本当に寒くなってきました。地域によっては雪による被害も出ているようです。皆さんも暖かくして移動の時にはくれぐれも足元に気をつけて下さいね。とはいえ、雪が積もって街中が真っ白になった光景はとっても綺麗で、そんな雪を眺めながら家で暖かい飲み物を飲んでいたりすると、日常のちょっとしたことにふっと幸せを感じたりします。1年の終わりの時期にある『クリスマス』はクリスチャンでなくても、いろんな事を思い出したり優しい気持ちになったり、今年1年あったことに感謝したり後悔したり…いっぱいの想いを自分の中に巡らせてくれる時です。人はうまくいっているときは気が大きくなって感謝の気持ちを忘れてしまいます。自分一人でやった気になって横柄になる人もいます。自分一人で何かを達成するなんて事は多分、人生においてないと私は思っています。支えてくれる人がいたり先人たちが残してくれたチカラがあるから…ということを忘れてはいけませんね。この感謝の気持ちを私自身突っ走りすぎて忘れていた時もこの1年、思い出せば何回もありました(笑)なんでもない日常を過ごすことができる幸せに感謝…ですね。そんな事を考えながら、久しぶりに聴きたくなった私の大好きなクリスマスソングの一曲、ドリカムの『Winter Song 』。もともとJ-POP はあまり聴くことはないのですが、この曲はJ-POP という枠ではない名曲です。私にとっては青春真っ只中に聴いた思い出深い曲です。大切な人と一緒に、あるいは独りでいろんなことをゆっくりと考えながら、暖かいココアと共に(ホットワインでもいいですね!)素敵な時間をお過ごしくださいね。

私にとってのいつものクリスマスシーズンの楽しみといえば、やはりクリスマスソングを演奏する事です。お客様に私のピアノでクリスマスソングを楽しんで頂く事ができる現実にいつも感謝しながら、今年も心を込めて演奏させていただきます。そして、プライベート的な事としては、毎年クリスマスシーズンがやってくるとチャールズ・ディケンズのクリスマス・キャロルを1年ぶりに本棚から出してきて読みたくなります。毎年私の恒例行事のようにずっと読んでいますが何度読んでも暖かい愛に包まれたこの話に感動します。ロンドンを背景とした貧しいけれど暖かい人間の心や笑いの中に、でもちょっと涙が出てくる素敵な物語です。そのバックにこんな曲が流れてたら最高です…。Nat King Cole が歌う『The Christmas Song 』…。素晴らしい名曲です。私もピアノでこのシーズンよく演奏しますが、やっぱり彼の甘い歌声で歌うこの『The Christmas Song 』は、いつ聴いてもうっとりさせられます。今日は私から皆さんにディケンズの『A Christmas Carol 』そして『The Christmas Song 』(Nat King Cole )をお贈りします。素敵なひとときになりますように…。

クリスマスイヴ2週間前です。今年はコロナウイルスのために何もかもが自粛モードで精神的にもどうしても暗くなりがちですね。コロナウイルスの勢いもまだまだ安心できる状況でもなく、やはり自粛モードはまだしばらくあった方がいいと私も思っています。沢山の仲間たちとクリスマスにワイワイ過ごす事も楽しい時間ですが、今年は大切な家族や親友あるいは恋人と静かに過ごすのもいいですね。私は、中学から大学までミッションスクールだったため、クリスマスの時期になるとメサイヤがありクリスマス礼拝があり、色々と楽しい中にも厳かな気持ちになり、またそれはそれで好きな時間でもありました。讃美歌の美しさは今、この時代になっても素晴らしい!としか言いようのないハーモニー、むしろ現代音楽の基盤になってもいると思います。私自身、讃美歌の音楽を知り、コラールの素晴らしさから一曲一曲におけるコードに対する追求が始まった…と思っています。皆さんもよく知っている『きよしこの夜(Silent Night )』も讃美歌です。と…、なんだかカタイ話になってしまいましたが(笑)今日は、コロナウイルスで暗くなりそうな気分をちょっぴりあげてくれる曲を私からお贈りします!有名なクリスマスソング『We Wish You A Merry Christmas 』をお洒落なfunk ヴァージョンで!クリスマス気分いっぱいでhappy な気分になりますように…!

私はピアノを演奏するというお仕事を有難くも日々させて頂いている身なのですが、そのピアノ弾きの私にとってもいろんな存在感での大好きなピアニストが何人かいます。さんざんコピーしまくって勉強させてもらったBill Evans は私にとっては永遠に憧れるピアニストであり先生、半端ないテクニックでコピーすることも諦め、この人はひたすら聴いて感動をいただくピアニストだ…!として存在するOscer Peterson …等々。そして、私にとっていつも心の支えになっているピアニスト、落ち込んだ時も寂しくなった時も、そんな時にいつも聴きたくなるピアニストがJoe Sample のピアノです。彼の創る曲、そしてピアノの音色は、メロディアスで、でもキャッチーな格好良さもあって素晴らしい世界へ連れ出してくれます。私も自分の演奏するピアノでこんな世界感を出したいと思っています。今日は、この曲を久しぶりに聴いてみたくなりました。『Carmel 』というアルバムの中から『A Rainy Day In Monterey 』という曲です。音楽のチカラの素晴らしいところで、彼のピアノを聴くと前向きな自分が生まれ、問題や悩みを解決するためのヒントや糸口が見えてきたりします。ヒントや糸口…まで大袈裟でなくても(笑)さあまた明日は来るよ、未来は来るよ!と優しく背中を押してくれているような気持ちになります。素敵な曲です。A Rainy Day In Monterey をあなたの好きな空間で美味しいお茶でも飲みながら聴いてくださいね。

前にもダイアリーで書かせて頂いたのですが、私は車の運転が大好きです。そして、ひとりだけでドライブを楽しむ事も大好きです。最近、ちょっとバタバタして忙しくしていたせいか、また久しぶりに私のドライブ熱がむくむくと出てきました。今日の曲の、Jamiroquai のCosmic Girl はそんなシチュエーションにぴったり!車好きの私にとっては、『車』は単なる移動の手段に利用するというよりも(もちろん、そういった意味でもとっても便利なものですが)自分だけのプライベート空間であり、無心に運転しながらいろんな事を考える事のできる、自分だけのプライベートステージである空間です。疲れてきている時ほど、ちょっぴり遠出して海でも眺めに行ってみようかな?なんて色々と想いが膨らんできます。私の愛車は、ここに出てくるJamiroquai 達が乗っているフェラーリやランボルギーニではありませんが(笑)大切な家族であり、友達である、大好きな分身です。今年ももうあと1ヶ月弱ですね。今年あったいろんな事、新しい出会い、嬉しかったこと、楽しかったこと、悔しかったことや残念だったことですら、全部に感謝しながら(だって命あるからこそ感じられるわけですものね)次のお仕事が入っていない日には、ちょっと遠くまでドライブを楽しみに行こうかな…と思っています。皆さんも是非、たまにはいろんな定義に縛られない自由な空間(それが私は車の室内空間ですが)に身を任せて私的ステージを楽しんでみてはいかがですか?そしてその時には、スタイリッシュでモダンなJamiroquai のCosmic Girl と一緒に…。あなたをもっと素敵でお洒落な空気感に包んでくれますよ。

私の好きな単語のひとつに『アンニュイ』という言葉があります。「退屈」「暇」なんていう意味もありますが、私にとっては「神秘的」「つかみどころがない」「ミステリアス」といったニュアンスの素敵な響きの単語です。皆さんそれぞれに理想とする生き方があり、目指している理想のスタイルがあることと思います。私はまさにこの「アンニュイな雰囲気」「アンニュイな空気感」という感覚がすごく好きで、なんとなくそんな感じの空気感を持った女性でいたいと思っています。今日の曲はそんな私にとっての憧れの女性であり、まさしくアンニュイというイメージがぴったりなKahimi Karie さんの『L’amour 』という曲です。おそらくかなりマニアックな知る人ぞ知る曲かな、、と思いますが私の大好きなまさにアンニュイでお洒落な素敵な曲です。ちょっぴり音楽的な事も言うとアレンジも最高に素晴らしいです。歌っているカヒミさんは現在ニューヨークに在住の素敵な女性です。日本の女性ですが、ミュージシャン名を何か無国籍な感じにしたくてKahimi Karie としたそうです。彼女のコケティッシュでアンニュイな囁きヴォーカルがお洒落な秋の夜を演出してくれます。今夜は、ちょっと日常から気持ちだけでも離れて、カヒミさんのL’amour と一緒にアンニュイで素敵な夜を過ごしてみてくださいね。美味しいワインなんてあったらさらに最高…!素敵な夜を…。

寒くなってきました。もうすぐ12月ですから当然と言えばそうなのですが、、、風邪をひかないように気をつけて過ごして下さいね。寒くなってきた秋の夜、今夜はジャズの名盤をお贈りします。数多くある名盤の中でも大名盤!と言っても大袈裟ではないJohn Coltrane のA Love Supreme (至上の愛)からResolutionです。この名盤を初めて私が聴いたのは高校生の時でしたが、はっきり言って子供過ぎて、しかも全くと言ってもいいほど今から思えばジャズの理論も何も勝手にわかったつもりでいただけの高校生の私にはこのアルバムの素晴らしさを理解する事は無理でした。ただ、巨匠コルトレーンというブランドで(失礼ながら!)聴いていました。その後、私も私なりに成長して有難くもピアニストとしてお仕事もさせていただく事ができるようになり、あらためてこの年齢になって聴いて思うのは、ひたすら途方にくれるばかりの感動です。コルトレーンカルテットの最高傑作!です。コルトレーンの偉大さは当然の事ながらマッコイ・タイナーのピアノ、素晴らしいとしか言いようのない、、、最高です。スローナンバーのピアノも彼ならではの涙がでるような、心に語りかける素晴らしいサウンドですが、このアルバムの中のピアノはとにかくカッコいい!ドラマーのエルヴィンのアプローチも彼ならではの超絶な技巧の中にも独りよがりではない、でも圧巻のドラミング。黄金のカルテットと言われる意味が本当にわかる素晴らしいアルバムです。今日はジャズのマニアックなお話になってしまいましたが、そんな理屈は抜きにしてその中の曲、Resolution と一緒に今宵は名盤の曲と共に温かくして秋の夜を過ごしてくださいね。

ふっと今日はエリッククラプトンの歌うChange The Would が聴きたくなりました。クラプトンが物憂げに歌うラブソングなのですが、「I can change the world I’ll be the sunlight in your universe ~」の歌詞は、世界を変えられるなら世界を照らす太陽の光に僕がなるよ…恋人に伝えているはずの詩は、時に、私にとって自分が自分に言っているような気分になります。世の中には絶対に確実といえるものはなかなかありません。でも、少しでも可能性があれば、それは実現するかもしれない!とも思います。向こう見ずなことに挑戦するエネルギーも一つのチャンスと思っています。いくつになっても挑戦する行動力、集中力にエネルギーを注ぐ事は素敵なことですね。もしかしたら予想もしていなかった奇跡が待っているかもしれません。新しい変化が何気に好きな私にとっては、このクラプトンの歌うChange The World は、「もしも今の自分の世界をちょっぴり変えられたらなあ」と思う私に優しく背中を押してくれる名曲です。でも、理屈は抜きにしてとにかく素敵な曲です。今日は、クラプトンの歌う名曲に酔いしれて下さいね。

今日は、この秋の季節、なんとなく寂しがりやさんの貴方に贈ります。気持ちいい秋の風とはいうものの、ちょっぴりなんだか寂しく感じてしまう季節でもありますね。そんな貴方を誘い出してくれる曲、Jamie Cullum というピアニストでボーカリストでもある素敵な曲です。彼は素晴らしいジャズピアニストなのですが、このMind Trick という曲は彼の作ったポップスの傑作です。この曲を聴くと、なんとなく気分が滅入っていても「さあ!楽しんで頑張るよ!」と遊びも仕事も全部楽しまなきゃ、なんて気持ちにさせてくれます。自分らしく生きること、他人の目よりも自分が自分に正直に生きているか、それが一番大切なことですよね。日々の生活は、ある意味、旅をしているのと似ていると思います。昨日の失敗も過去のこととして解き放ってあげて、新しい今日を新しい自分でいく事にしましょう!Jamie Cullum のキャッチーな歌声とピアノのサウンドがちょっと落ち込んだあなたに心地よい刺激をくれます。そして、パワフルな気持ちにさせてくれますよ。いつもいっぱい頑張っているあなたに私からこの曲をお贈りしますね!

11月です。日本は本当に四季折々の空気を感じさせてくれる素晴らしい国ですね。その中でも秋という季節はいろんな事を考える気分にさせてくれるロマンチックなときですね。みんなでワイワイと楽しい時間を過ごすのも素敵ですが、この季節ならではの楽しみ方の一つとして一人でゆっくりといろんな事を考えながら素敵な曲と共に過ごしてみるのも最高です。今日は、そんな時に私が聴きたくなる一曲です。John Coltrane のYou Don’t Know What Love Is という彼のBallads というアルバムの中の一曲です。彼の奏でるsaxophone は、テクニックの素晴らしさは当然の事ながら、スローナンバーの曲を聴いているとその音色に涙が出てきます。その涙は、けっしてかなしい涙ではなく、生きていることの充実感や、頑張ることのできる日常への感謝を感じさせてくれる、なんだかほっこりして出てくる幸せな涙です。いつも頑張っている貴方にこの曲をお贈りします!今夜はゆっくりと秋の夜のひとときをColtrane の音色と一緒に過ごして下さいね。きっと彼の奏でる音が貴方に優しく語りかけてくれますよ。