都会と海が見える静かな場所の二拠点生活を始めて一年近くたちました。海を前にした生活をしている時は自然と早く目が覚めます。まだ真っ暗な海にだんだんと太陽が昇り始めていく光景は「絵にも描けない美しさ…」とはよく言ったもの、本当にその通りで、ああ生きてて良かった…なんて大袈裟ではなく感じてしまうのです。夕陽の美しさは知っていても早朝に見せる太陽の美しさはこの生活をするまで知りませんでした。夕陽は胸を締め付けられる、胸が痛くなるほどの切なさと美しさがあり、黄昏のプロセスは溜息が出るほどです。それに比べると朝日というのは、生きるエネルギー、前向きというアグレッシブな力をこんなにも与えてくれる…強さと美しさとは朝日のようなものなのではないかと思うのです。自然の力強さに深く心動かされる、そんな朝日を眺めて過ごす早朝のひとときは、『早起きは三文の徳』この言葉をあらためて噛み締めます。そんな朝日を眺めながら今朝はこの曲を聴いていました。『The Glory of Love 』。David Foster がPeter Cetera に提供した曲ですが、このRecordings というアルバム(ピアノを中心に展開するオーケストラヴァージョン)の中に入っていてそれが私は大好き、昔から聴き続けています。まだ薄暗い朝のひとときに似合う曲。この朝日の美しさと共にあなたに贈ります。素敵なひとときを…。