カッコいい…その一言に尽きるバンドです。アメリカのGroove Collective というバンドですが、私が最近知ったAcid系のサウンドです。ジャズスタイルを基本に全ての楽器の音色がgroovyに心地良く響き、grooveの格好良さとはこういうもの…とあらためて感じさせてくれる。この素敵なバンドのアルバムWe the Peopleの中から今日は『Fly 』という曲をあなたに贈ります。私が最近知っただけで、1990年に結成され活躍し続けているバンドですからメンバーの顔ぶれも素晴らしく名の知れたスタジオミュージシャン達です。そのメンバーが集結してgrooveというものに拘り出来上がった世界観は一言「カッコいい…」。最近の私はこの彼等のサウンドを楽しむために車に乗ってドライブに出かけたりもします。お洒落な気分で最高のリフレッシュタイム。あなたにもそんな素敵時間が訪れますように。素敵な5月の風と共にね…。

今日は私のとっておきの一枚のアルバムの中からのお届けです。ギタリストとしても大好きなPat Methenyですが、彼の天才がまさに確立された一枚かと思います。日本では上映されませんでしたが映画『A Map Of The World 』にインスピレーションを受けて作曲を引き受けたという事です。この映画の物語とPat自身がずっと抱き続けてきた何かがどこかで深くリンクした…という話。私は、もし無人島に何か好きなCD を一枚だけ持っていくなら…なんて言われたら迷わずこのアルバムを真っ先にあげます。大好きで時には力をもらい、時には優しく癒され、時には素晴らしい旋律、音楽的な影響を受けてずっと一緒に生きてきたアルバムと言っても言い過ぎではない大切なサウンド。今日はそのアルバムの中から『Forgiving 』という曲をあなたに贈ります。実際にはPat の音楽をGil Goldstein のオーケストレーションにより完成された作品ですが、この素晴らしいファンタスティックな世界観はこの二人だからこそ出来上がったもの。Pat Metheny Group のサウンド、彼のギターソロアルバム、全て魅力的ですが、このPat が手掛ける映画のサントラ、オーケストラとの共演のギターの美しさは私の心をずっと掴んではなさない…そんな作品のひとつです。Pat Metheny 、私にとっては素晴らしいギタリストであり、素晴らしいクリエイターであり、詩人…。そんなサウンドに今日はあなたも酔いしれてみてくださいね。素敵なひとときになりますように。

眠る…という行為は人間にとって精神的にも肉体的にも大切なことであり、その眠りにつく前のひとときというのは自分だけの幸せな時間です。どんな辛い思いをしている人もどんな悩みを抱えている人も眠る…という時間を与えられた中でそんな時くらい自分を思い切り甘えさせて気持ちの良い空間を作って過ごす・・これはもしかして現代に生きる私達には物凄く重要なことなのかもしれませんね。今日あなたにお届けする曲は、私が眠りにつく前のひとときによく聴くアルバムのひとつ、Kurt Rosenwinkel Trio の作品East Coast Love Affair からの一曲です。Kurt の初期の作品で、今はビッグすぎる程のミュージシャンのKurt の地位を確立した作品かもしれません。BassのAvishai Cohen 、DrumsのJorge Rossy の名演にも聴き入る名作です。そこにKurt のギターの哀愁を帯びた音色、でも静かな情熱を感じる独特なリズムとダイナミクス、夜静かに聴いていると霧に包まれたような気分になります。私にとって最高な眠る前のひととき。とても落ち着く夜のそんな時間は自分へのご褒美ですね。Thelonious Monk のスタンダード『Round About Midnight 』。あなたの夜にも穏やかな空気が舞い降りてきますように…。

世間はGW です。皆さんの予定は如何でしょうか。カレンダー通りのお休みであれば今年は飛び石連休で長期のGWではないよ、、という方もいらっしゃるかもしれませんね。それにしても混み合うこの時期ですから、安全に楽しいひとときになりますように…あなたにとって素敵なGW になる事を祈っています。私は、家で好きなことをして過ごすのは大好きで、根暗と言われようがなんと言われようがけっこう家でのひとときが最高、、という人間なのですが、車の運転においては話は別で、運転はとても好きで愛車を走らせてドライブに出かける事もよくやっている気分転換です。運転に集中している自分の身体と脳細胞への刺激がすごく気持ちの良いリフレッシュタイムです。好きな音楽を聴きながら移り変わる窓の風景と共にドライブに集中していると少し位嫌な事なら忘れてしまいます。その時の気分でいろんな曲と一緒に過ごしますが、時々無性に聴きたくなるのがPrinceの作品。今日あなたにお届けはその中のひとつ『EROTIC CITY 』。この作品はPrince & The Revolution で、ウェンディのファンキーなギターストロークに痺れ、Princeらしい妖しげなgrooveに聴けば聴く程ハマり込んでいきます。天才Princeの世界を垣間見る作品のひとつです。Princeを聴きながらちょっとドライブ…今度のお休みは是非そうしよう…!あなたにも気持ちの良い5月の風と穏やかなひとときが訪れますように…!

早いもので4月も後半に入りました。来週はゴールデンウィークのスタート。あっという間に時は過ぎていきますね。気候も暖かくなってお出かけの予定を色々と考えている人もいるでしょう。楽しいひとときにしてくださいね。今日は、そんな春の穏やかな日に、敢えて家にいて聴き入るには最高のジャズトリオのお届けです。何かをしながら流れるように心地良く音楽を楽しむのも最高の時間ですが、私はこのトリオに関しては眼を閉じて3人のインタープレイに聴き入ります。それくらい、彼等から放たれるサウンドは三者の役割が見事なまでに集まっていて刺激的です。現代ジャズ…という言葉が使われますが、まさに彼等のサウンドこそそのものかと。とは言っても、決してお仕着せがましい煩さも無くこれだけの事をやっているのにピアノの音色は優しく美しい。ピアニストAaron の魅力のひとつです。ドラムAli とベースOmer の創り上げるgrooveとswing感にピアノAaron の硬質で繊細なサウンドが絡むと、3人の乱れない一体感が心地良く、この展開がジャズ好きにはたまりません。アルバムSpring Sings から今日は『Sheikh Ali 』をあなたに。ピアノAaron Goldberg 、ベースOmer Avital 、ドラムスAli Jackson 、この3人の素晴らしいインタープレイは私にとっては最高の刺激であり明日への活力です。Aaron のようにはいきませんが笑、さあ、頑張って練習しよう…なんて気分になります。新しくスタートを切ったあなたにも素敵なhappyがやってきますように。。。無理し過ぎずに、、頑張ってくださいね♪

今日はChick Corea のアルバムの中で私の一番大好きなReturn to Forever からのお届けです。彼のピアノテクニックは言うまでもありませんが、このアルバムはエレピ、所謂フェンダーローズの音色に魅せられる作品です。Chick が奏でる美しさ、このフェンダーローズの音色で演奏するミュージシャンは数多くいても彼の右に出る人はいるのか…というのが私の思いです。このローズの音色にビートとリズムが絡み、素晴らしいクオリティのアルバムの一枚です。私は、高校生の時にこのアルバムを知りChick Corea の大ファンになりました。彼の真似など到底できるものではありませんが、せめて彼の創り上げる「美」を音色で表現できたら…と鍵盤のタッチ感等色々と模索していた時代が懐かしい。。。今日はそのアルバムの中から『Crystal Silence 』をあなたに贈ります。私自身、仕事でよく演奏する曲ですが、Chick の創り出した世界観を大切にしながら展開して演奏させて頂く、、そんな事を自分軸にしています。そしてそれが彼の残してくれた音楽の遺産に対するリスペクトかな…と。彼の拘る音楽の本質…というのは美しさ、喜び、楽しみ、時には哀しみ、全てが詰まった中で展開されていく。そこを追求して演奏することが奥行きのある深い演奏力になるのではないか…、と考えながら今日もピアノに向かいます。『Crystal Silence 』、あなたを穏やかな空間に優しく連れ出します。。素敵なひとときになりますように。

日頃、ピアノを演奏していてリクエストをお客様からよく頂きます。スタンダードジャズが多いですが、それと並ぶ位よくあるのがBilly Joel の数々の曲です。ジャズと違ってこういったPOPS系の曲は歌があるからこそサマになりインストで弾いてもちょっとイメージが違うなぁ…なんてこともよくあるのですが、逆にインスト、さらにピアノソロで演奏しても素敵になる…所謂、旋律がメロデイック、コードの動きがモダール的な名曲も沢山あります。Billy Joel の曲はまさにそれ。彼の歌があってこその名曲ですが、ピアノソロで演奏しても心にくる何か魔法のような響きがあります。そして、そんな演奏を心がけています。私自身、彼の作品のひとつ『Piano Man 』の世界観は、私のピアノ弾きとしての原点であり、私の微かながらの誇りです。今日はそのBilly Joel の作品の中からあなたにこの曲を。。。永遠に忘れることのない甘い大人の恋…そんな出来事を歌った『This Night 』。コーラス部分のメロディはベートーヴェンのピアノソナタ悲愴の第2楽章の旋律が使われていますが、彼の手にかかるとベートーヴェンからこんな素敵なラブソングが生み出される。感動です。因みに、この歌詞の内容は彼自身、実際にあった出来事、という事。少しやんちゃな、でも魅力的で才能あふれるミュージシャンのBilly は恋多き男性なのでしょうね。危険な香りを持ちながらも引き寄せられてしまう魅力、周りの魅力的な女性もほっとく訳がない…。Billy Joel の素敵なラブソングをあなたに。。。春の穏やかな空気と一緒に…。

いつもバタバタと時間に追われて過ごしているとちょっと自分を見失いそうになったりします。そんな時、私は何もスケジュールの入っていない日に、もう何もしないと決めて無になる1日を作ります。家にいてずっと本を読んで過ごすのも好きなひとときですが、とにかく何も考えず無になりたい時は車で好きな音楽を聴きながら海に向かいます。車の運転に集中して、そこから見える風景、大好きな音楽…そんな時間が私にとっては最高のリフレッシュ。こんなふうに自分で自分の機嫌をとりながら過ごすことはとても大切であり、人間として生まれてきたからこそできる感謝すべき大きな特権なのかもしれません。今日お届けの曲は、そんな時に聴く私のとっておきの一曲です。Sade というイギリスのバンドで、ジャズ、ソウルをベースにしつつシンプルに最小の音で構築されている、、にも拘らず洗練されたサウンドは、私がピアノを演奏するに於いても目標とするところであり、影響を受けたバンドです。ヴォーカルのAdu のクールな歌声とミステリアスな存在感、キーボードのAndrew Hale、Stuart Matthewman のギター、サックス、Paul Spencer Denman のベース、この4人から生み出されるサウンドの心地良さは、まさに「音楽に必要なさりげなさ…」を伝え与えてくれる今や世界的実力派バンド。今回はその作品の中から『Kiss of Life 』をあなたに贈ります。ずっと聴き続けている曲ですが、大人になった今聴いてもやっぱり最高…。穏やかな春のひとときになりますように。

4月になりました。いろんなことがスタートする季節ですね。今月も素敵な日々にしたいな…と思います。巷ではストリートピアノの件で色々と物議を醸し出している、というニュースを知りました。少し情報を得てみると…なるほど、と思ったり、、、う〜ん難しいところです。音楽、音、というものは素敵な気持ちにさせてくれる反面、ひとつ間違えたら騒音…!という世界をもたらしてしまうものであり、私達プロとしてお金を頂き演奏しているミュージシャンにとっても付きまとう課題です。ロックやJ-POP のようなジャンルならまだしも、私のようにピアノソロ、ピアノトリオ等のコンボスタイルで仕事をしているミュージシャンは仕事内容によっては静かに心地良い音量でいかにお客様を満足させられるか…常日頃取り組んでいる大きな課題です。私自身がシンプルでさりげないアプローチ、音量、にこだわるサウンドが好みなのでこれからも追求し続けていきたいところです。まあ…とはいえ、ストリートピアノで演奏したい、と参加されている方々はアマチュアであり、そして音楽を愛するとっても素敵な方達なのですから、好きに演奏するのも悪くないのでは…好きに演奏したらいい…とも思ったりもしますが…。さあ、今日の曲は、Pat Metheny のギターソロアルバムDream Box からの一曲です。彼はバリトンギターソロのアルバムも何枚かあり、そちらも私の大好きなコレクションですが、このアルバムはエレクトリックギターをアコースティックギターのように静かに弾くにはどうしたらいいか…という拘りの中で作成したそうです。さすが、、Pat Metheny の手にかかるとエレキギターの音色もとろけるような甘いサウンドになり、でもエッジの効いたビートも心地良い。こんなサウンドこそ目指したいところです。4月のどんよりした曇り空が何となく似合う心地良い抜け感も最高。今日はそのアルバムの中から『Never Was Love 』をあなたに贈ります。あなたらしく素敵な春を迎えてくださいね。

3月も後半になり春の風が吹きはじめています。花粉症の方は大変な時期ですが、やはり木や花、鳥たちの鳴声、春を感じる空気がいっぱい溢れているのはそれだけで幸せな気分になりますね。車が大好き、運転が大好きな私にとってはふらりとあてもなくドライブに出かけたくなります。どの季節も運転中に見える景色は私に様々な刺激とインスピレーションを与えてくれますが、やはり、冬が過ぎて春を迎える今の時期は自然界も街の表情も明るくなり心を穏やかにしてくれます。今日は私がドライブ中によく聴いている一曲のお届けです。イタリアのミュージシャン、Paolo Fedreghini & Marco Bianchi のアルバムSeveral People から『Theme Of Solitary Notes 』。イタリアのクラブシーンで活躍するミュージシャンです。ダークな中にメロウでモダール的なサウンド、ヨーロッパの中で出来上がってきた現代ジャズ…というのか、とにかくクールなお洒落さに初めて聴いた時からずっと虜になっています。一人で運転に集中してドライブを楽しみたい…なんて時は必ず一緒に過ごすサウンド。素敵な春に向かって気分も上げて過ごしていきたいですね。楽しく明るく…そんな春がもうすぐそこ。Let’s enjoy spring !