ジャンルを超えた名曲です。

私はピアニストとしてレギュラーで出演させて頂いているお店が二カ所あります。一つはジャズとお酒を楽しんで頂ける所謂Jazz Bar 、もう一つはお洒落な異空間の中でお食事を中心に質の良いBGM としてピアノの音色が響く…そんな空間。Jazz Bar での演奏はスタンダードジャズを中心にマニアックなアプローチにもちょっと挑戦してみたりしてお客様に聴いて頂きながらピアノに向かいあう私です。もう一つのお店では、『質の良い異空間をピアノで創り出す』…それが私自身の考えるそこでのピアニストとしてのあり方と思って望んでいます。なので、マニアックに走ることなく(場所、ニーズを考えた場合、そうしないと時には弾き手側の自己満足になってしまうと思うのです)ジャズも含めて様々なジャンルの演奏スタイルを提供させて頂こうと心がけています。なんだか前置きが長くなってしまいましたが…、今日お届けする曲は、ジャズ以外でよく演奏する曲のひとつです。Billy Joel の『Honesty 』。人間は所詮、嘘をついたり、騙して落とし入れたり汚いもの…何もかも手に入る時代でも『Honesty (誠実)』を手に入れる難しさ…辛さ…寂しさ…そんな想いを歌った曲ですが、このコードの動きと旋律の美しさが凄く好き。彼が切なく歌い上げる様に私のピアノでもそんな想いがピアノで伝えられたら…と思いながら、今週末の『麗穂』でのピアノに向かおうと思います。あなたにもどうか届きますように…。

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