久しぶりにKurt Rosenwinkel をあなたに…。彼のアルバムの中で最も好きな作品の一つStar Of Jupiter 。彼の創り上げる世界観はとても私にとって刺激的であり、ふと「無」の状況にもしてくれる不思議な感覚です。音楽的には作曲家としての独自のセンス、ギタリストとして素晴らしい技巧(でも決してうるさくない)、そこから生まれる彼の音のストーリーは私の心に色んな方向から刺激を与えてくれます。久しぶりにこのアルバムを聴いてKurt Rosenwinkel の世界に浸っています。今日はその中から『Deja Vu 』をあなたに。。。ジャズギタリストの「ジャズ」というジャンルを超えた素晴らしい世界ではないか…と思います。じっくり聴く程、彼のサウンドには惹きつけられるものがある…。時には音楽をじっくり聴く…そんなゆっくりとしたひとときも必要ですね。今夜は眠る前のひととき、是非静かに彼の創り上げる世界観を感じてみてくださいね。素敵な夢と共に穏やかな眠りになりますように…。
坪井きみ
最高に気分の良い5月のとある日、ドライブにでも出かけようかな…
初夏を思わせるような日が5月に入って時々ありますね。これも温暖化の影響なのかどうかわかりませんが…まあ、でもお天気がいい、というのは気分も前向きにしてくれて、ちょっとした好奇心も掻き立ててくれますね。そんなある日、もしお仕事がお休みだったら尚happy気分。。。今日はそんな5月のドライブに最高な一曲をあなたにお届けです。Herbie HancockのアルバムPossibilities 、これはHerbie Hancock が様々なミュージシャンを招いて作った作品ですが、その中でJohn Mayer との一曲があります。John Mayer といえば今でこそアメリカを代表するロックギタリストとして名を連ねる位置にいるミュージシャンですが、私が彼を知ったのはDisney映画Carsを観たとき。Root66 を彼のバンドで歌っていて、このミュージシャンは誰なんだろう…と思いながらも、そのロックスタイルがとにかく物凄くカッコいい、本来のジャズスタイルも当然カッコいいのですがCarsと共にRoot66 に魅せられ、それ以来John Mayerサウンドのファンでもあります。レジェンド中のレジェンドHerbie HancockとのコラボJohn Mayer 、流石にJ.Mayer もロック色は控えめに…なのかな、とも思ったりもしつつ、弾むようにfunk感を出して歌い上げるスタイルも素晴らしくこれもカッコいい…。まさに5月の爽やかなドライブにピッタリです。Herbie Hancock のアルバムPossibilities から『Stitched Up 』(Feat.John Mayer )をあなたに。。。熱中症に気をつけて梅雨入り前の初夏のひとときを楽しんでくださいね。happyなドライブになりますように。
私にとってのJAZZの原点かもしれない、大野雄二さんが作るルパン三世の世界…
大野雄二さんが亡くなりました。私にとってはなんと言っても『ルパン三世』です。10代の頃からジャズのスタンダードやファンク等様々な曲を聴き、どうしたらこんなにカッコよくビートが出せるんだろう、どの音でこのコードはできているのか…等々悩みつつもコピーしたりしていましたが、このルパン三世においては、ただひたすらカッコいいなあ…と小学生頃から思いつつ高校生の頃に大野雄二さんというジャズマンが作った曲であることを知りました。ジャズスタンダードの本当の素晴らしさを知るのはやはりある程度自分自身も理論的な事を理解する事ができるようになってからですが、子供の頃に普通に身近にあった曲『ルパン三世』を聴きながら過ごすことができたことにあらためて喜びを感じます。もしかしたらこういった身近なちょっとしたことで多感な子供時代に様々な個性が作られ、その先の方向に繋がったりするのかもしれませんね。私にとっては子供時代から10代の音楽を学びとして過ごしていた時代を思い起こす一曲です。今日は、ルパン三世を大野雄二さんのジャズバンドでお届けです。「Yuji Ohno & Lupintic Five 」大野雄二trioにトランペット、サックス、ギターを加えたバンドです。そのルパンジャズのアルバムから『LOVE THEME-ルパン三世愛のテーマ-』。私自身も仕事の時、時々演奏させて頂いています。お洒落でちょっと切なく…大人のひとときが似合う曲です。あなたにもそんなひとときを…。そして大野雄二さん、素敵な音楽をありがとう…。Rest in Peace…。
孤独感の中、都会も悪くないかな、と思ったり…Michael Franks を聴きながらね
都会でずっと仕事をしていると刺激は沢山あるものの、やはり気がつくと夢中で突っ走っていたり、その中で競争もあれば妙な焦りも生まれたりイライラしたり落ち込んだり…と色々とストレスもいっぱいありますね。色んな意味で疲れてくると自然が恋しくなります。ある意味、そんな時は逃避願望がある訳で…逃げの方向に向かうというのはやはり仕事をする上では好ましくないかな…とも思ったりします。そんな時は、思いっきり都会を感じるお洒落なサウンドに包まれる環境を自分のために作ります。ナルシスト…と言われようが素敵空間に身を置き、urbanなサウンドに包まれていると都会も悪くないな…なんていう気分になったりしてね。何かにぶつかり都会に疲れ、でも今はスケジュール的に動く事は難しい、なんていう時の自分だけの解決法の一つでもあります。Michael Franks の曲…本当にお洒落な気分にしてくれるサウンド。。。特に初期の曲は素晴らしいミュージシャン達の演奏によって醸し出されるgrooveが心地よく、1970年代の彼のサウンドがとても好きです。都会は孤独(仕事仲間がいて、様々な人との出会いもありますが、精神的な意味ではそんなふうに思ったりします)ではあるものの、そこにある刺激的なことや挑戦する行動力、coolであり厳しい都会が自分を強くしてくれると思っています。Michael Franks を聴きながら「都会も悪くないな…」なんて思いながらお洒落な気分になりながら。今日お届けの曲は、Michael Franks のアルバムBurchfield Nines から『When the Cookie Jar is Empty 』。あなたに贈ります。素敵なひとときになりますように。
美味しいワインとGeorge Benson のアルバムGuitar Man…最高に贅沢なひととき
今日はGeorge Benson のサウンドのお届けです。彼のギターはフュージョン、AOR の括りでもよく取り上げられていますが、その表現も悪くはないもののちょっと軽すぎるのではないか…と思ったりします。凄い…と唸ってしまうギターアプローチ等は歴代のジャズギタリストと並ぶテクニック。なのにも関わらず、音楽ジャンルに拘らず、(きっと彼自身の「好き」を一番に考えてギターに向かっているのでしょう)好きな曲を自身の解釈で展開して私達に聴かせてくれる。物凄いテクニックの持ち主でありつつも気負いのない優しく穏やかな人柄なのかもしれませんね。その彼のアルバムGuitar Man からの一曲をあなたに贈ります。様々な名曲を彼が選んで展開していますが今回は『My Cherie Amour 』。Stevie Wonderの曲で有名ですね。アルバム全ての曲において素晴らしい…当たり前のポップス、スタンダードを彼のギターアプローチでこんなmellowなサウンドになってしまうのか、という感動…。是非、アルバム全てを聴いてみてくださいね。美味しいワインでも飲みながらGeorge Benson のギターに酔いしれるひととき。最高に贅沢な時間です。あなたにもそんな贅沢時間を…。
coolなサウンドを聴きながら家で過ごすGW…お洒落なひとときを…
今日は私の好きなイタリアのレーベルIRMAからリリースのMan Suetoのアルバムの一曲をあなたに…。GW の休暇で何処かへドライブ、、も良いのですが多分凄く混んでいたり道路は渋滞だったり…というのがお決まりのパターンですね。私は仕事柄、こういった時期に遊びに出かけることは殆どなくてニュースを見て「大変だ…」と呟いている人なのですが…おそらくこの仕事をしていなくても人混みが苦手な私ですから家でゆっくりと過ごすという選択をしているのではないかな、と思ったりします。まあ、こうして仲間や家族とワイワイ混んでいる中で笑いながら時には喧嘩しながら楽しく過ごす事も楽しいんだよ〜という人もいますからやっぱり人それぞれですネ。今日お届けのthree-piece bandのMan SuetoのアルバムOtello Happiness はイタリアのCLUBで支持されてIRMAレコードからリリースされた唯一のアルバムです。IRMAらしいサウンド作りでCLUB系ACID JAZZの中で私はとても気に入ってます。その中から今回は『Try to Love Me 』をあなたに。家で好きなもの或いは人に囲まれて過ごすゆっくりとした時間もとても気持ちの良いひとときです。お洒落なサウンドと共に美味しい紅茶でも飲みながらね…。素敵な春の午後になりますように。
何もしないで過ごすGW もいいね…。そんなあなたに、HONNE 『Good Together 』
世間はGWで賑わっています。みんなニコニコ笑顔が溢れてhappyな人がいっぱい、やっぱり怒っている顔よりも笑顔が沢山ある…というのは良いことですね。ただ、どこに行っても混んでいて、それはそれで楽しかったりするのですが(大好きな恋人やお友達なら尚更ね)…やはり疲れてしまいますね。時には、なんにもしないGWなんていうのも自分の心の休養には素晴らしいひとときかな、とも思います。一人、或いは恋人と二人きりで何もせず過ごす時間は、日々バタバタと動き回っている私達現代人には必要です。そうして気づく新しい発見があったり、そうでなくても確実に心にゆとりが生まれて色んな事に優しくなれたり…。そんな穏やかな時間をゆっくり過ごす事ができるのもGWというロングバケーションならではですね。HONNE の『Good Together 』を今日はお届けです。10年前にリリースされたアルバムの中の一曲ですが、今年の10周年を機会に新しいヴァージョンでリリースされました。アコースティック色を強く出したサウンド作りで、このヴァージョンも素敵です。むしろ、こちらの方がHONNE らしさが出ているような気もします。穏やかな時間を過ごして優しい自分を取り戻す…そんなGWも時には良いかもしれませんね。今月もhappyな月になりますように。そして、私は今日も心を込めてピアノを演奏します。あなたにも届きますように…。
Ravel 「水の戯れ」そして中原中也の詩「湖上」大好きな二つの名作に酔いしれる…
ちょっと最近色々と疲れてきたな…と思うと、どれだけ忙しくても好きな詩集を読んで過ごす時間を作ります。好きな作品は沢山あるのですが、中原中也の「湖上」もその一つ。そして、なんとなくこの詩を読んでいるとRavel の『水の戯れ』が私の中で流れるのです。どちらも名作です。この名作に包まれて過ごしていると、心も身体も浄化されるような気分になります。中原中也の世界観の中にある美、自然、人間臭さ…それをRavel の『水の戯れ』の瑞々しくでも時には強い美しさを音で表現している感覚。中原中也がこの詩を作った時に何を考えていたのだろう、Ravel がこの曲を作った時に何を考えていたのだろう、そんなことを思いながら私の中ではこの二つの作品は繋がりを持って心地良く酔いしれるのです。こんな後味を感じてもらえるピアノが弾けるようになりたい…と思いながらね。。。今日はMartha Argerich のピアノでの『水の戯れ』をあなたに。さすがMartha のピアノは素晴らしく、強靭なタッチなのに水の煌めき、瑞々しさが感動的に美しいのです…。あらためてレジェンドMartha Argerich を感じています。自分の五感を刺激して、そして素直な気持ちにさせてくれ、私にそっと優しく語りかけてくれる…ある意味、本と音楽は私にとって最高の親友ですね。あなたにもそんな穏やかな時間が流れますように…と思いながら、そして今日も心を込めてピアノを演奏します。あなたにも届きますように…。
最近ふと思うのです、承認欲求の妙…。わがままで良いから自分に正直に生きる、ある意味自己中でいい…。春の午後、Pat Metheny のシンプルなバリトンギターを聴きながら
子供の頃からずっと承認欲求とは無縁の私です。褒められて伸びる…と言われている今の時代の説には凄く違和感があり、、、もちろん、叱ったり怒ったりというのもどうかと思いますが、そういった観点からでなく、私自身が褒められても自分に興味のないことは特に嬉しくもなかったし、褒められるからやる…というより、いつもどんな時も自分がやりたい事しか出来ない、ある意味わがままな人間なのだと思います。なので、自分がやりたい…と思う事が殆どの人に理解してもらえなくても自分がやりたければ勝手に頑張るし、逆に流行のファッションも自分が良いと思わなければ、人からどれだけ似合う、と言われても取り入れる事ができない。良い言い方をすれば自分に正直、見方を変えればわがままで協調性ゼロ…ともいえますね。でもまあ、こんな自分の性質が決して嫌いではなく、勝手ながら私の自分らしい面とも捉えています。最近読んだ記事で、素敵な日々をおくるためにも褒められなくてもできるようにしよう!なんていう話を読みましたが、うーん、私なら褒められても褒められなくても拘っていることならやるし…という話で、いやいや、私にとってはとても不可解なこと。こういった性質もあってミュージシャンという自由業をやっているのかもしれませんが、人は人なんです。その発想は多分この先も変わらず一生持ち続けるのでしょう。人間は様々な性格、環境、職業、国籍、の中で生きています。でも、共通して言える大切なことは自分を見失わない事なのではないかな…と思います。自分に正直にね。わがままでもいいんです。と、私は思いながらPat Metheny のバリトンギターの音色に酔いしれて過ごす春の午後のひととき。今日はアルバムMoonDialから『Everything Happens To Me/Somewhere 』をあなたに。自分を一番理解してあげることができるのも自分だけ。穏やかなひとときになりますように…。
都会の刺激に負けない魅力があるのです。素朴な田舎には…Keith Jarrett の『County 』は、それをサウンドで語ってくれる
一年程、都会の喧騒を外れて海を眺めながら過ごす生活をしていました。私自身、今一度自分のあり方を考えたかったし、何よりも都会に疲れた…というのが一番の理由だったような気もします。仲間達からの誘いや様々な状況のもと、今はまた都会に戻り仕事中心の刺激的な日々になっていますが、やはり私にとっては素朴で自然溢れる海での生活は、エネルギーの充電だけでなく、忘れかけていた「無」という静けさの魅力を気づかせてくれ、その中で聞こえてくる波の音、風の音、鳥のさえずりの日々の変化を教えてくれたり、とても感性を刺激してくれる賜物でした。今、都会でエネルギッシュに頑張れるのも、何か辛い事や悲しい事があったら戻る場所がある…という心のゆとり、というのか温かな安定感に守られているからかもしれません。都会は日々刺激的で魅力的な空気が集まった空間です。でも、それに負けないくらいの素朴な美しさが田舎にはあります。今日お届けの曲はKeith Jarrett のカルテットのアルバムMy Song から『Country 』。JAZZ…というジャンルではないシンプルなコードを基に作られたこの曲は、本当に素朴な田舎の空気をサウンドで語ってくれています。素朴な美しさ…。聴いていると温かい涙が溢れます。都会で頑張っているあなたに是非、この曲を贈りたい…。そんな気持ちを込めてのお届けです。忙しい日々の中、眠りにつく前のほんのちょっとのひとときでもいいから、あなたに穏やかな空気が訪れますように…と祈りを込めてね。