コロナ感染者の人数が増えてきてしまったという事で、また厳しい緊急事態宣言が出ました。ピアノを聴いて頂く事がまた難しい状況になってしまい本当に残念で寂しい状態ですが、やはり1人ひとりの意識の持ち方でも大きく状況は変える事はできると思います。なので、やはり今は皆で協力しあって自粛することが一番良い事ですね。変異型のウイルスに変わってきて年齢関係なく、かかったら本当に怖いウイルスのようです。お友達や仲間とワイワイ楽しい時間を過ごす事は寂しがりやの人にとってはきっと辛い日々でしょうが、せっかくのこのおうち時間、本を読んだりいつもは面倒で作ることがないようなお料理やお菓子を作ってみたり、、、いろんな楽しみ方がおうちでもありますよ。実は私は家にいて好きなことをしたり考えたりすることが大好き人間!でコロナ禍になる前から仕事が入っていない日はずっと家で本を読んだりお菓子を食べたり、練習したり、眠くなったら(笑)お昼寝したり、そしてまた起きたら好きな音楽を聴いたり…とこんな過ごし方が私にとっては最高に贅沢なひとときです。「でもやっぱり寂しいよ…。」というあなたに今日はこの曲をお贈りします。Pat Metheny Group の『Better Days Ahead 』。この先にはもっともっとステキな日々があるよ…という曲です。皆で頑張って協力してコロナウイルスに打ち勝って行かなくてはいけませんね。Pat Metheny の創り出す曲を聴いているといつも私は旅に出たくなります。この曲もそんな気持ちにさせてくれる曲です。今日はPat Metheny の曲と一緒にアフターコロナ(変な言葉もできてしまいましたね笑)には旅に出よう!なんて考えながら過ごしてみるのもきっと素敵な時間です。ステキなおうち時間になりますように…。

今日は私の大好きなバラードナンバーをお贈りしようと思います。なんとなく寂しい気持ちになったり、ちょっぴり切なくなった時に聴きたくなる曲です。Benny Golson が亡きClifford Brown を偲んで作曲した『I Remember Clifford 』。この曲を静かに聴いているとトランペットのLee Morgan の切ない響きに涙が出そうになり、それと同時に別のところから何かあたたかい物に包まれている自分がいる事を感じます。メロディの美しさは当然の事ながら、Lee Morgan の静かに語りかけるような艶っぽい音色、そしてさらに繰り広げられるソロは天才的です。大好きな曲なので私もピアノソロや、ピアノトリオで演奏をよくしますが、聴いて頂いているお客様に、そんな切なさ、あたたかさ、が伝わったら…と思っています。このアルバムは、作曲したTenor Sax のBenny Golson も入り、Alto Sax のGigi Gryce と素晴らしいハーモニーでのサウンドは、もう本当に理屈抜きで溜め息がでるほどの美しさです。GW 最後の今日は、是非ゆっくりとLee Morgan のトランペットをジャズバラードナンバーで味わってみるのも素敵な時間です。ゆっくり寛いだなひとときになりますように…

昨日、1年ぶりくらいにピアノトリオのライブ演奏をさせて頂きました。昔からの仕事仲間であり、友人であるドラマーの倉知氏がリーダーの『homare Jazz trio 』のピアニストとして出演させて頂いた安城市でのライブでした。初めて安城市に伺ったのですが、昔からの街並みと現代的な街並みが綺麗に融合され、そして街が地元の方々の力溢れる活気があり、とっても素敵なところです。コロナの中、南北のドアを開けて窓も全開、密を避けて万全の状況でのライブ、会場のお客さんも安心して楽しんで頂く事ができました。私にとっては本当に久し振りのトリオ演奏。この1年ほどずっとピアノソロでの演奏で、それはそれでソロの楽しさ、表現の深さはありますが、やはり久し振りに信頼するミュージシャン仲間との演奏はソロではできない曲もやったりと、刺激的な時間でした。『A Night In Tunisia 』を久し振りに演奏して、あらためてバンドでの演奏は、ピアノソロにはない世界観があると感じたのは言うまでもありません。今日は、その『A Night In Tunisia 』と言えば、私の中では、何と言ってもArt Blakey &Jazz Messengers !の名演をお贈りさせて頂きます。今回のバージョンは本当に昔の映像ですが、Art Blakey のドラミング、Lee Morgan のトランペットのアプローチ等、全く古さなんて感じさせない、どころかもう鳥肌もの!です。今夜は是非迫力あるジャズの名演を楽しんでくださいね。GW も後半も素敵なひとときになりますように…。

何となく時々思う事です。私達人間は儚い生き物で、ロボットのように永遠のものでもありません。だからこそロボットには無い『感情』というものがありいろんな欲望(愛情、友情、健康、食事、衣服、住居等を求める欲求)のもとに生きています。とはいえ、コロナ禍の中であらためて感じる事は、先の事は誰にもわからない。だからこそ、刹那的に生きる生き方もあり、それが人間に与えられた一つの権利でもあり喜びかな…と思ったりします。そんな事を考えていてこの曲に出会いました。常田大希さん率いるmillennium parade のTrepanation という曲です。彼の世界観がすごく好きで、特にこのmillennium parade を通して感じる感覚はいつも私の五感を刺激してくれます。なんだかとっても深い話になってしまいましたが、常田さんの創り出すサウンドに今回のVocal 、Masumi さんの歌声が素晴らしく、とにかくカッコいい曲です。是非、今日はArt な世界観、そしてちょっぴり刹那主義的な気持ちにも浸ってこの曲と一緒に現代アート気分を味わってみてくださいね。あなたの眠っている感覚を呼び起こしてくれるかもしれません。素敵なひとときになりますように…。

今日からGWがスタートしましたが全国的に大雨のようです。今年のGW はコロナ禍の事もあり、おうちで家族と過ごされている方々もいらっしゃることでしょう。つまんない…。なあんて言わず是非そのおうちでのゆっくりした時間を楽しむのもいいものです。ましてや、連休のスタートにさっそく雨…だからこそ、家でゆっくり過ごしていると、生きていればまあいろんな事がある、コロナ禍もその一つだし仕事での様々なストレスでも悩み、疲れますね、、、でも…その悩みや疲れと同じ位様々な幸せがあります。今、おうちで過ごしている空間も幸せの一つ、ちょっと美味しいものを知った時の喜びも一つ、なんでもない事のようですが、そのなんでもない事を感じられる事こそ、生きている証…まで言ったら大袈裟ですか(笑)でも、まあのんびり行こうよ…、ゆっくりと…ね。と長い連休の間に一度自分をリセットすることができたら最高ですね。そんな気持ちを込めて今日、あなたにお贈りする曲はギタリストの曲です。日本のジャズ、フュージョン界を代表するギタリストの一人、高中正義さんのアルバムの中から『雨の景』。私が知った高校生の頃にすでにスーパーギタリストでしたが、今現在も素晴らしく活躍されている日本が誇る巨匠です。彼のギターは語りかけるように始まり、最終的にもう泣けるようなアプローチ、サウンドで、ギターが歌っているようです。雨にぴったりのテーマで私達に語り始めてくれます。そして、高中サウンドという最高の世界に連れ出してくれます。今日は、是非、窓から雨の降る景色を見ながら高中サウンドに酔いしれてみて下さいね。素敵なGW になりますように…。

ポカポカと気持ちのいい季節ですが、コロナ禍でいろんな規制があり、なかなか思うように出かけたりもできませんね。残念で辛い状況ではありますが、私自身は、家で過ごす事が基本的に大好きな人間で、好きな本と飲み物とお菓子、そしてBGM に好きな音楽が流れていたら、ずっと家で過ごしていても全く苦になりません。もちろん、たまにふらりと車を走らせて海を眺めに行ったりする事も大好きな時間ですが、家で好きなものに囲まれて一人の時間を味わう事も私にとっては大切な時間です。このコロナ禍でおうち時間が長くなり、いろんな事を考えるきっかけになりました。どんな事も思うようにはいかないし、誰も明日の事はわかりません。だからこそ他人からの目に惑わされず本来の自分に眼を向け耳を傾ける…。そんな生き方ができたらきっと素敵な人生かな…と思います。自分を見つめて自分だけの贅沢な時間を作ったら、おうち時間もきっと気持ちいいリゾートな気分でいっぱいになりますよね。今日はそんな気分にぴったりの曲です。ブラジル出身のヴォーカリストであり作曲家でもある、Ivan Lins の『Velas Lcadas 』。彼の作る曲を聴きながらゆったりと過ごしていると、ふっと今居る場所から旅に連れ出してくれて、そうしているうちに自分の中に潜んでいる五感を刺激してくれます。日本はこれからどんどん暖かくなり、夏に向かっている季節。おうち時間でもリゾートな気分で気持ちいいあなただけの時間になりますように…。

日に日に暖かく春の明るい日差しを感じることができるようになってきているにもかかわらず、コロナ禍はおさまる様子もなく、感染者数もまた増えてきてしまい不安な状況です。時短要請だけでなく緊急事態宣言の心配も出てきました。私達ミュージシャンも活動が大きく妨げられている状況ではありますが、もうどうしようもなく、感染対策や演奏するにおいてのやり方等で協力的になりウイルスに向き合っていくしかない。。。と考えています。ウイルスが自然からくるものなのか人為的なものなのか、専門的な事はわかりませんが、あらためて人間の儚さ、無力さを感じています。コンピューター等の発達により、怖いもの無しの時代にきたように見えて、でもこういった流れの中で、人間は弱いものであり、でもそれが人間らしいのです。なんだかこのコロナ禍でいろんな事を考えるようになりました。とはいえ、ずっとピアノを弾いて生きてきた私にとっては、音楽…というものは、私達人間が創り出した素晴らしく無限の可能性、どん底の精神になってもそこから救い出してくれるものであると思っています。もちろん、お医者さんでないので病気を治す事は出来ませんが、あなたにそっと寄り添ってくれるチカラを持っています。今日はTAKE 6というコーラスグループの素晴らしいアカペラナンバーをお贈りします。理屈はいりません…。眼を閉じて聴いて下さい。きっとあなたに優しく語りかけて、清んだ気持ちにしてくれます。。『Lullaby 』…。ちょっぴり疲れてしまっているあなたに…。素敵な曲です。

今日はなんだか無性にGrover Washington JR.の曲が聴きたくなりました。その時その時の自分の心の動きでふっと聴きたくなる…そんな時ありませんか?そして気分が良くなったり、懐かしい自分を思い出させてくれたり、いろんな情景と共に素敵な時間を音楽は私達に与えてくれます。今日、皆さんにお贈りするのはそのGrover Washington JR.のアルバムの中から『Just The Two Of Us 』。この曲は、私の中では名曲トップ10に入る大好きな曲です。彼は、ジャズ、フュージョン界を代表する素晴らしいサックス奏者でありまた、素晴らしい作曲家でもあり、スムースジャズの礎を作ったミュージシャンとしても知られています。今の時代になり、ファンク系の曲は打ち込みも取り入れられてさらに新たなる格好良さも加わって私自身大好きなジャンルでありますが、この1980年代に作られたこのアルバムを聴いていると、やっぱり素晴らしいメンバーで作り上げられたサウンドは心に響き、思わず聴き惚れてしまうカッコよさがあります。Vocal のBill Withers のちょっと哀しげでクールな歌声も魅力的ですが、やはりなんと言ってもGrover Washington JR.の奏でるサックスは何故か遠い昔を思い出させてくれて、ちょっとセンチメンタルな気分にしてくれます。おしゃれな空間を演出してくれる素敵な曲です。一人きりの時間に想い出に浸りながら聴くのも、大好きな恋人と一緒に過ごしている時に聴くのも、どちらも素敵な空間にしてくれます。たまにはちょっと気取った時間もあなたらしくてきっと素敵ですよ。

桜の花は散ってしまいましたが、なんだかいろんな事に前向きになる事ができる春の季節、ウキウキした気分にもさせてくれますね。日本では今のシーズンは天候も穏やかな日が多いせいか、あるいは新たな気持ちにさせてくれる時期だからなのか、結婚式があちらこちらで開かれてまさにWedding シーズン!です。コロナ禍で、あまり派手な演出や盛大なパーティは残念ながらあきらめざるを得ない状況ではありますが、やっぱりHappy な二人を祝福する気持ちは、まわりのみんなもHappy にしてくれるチカラを持ってますね。今日は、そんな季節にぴったりの曲です。世界的にも言わずとも知れた名プロデューサー、Quincy Jones のアルバムから『Setembro 』という曲です。ブラジルの公用語であるポルトガル語で『9月』を意味するそうです。彼自身も世界中の結婚する二人に贈る想いを込めて作曲したそうです。「余計な言葉はいらない、幸せな二人の物語がそのまま歌となるんだから意図的に歌詞はつけなかった」という事です。曲と共になんて素敵なコメントなんでしょう!とはいえ、さすがQuincy Jones!参加ミュージシャンはハービー・ハンコック、ジョージ・ベンソン等、バックミュージシャンというには少し違和感を感じてしまう、あまりにも素晴らしいレジェンド達です。素晴らしいミュージシャン達が祝福の気持ちを持って演奏という形でHappy を運んでくれる。。。そんな素敵な曲です。『結婚』だけでなく大好きな人と過ごす事ができていたり、大好きな家族と何気ない日常の中に溢れる愛であったり、、他にも色々いっぱいHappy はありますね。4月の穏やかな日、幸せいっぱいになりますように…と想いを込めてこの曲をあなたにお贈りさせていただきます…!

4月になりました。桜の花が咲くようにコロナで落ち込んだ空気も少しずつでも明るくなっていくといいですね。コロナウイルスで自粛規制が厳しくなっていた時期は私自身、演奏もキャンセル続きで家にこもって練習したりする日々でしたが、その合間に時間はたっぷりあったので本当によく一人で車を走らせて気分転換に大好きな海までドライブに行きました。海は眺めているだけでも『無』にしてくれて疲れた心を癒してくれます。今日は、私の大好きな映画監督、Luc Besson の作品の『ATLANTIS』をお贈りします。Luc Besson 監督の作品は名作がいくつもありますが、この作品は、いっさい会話がなく、美しい海の中の映像と一緒に彼なりのコンセプトで創り上げられたストーリーです。音楽は、Luc Besson といえば…という位、彼の作品にはなくてはならない作曲家、Eric Serra 。この『ATLANTIS』を観ていると、海の中の神秘的な世界に引き込まれていき、そして、海の中にもいろんなストーリーがあることを教えてくれます。その中に私達人間が入っていいのか…それはいろんな考え方があるのでしょうが、神秘的…というところまでにしてあとは自分のインスピレーションの世界感を楽しむ、自分自身のストーリーを作っていく…美しい海を眺めていつも私は自分にそんなふうに語りかけています。今日はその『ATLANTIS』の中からTime To Get Your Lovin’をお贈りします。Vanessa Paradis がVocal で参加してます。彼女のキュートな歌声も海の中を可愛らしく泳ぐ人魚のようですよ。あなたも、ちょっと時間を作って海を眺めに出かけてみてはいかがですか?その時のBGM には是非…この曲を私からあなたに…。