寒くなってきました。もうすぐ12月ですから当然と言えばそうなのですが、、、風邪をひかないように気をつけて過ごして下さいね。寒くなってきた秋の夜、今夜はジャズの名盤をお贈りします。数多くある名盤の中でも大名盤!と言っても大袈裟ではないJohn Coltrane のA Love Supreme (至上の愛)からResolutionです。この名盤を初めて私が聴いたのは高校生の時でしたが、はっきり言って子供過ぎて、しかも全くと言ってもいいほど今から思えばジャズの理論も何も勝手にわかったつもりでいただけの高校生の私にはこのアルバムの素晴らしさを理解する事は無理でした。ただ、巨匠コルトレーンというブランドで(失礼ながら!)聴いていました。その後、私も私なりに成長して有難くもピアニストとしてお仕事もさせていただく事ができるようになり、あらためてこの年齢になって聴いて思うのは、ひたすら途方にくれるばかりの感動です。コルトレーンカルテットの最高傑作!です。コルトレーンの偉大さは当然の事ながらマッコイ・タイナーのピアノ、素晴らしいとしか言いようのない、、、最高です。スローナンバーのピアノも彼ならではの涙がでるような、心に語りかける素晴らしいサウンドですが、このアルバムの中のピアノはとにかくカッコいい!ドラマーのエルヴィンのアプローチも彼ならではの超絶な技巧の中にも独りよがりではない、でも圧巻のドラミング。黄金のカルテットと言われる意味が本当にわかる素晴らしいアルバムです。今日はジャズのマニアックなお話になってしまいましたが、そんな理屈は抜きにしてその中の曲、Resolution と一緒に今宵は名盤の曲と共に温かくして秋の夜を過ごしてくださいね。