先日、いつもレギュラーで演奏させて頂いているミッドランドスクエアの麗穂というお店で、いつものように演奏が終わって帰る時に、あるスタッフの方から「坪井さん…」と呼び止められ、言われました。「私、今日ずっと心が荒んでいてどうしようもない精神状態だったんです。坪井さんのピアノ演奏が始まってからなぜか、すーッと気持ちが和んで本当に優しい気持ちになりました。坪井さんのピアノの音色がすごく好きです。」と涙目になりながら語って下さいました。私自身、本当にこれ以上の言葉はないくらい嬉しい気持ち、そしてそんな想いで聴いていただけていた事に感謝で一杯、素敵な言葉を頂きました。きっと彼女は何かつらい事があったのかもしれません。そんな時にそっと寄り添える音色を出したい、といつも私がピアノを弾く上で追求している事です。私達は当たり前のように食べ、会話をし、スマホ、パソコンでコミニュケーションをとっています。でもその当たり前に疲れてしまう事もあります。そんな時、是非、ピアノのようにアコースティックな音色に包まれてみて下さい。その澄んだ素直な音色がきっとあなたを癒してくれます。そして、生きる事や命の尊さを感じることができる…と私は信じています。色々な機械仕立てに囲まれて疲れてしまった日常からちょっと離れて、生きている音楽…だから『生の音』というのでしょうね、その生きた音色があなたの前にある当たり前すぎて忘れてしまっている『幸せ』を教えてくれますよ。さあ、梅雨も明けて夏が始まります!元気で楽しい毎日にして下さいね。今日は、私のピアノソロ、Softly,As In A Morning Sunrise をお聴き下さいね。心を込めてあなたに贈ります…!