春は曙。やうやう白くなりゆく、山際すこし明かりて、紫立ちたる雲の細くたなびきたる。。。清少納言の枕草子からの一文。素敵な表現です。彼女の日本の四季の美しさを鋭く繊細に描いた世界観に引き込まれて読んでいると、あらためて日本人であり、四季折々の中で過ごせている事に喜びを感じます。4月の今、ほのぼのと夜が明けてだんだんとあたりが白んで山のすぐ上の空がほんのりと明るくなって淡い紫に染まった雲が細くたなびいているようす…彼女の表現そのままの世界が感じられる自然の中に久しぶりに車を走らせて行こうかな…なんて思います。今日は素敵な一文と一緒にこの曲をあなたへ贈ります。Matt Quentin の『Morning Dew 』。刻一刻と変わっていく春の夜明けから始まる雲の色合いをちょっと早起きして感じる時間も気持ちいいものです。素敵時間があなたに流れますように…。