたにとって楽しくて素敵な7月になりますように!
Bill Evans のピアノの甘さと切なさ
久しぶりにBill Evans を聴いて過ごしています。どうしても仕事柄、一応ピアニストの端くれとしてピアノ演奏はけっこう真剣に聴いてしまいリラックスタイムに案外ならず、その中でもEvans という人は散々分析して追求して学ばせて頂き、少しでも近づくのを生涯かけて目標にしているレジェンドなので、何かをしながら聴いたり、癒しのひとときの時間に聴いたり…という事がなかなかできないビッグすぎるピアニストの一人。。。なのですが、やはり久しぶりに聴いてあらためて彼のピアノの音色の甘さ、コードの洗練された構築…唸ってしまいますね。。。と、こうなるからいけないのですが…笑。特に今日お届けのアルバムは1969年の作品で、彼が最高にのっていて彼自身も一番前向きだった時代の名盤ですから、、、とにかく、理屈抜きにして梅雨の合間のちょっと穏やかなお天気の午後、Bill Evans サウンドに浸るのも素敵時間です。Evans Trio にフルーティストのJeremy Steig を招いてのアルバムWhat’s New から『Spartacus Love Theme 』。この曲は映画SPARTACUS テーマ曲で私自身も美しいメロディラインが好きでよく演奏しています。この甘く切ない旋律をBill Evans とJeremy Steig によってさらに磨きがかかり素晴らしく美しい世界観の一曲です。あなたにこの曲と一緒に穏やかな午後が訪れますように。素敵な週末にしてくださいね…。