忘れないで…。なんか素敵な言葉です。皆さんにとって『忘れない…』と思うような出来事は今までの人生の中できっと何回かあり、これからもきっと何度もある事でしょう。とってもロマンティックなことだったり、哀しいけれど良い思い出だったり、切ない別れだったり、もちろん悔しくて忘れられない事もあるでしょう。みんな自分の宝物ですね。こういう感性は生きている証であり、喜びなのかなと思います。今日は、なんとなくPat Metheny の曲を聴きながら車を運転していて、ふっとこの曲を思いだしました。Jim Hall とのDuoの名曲です。ギタリストのレジェンドJim Hall の素晴らしさは言うまでもなく、Pat Metheny のギタリストとしてだけでなく、その枠を超えた感性で創り出される世界観は聴く度に涙が流れます。今日聴いていただく曲は、その中から『Don’t Forget 』という曲です。巨匠のJim Hall と天才的かつ詩人のような、ときには画家のような世界観で語りかけてくれるギタリストPat Metheny 、この二人の共演はジャズ界の宝物!と言っても言い過ぎではありません。素敵な曲で素敵な時間を過ごして頂けたら、とっても嬉しいです。私の大好きな曲、『Don’t Forget 』です…。

久し振りにジャズの名曲です。コロナ禍でお休みの日の過ごし方も皆さんずいぶん変わってきていると思います。今までならショッピングに出かけたり、流行りのレストランにランチに出かけたりといった過ごし方をされていた方々も、密を避けるために今はお家でゆっくりと過ごしていらっしゃる日もあることでしょう。お出かけする楽しみは少し減ってしまってもお家でゆっくりした午後の時間を過ごすのも贅沢な気分です。コーヒーでも飲みながら大切な家族との団欒や、あるいは静かに本を読むのもいいですね。そんな午後のひととき、素敵なジャズの名曲に聴き入ってみるのもいいものです。いつもはやりたい事がいっぱいでバタバタとお休みの日を過ごしてしまい、あっという間のオフの日を過ごしていた方も、お家時間を大好きな飲み物と音楽という空間にしてみるのも新たな発見があって、その発見がまたこれからの自分のモチベーションを上げてくれるような気がします。今日はそんな午後のひとときを過ごすあなたにお贈りします。サックスプレイヤーJoe Henderson Quintet のRecorda Me 。彼のサックスやトランペットのKenny Dorham の素晴らしさは当然の事ながら、私の大好きなMcCoy Tyner のピアノも最高にキャッチーかつ甘い音色が冴えてます。この名曲を聴きながらあなたにとって素敵な時間になりますように…と願っています!

コロナウイルスによる緊急事態宣言が延長されたというニュースが流れてきました。様々な職業の方々が自粛制限で厳しい現実におかされている状況ですが、私達ミュージシャンもその中の一つでもあり、演奏を聴いて頂く環境がどんどん狭められて辛い思いです。ワクチン接種も現実的になってくるとの発表もありましたが、この先どうなっていくのだろう、本当に安心して生活する事ができる日常がやってくるのだろうかと不安で気が滅入ってしまいます。と、暗い事ばかり言っていてもいけませんね。この機会にゆっくりと練習できなかった曲と向き合ってみたり、ゆっくりと時間をかけて読む事ができなかった本を読んだり、一人で車を運転して遠くへ行ってみたり(これは車好きな私にとってはしょっちゅうやっている気分転換ですが笑)と自分の中のいろんなインスピレーションを膨らませて、自分の演奏に磨きをかけるチャンスと思っています。皆さんに会える機会も減ってしまいますが、次に私のピアノを聴いて頂いた時には「とても気分良くなったよ。演奏を聴いて嫌な事も忘れちゃったよ。」なあんて言って頂く事ができたら嬉しいです。今日はなんだかクラプトンのWonderful Tonight が聴きたくなりました。彼の優しい歌声と素晴らしいguitar がコロナ禍で心身ともに疲れた心を温めてくれますよ。私からあなたに贈ります。Wonderful Tonight …になりますように。

一年で一番寒い時期です。コロナウイルスの勢いも増す中、暖かくして過ごして下さいね。最近は夜の自粛規制で演奏時間も繰り広げられ、ずっと夜型だった私もちょっといつもよりも早く眠りにつくようになって朝の気持ち良さに気付いている日々です。コロナ禍で演奏することも自粛せざるを得ない状況でとても辛い気持ちですが、朝の気持ち良さを知ることができたのはなんだか辛い中のちょっとした嬉しい発見です。今日はそんな冬の朝にぴったりな曲をお贈りします。Brian Culbertson というアメリカのピアニストであり作曲家です。彼の創り出す繊細なメロディーとグルーブ感、音数を抑えた『間』のカッコよさを感じさせてくれる素敵なピアニストです。私は、この『間』というのも音のひとつと考えます。『間』をいかに素敵な音として表現できるかで曲の抜け感から生まれるグルーブが出来上がる…そんなことを考えながらピアノに向かいます。今日は、そのBrian Culbertson の曲の中からMorning Walk という曲をあなたにお贈りさせて下さい。お仕事のお休みの日の朝に暖かいお部屋でゆっくりとした朝の時間をこの曲と一緒に過ごしてもらえたら嬉しいです。素敵な朝のひとときになりますように…。

最近の私の気分転換は、ずっとなんだかんだとバタバタしてできなかった1人でのドライブです。コロナウイルスの自粛規制で演奏のお仕事もしばらくは制限されている状況で寂しく思いますが、逆にいつもよりも時間ができたぶん大好きな車に乗ってあてもなくでかけたりする事ができるチャンスと思って、そして一人ドライブならなおさらコロナ対策にはうってつけ!と前向きに捉え、自分時間を過ごしています。今日もそんなドライブにぴったりなHONNE というイギリスのシンセポップスDuo のMe &You という曲です。エレクトロニックな曲にありがちな機械的な冷たさは全くなく、むしろクールな中に暖かさを感じさせてくれるサウンドに心躍ります。そして、HONNE ならではのスタイル、R &BやFunk を基にシンセポップを繰り広げていくスタイルはクラブ系のサウンドとはまた違うカッコよさがあります。なんとか自分なりに気分を上げてこのコロナ禍を乗り切らなければいけませんね。まだまだ寒い日々ですが、リリカルでカッコいいこんなHONNE の曲を聴きながらドライブに出かけてみるのも素敵な気分転換ですよ。あなたのこんどのお休みの日に、是非、そんな時間も過ごしてみて下さいね。素敵な時間になりますように…!

コロナウイルスの勢いはなかなかおさまらず、2度目の緊急事態宣言が出ました。本当にいったいどうなってしまうのだろうと先が見えず不安しかない日々です。様々な場所で自粛規制を強いられて私達ミュージシャンも、また演奏を自粛せざるを得ない状況になってしまいました。残念であり、もどかしい気持ちいっぱいですが、やはり今は皆んなで協力して感染拡大を抑えていかなくてはいけませんね。なんだか、どんどん暗い話題になっていってしまいましたが、こんな時こそ一人きりの時間を楽しんで過ごしてみるのも素敵です。もともと私はコロナでなくても一人の時間が好き、逆に一人の時間を一日にほんの少しでも確保できないと精神的にも自分らしくいられない(笑)タイプで、バタバタ忙しくて自分を見失いそうになると一人でふらりと出かけます。一人でカフェに行ったりすることもありますが、一番好きな事は、その時の気分に合った曲を聴きながら一人でドライブに出かけることです。私もともと運転が大好きなため、遠出も全く気になりません。夜の高速道路に乗ってのドライブも好きな事の一つです。暗い夜をバックに高速道路を走らせていると、いろんな嫌なことも忘れてしまいます。今日はそんな夜のドライブにぴったりの曲、Boney James のSee What I’m Sayin?という曲です。皆んなでワイワイも楽しい事ですが、今はちょっと一人時間を楽しんでみてはいかがですか?もしかしたら、けっこう一人もいいかも…!なんて発見してしまうかもしれませんよ(笑)。あなただけの贅沢な一人時間になりますように…。

各地で新型コロナの緊急事態宣言がでています。私の住んでいる地域もその中に入り、感染が心配と同時に自粛規制も厳しくなってきました。私達ミュージシャンも、なんとか演奏終了時間を早めたりとかして、演奏を聴いて頂く事ができるようにさせて頂いています。たしかに、複数人でお酒を飲んでいるとどうしても楽しい気分になってお話しに花が咲いてしまいますね。それも感染拡大の一つにはなっている事、否定はできません。でも、この機会にたくさんの仲間でワイワイでなく、自分にとって大切な人との時間を静かに過ごすチャンスです。静かにワインやビールを飲んで素敵な音楽を聴く、、、そこには大好きな人がいる…。当たり前すぎてちょっと忘れていた幸せを感じながら、、、。あなたにとって大切な人は?家族、恋人、親友、…様々ですね。一緒にいることに喜びを感じ、是非ゆっくりとした時間を過ごしながらこの曲を聴いて下さい。お洒落なSaxophone の音色に癒されます。Boney James のSo Beautiful という曲です。寒いけれど、綺麗な夜空を眺めながら暖かい部屋でゆっくりと過ごして下さいね。素敵な時間になりますように…!

今日は成人の日です。コロナウイルスのために今年成人を迎える人たちはいろんな規制があり、ワイワイと楽しく過ごす事はできない状況ですが、でも逆にだからこそ大人の階段を登る第一歩の日に今まで生きてきた事を振り返ってさらにこれからの自分に語りかける時間を過ごしてみるのも素敵なことです。私が成人式を迎えたのはもうすっかり昔!のことですが、思い出してみると自分に自信がない故に人の言う事も聞かず、勝手に強がっていたなあと子供だったなあと思ったりもしますが、でも今では忘れてしまった単純さというかピュアさというか何か熱いものが漲っていたときでもありました。大学2年生の頃から少しずつピアノのお仕事をいただくことがラッキーにもできるようになってきた頃で、でもまだまだ未熟で落ちこんだり、でもそれを見せないようにとやたら難しい曲を弾いてみたり、でもできない自分に苛立ったり…。いったい私にとってピアノを演奏するという事は何なんだろう、、こんなのでいいんだろうか?、、と思うたびに聴いて、答えをくれた曲が、このBilly Joel のPiano Man です。この曲はBar にふらりと来た老人、仕事に疲れたビジネスマン、いろんな想いを持って訪れたお客さん、彼等がピアニストの奏でるピアノの音色に少しの間寂しさや辛さを癒されている…そんなシチュエーションの曲です。けっして大きなステージでもなく、コンサート会場でもない、街のBar での出来事です。ただひたすら、こんな事を感じてもらえるピアニストになりたい、二十歳の頃から今でも私のピアノ演奏に対する姿勢は変わらず、ひたすら心を込めて演奏させて頂く日々です。Piano Man …素敵な曲です。久し振りにこの曲を演奏したくなりました。今日、成人を迎える人たちに、そしてもう社会で戦っている大人の方々に、微笑みかけるように語りかけてくれるこの曲を贈ります。

コロナウイルス対策として時短要請が出ているため、私達ミュージシャンの演奏時間も早い切り上げになってしまいました。とはいえ、演奏を聴いて頂くことができる環境がなんとかまだあるということに感謝する日々です。大学生の頃からずっとこの仕事をしてきて、すっかり夜型人間になっていた私ですが、最近はこの時短要請で夜も私にとっては早くなり、ちょっぴり早く起きるようになりました。今朝、6時30分頃に目が覚めて窓から空を見たらまだまだ真っ暗な空にぽっかりと綺麗な三日月のお月様がありました。夜仕事が終わって月を見ながら帰る事はしょっちゅうある事ですが、早朝に見る月なんて何年ぶりだろう!と少し感動して、綺麗な月に見惚れていました。やはり、昔の人が言う「早起きは三文の得」とはたしかですね。なんだか、言葉にならないエネルギーと気持ちの良さをもらえて、さあ今日も頑張ろう、、と思います。今日は、そんな朝にぴったりの曲です。Matt Quentin というArtist のMorning Dew という曲です。清々しい気持ちにさせてくれる素敵な曲です。こうしてブログを書いているうちにすっかり外は明るい朝、お月様にかわり、太陽が出てきました(笑)今日も一日あなたらしい日になりますように…!