このChris Botti の奏でるトランペットの音色が凄く好きです。彼のルーツがMiles Davis の甘くまろやかな音色に影響を受けているということもあり、初めて私が彼のサウンドを聴いたときは、Miles を聴いた時と同じただひたすら涙が出るような切なさを感じて、言葉にできない感情を抱いた瞬間でした。それ以来、何故か悲しい事があったり切ない思いをしたり、ちょっと心が疲れた時はいつも聴いている、そっと隣にいてほしいサウンドになっています。生きている中でなんでもいいから、そんなふうにさりげなく助けてくれるものがあるといいですね。私にとってはやはり音楽というものは職業とか関係なく、そんな大きな力を持っています。あなたにとっての大きな存在は…?大切な家族、お友達、仲間、ペット、本、、、きっと十人十色、色々なのでしょう。様々な情報が溢れている時代ですがちょっとづつ心も休ませてあげて自分を大切にして下さいね。今日お贈りする曲は、Chris Botti のアルバムの中から『Venice 』。甘く心地良い音色があなたに優しく語りかけてくれます。今宵は静かで穏やかな夜のひとときになりますように…。

なんとなく今、ふっと聴きたくなった曲をあなたへ贈ります。ジャズのスタンダードともいえる名曲で、様々なジャズミュージシャンが演奏をしていて、私自身もソロでもバンドでも本当によく演奏する素敵な曲です。『My Funny Valentine 』。それだけ様々なミュージシャンが演奏している中でも今現在の私にとってダントツに大好きなスタイル、ジャズトランペッターのChris Botti とSting のヴォーカルによる『My Funny Valentine 』は、もううっとりするくらいに酔いしれてしまいます。一人で静かに本を読んだりちょっと考え事をして過ごしている時になんとなく聴きたくなってしまう…そんな曲です。Cool なサウンドとはこんな音を言うのかな…なんて思います。あなたも是非、今日はこの甘いトランペットの音色とSting のCool な歌声、そしてこの名曲の素晴らしさに酔いしれてみてくださいね。素敵なひとときになりますように…。

山口路子さんが執筆された『ココ・シャネルという生き方』という本に数年前に出会いました。CHANELというブランド銘は知らない人はいない…と言っても過言ではないトップブランドです。その創立者であるシャネルの人生を綴った本なのですが、仕事にも恋にも全て全力で向かう凄まじい人生を生き抜いた女性です。どこまでも自分を貫き、欠点ですらあえてそれを強調して個性とするべき…と考える彼女の人生感を知れば知るほど、ちょっと緩んで甘えた自分に喝を入れられます。彼女は、自分にも、そして他人にも厳しいので、私自身、心が弱りきっている時にシャネルの生き方から生まれる言葉はきつい…。でも、その厳しい言葉や厳しい生き方には認めざるをえない芯の通った美しさがあるような気がします。なので時々、彼女の言葉や生きてきた道を想うことにより、私の『生き方』をあらためて確認しているのかもしれません。ふっとこの本を久しぶりに読んで、凛とした強い女性でいるための努力を続けていこう…とあらためて思います。今日お贈りする曲は、LA出身のバンド、Moonchild のアルバムから『Show the Way 』。シャネルの喝を入れてくれる厳しい言葉とはうらはらに、優しく語りかけてくれるようなグルーヴの効いた甘く心地良いメロディが、なんだか素敵に相合わさってゆっくりと考える空間を創ってくれます。エネルギッシュな春になりますように…。

今日は初夏を思わせるような陽射しの日。今日はお仕事が入っていないので久しぶりにドライブ…海を眺めにやってきました。そして久しぶりにLarry Carlton のサウンドも一緒に…。う〜ん、やっぱりカッコ良くお洒落なサウンドはhappyな空気を海の輝きと共にもたらしてくれます。今日はその中から『Morning Magic 』という曲をお贈りします。なんというか…素晴らしいアプローチでありながらでも力みのないサウンドは彼らしいお洒落感溢れるスムースジャズに仕上がっている…という感じです。これからの季節、お天気の良い日には、ちょっぴり気取って夕陽でも眺めながらこんな曲と一緒に過ごすのも素敵な事です。あとは、大好きな飲み物も忘れずに…!キーンと冷やした白ワインやビールなんてあったら最高ですね。次のあなたのお休みはいつでしょうか?是非、素敵な休日にして下さいね。梅雨の合間の晴れた日に、そして笑顔の似合う素敵なあなたに、、、乾杯…。

ひとりでふらりとドライブに出かける事が大好きです。車の運転が唯一の趣味の私にとって、好きな曲を聴きながらハンドルを握ると、演奏している時とはまた違う集中した世界に入っていきます。そんな無心になった時間がすごく大切なひとときで、何か行き詰まったりしてしまった時愛車と共に出かける…そんなひとり時間です。今日は、そんな時に良く聴いている一曲をあなたへお贈りします。Boney James の『Pure 』。彼ならではの甘くお洒落なサウンドがグルーヴの効いたゆるいファンクのリズムに絡んで最高に素敵時間を創り出してくれます。雨の合間の晴れた日にはふらりとドライブしてみるのも気持ちいい気分転換です。色々と難しい人間関係や、忙しいお仕事、勉強、生きていたら人それぞれ課題はいっぱいありますね。疲れてしまったあなた、ほんのちょっとだけでもそこから逃避できる時間を自分のために作ってあげて下さいね。お散歩したりドライブに出かけたり…きっと何か近くにある何気ないものがちょっぴり優しく語りかけてくれるかもしれません。Boney James のお洒落なサウンドにのって素敵な春の午後になりますように…。

GWが終わった途端にもう梅雨⁉︎と思わせるような雨降りの日です。私の住んでいる地域だけでなく全国的に雨のようです。お仕事の帰り道、足元には気をつけてくださいね。今日の夜は、私はBass Line で演奏です。夜にかけてさらに雨は強くなってくるようですから、お仕事帰り寄り道して演奏を聴きに来て頂くのは大変かな?…でもちょっと期待して…(笑)なんて色々と考えながら、寄り道してくださる(笑)お客様がいらっしゃったら嬉しいな…と思いながらお待ちしてます。今日のような雨降りの日はMiles のTp が聴きたくなります。私の中でMiles と言って真っ先にあがる曲は、この『So What 』。Kind Of Blue というアルバムの中の一曲です。このアルバムではセクステットですが、今回はVideoヴァージョンの方をお贈りします。レコーディングアルバムの方のピアニストはBill Evans です。こちらのピアニストはWynton Kelly です。どちらのスタイルも素晴らしい名作ですが、Evans のピアノを知的で抒情的…という表現をするのであれば、ファンキーでブルージーなWynton Kelly のアプローチの格好良さ…と言ったら良いのでしょうか…。『So What 』というなんとも不思議なハーモニーの曲は、ミュージシャンそれぞれのソロ展開で素晴らしくファンタジックな世界へ連れ出してくれる…そんな気がします。理屈はともあれ、こんな雨の日にはMiles と素晴らしい仲間たちが繰り広げる世界に浸るにはもってこい…のシチュエーションです。素敵な週末になりますように…。私からあなたへジャズの名曲をお贈りします。

今日は朝から雨が降っています。雨降りの日はいろんな事を考える時間を与えてくれます。今回は、日本を代表する素晴らしい音楽家でありピアニストのミッキー吉野さんが手がけられた私の大好きな曲をお贈りします。『NEVER GONE 』。この曲をミッキーさんが作曲中にミュージシャン仲間であったギタリストの浅野さん(ゴダイゴ)の訃報を聞いた…というお話をされていました。ミッキーさん自身、今、地に足をつけて音楽をやっているけれどやがては天国に行くときがくる…。でもミッキーさんの音楽を愛する想いを音楽で残したい…と、そして、天国にいるミュージシャン仲間たちにも聴いてほしい…そんな様々な思いで作られた曲です。ヴォーカルの岡村靖幸さんはミッキーさんが指名された方で、この曲の人生の悲しみ、大切な人を失った喪失感は彼のヴォーカルなしではあり得ない…素晴らしい歌声です。私自身、楽器を演奏する人間としてほんのちょっとでも人の心に響く、語りかける音色を少しでも生きている間に残したい…とあらためて思います。雨を眺めながらこの曲を聴いて、ふっと心に思ったひとときです(笑)。やはり、音楽というのは人を優しく、素直にしてくれるなによりも素晴らしいサプリメントかもしれません。今日、お仕事がお休み明けで始まった方もいらっしゃるかもしれません。ミッキー吉野さんの素晴らしい世界と一緒にゆっくりとした夜を過ごして…今週も無理をせずにあなたらしく輝いて下さいね。

私の最高に憧れの女性、野宮真貴さんが最近アルバムをリリースされました。私にとって青春そのもの、まさに大人の世界に憧れて一生懸命にカッコつけていた頃に出会ったのがこの野宮真貴さんがヴォーカルをされていたPIZZICATO FIVE でした。その中でも代表的な曲とも言えるこの『東京は夜の7時』。スマホもない時代でしたが、小西康陽さんプロデュースによるこの最高にお洒落なサウンドは今聴いてもウキウキします。新しくClubサウンドのスタイルでアレンジされてのニューアルバムの方ももちろんカッコ良く素敵ですが、やはり私にとってはなんとも思い出もあり、この曲に出会った時の野宮真貴さんのカッコ良くて可愛い、でもどこかつかみどころのないアンニュイさ…といったらこのPIZZICATO FIVE のヴァージョンです。野宮真貴さん、ルックスの素敵さは当然ですが、昔も今も歌い方がこんなにキャッチーな曲なのにすごく丁寧で、そこから生まれるスタイルと小西さんから創り出されるスタイルがミックスされてこのなんとも言えないクオリティが生まれている…そんな気がします。私のいつも追いかけている素敵な女性、野宮真貴さんヴォーカル、PIZZlCATO FIVE のグルーヴに包まれてあなたも今夜7時?(笑)、素敵な日曜日の夜、素敵な人と過ごすひとときになりますように…。お洒落な春の夜に乾杯…。

GW も後半になりました。楽しいお休みを過ごされた方々もたくさんいらっしゃることでしょう。さあ、これからはそこでもらった刺激やエネルギーをアグレッシブにお仕事に生かしていくのも『生きている』事の最高の幸せです。無理をせずにあなたらしく頑張って下さいね。今日は、そんなお仕事が始まる前のお休みのひととき、ゆっくりとした時間を過ごすあなたへお贈りします。Keith Jarrett のアルバムの中から『Shenandoah 』。この曲は、アメリカの民謡の一つで、船乗り達の“はやし歌”という事です。アメリカ原住民であるインディアンの想いが込められた曲をKeith Jarrett が想いを込めて演奏するピアノの音色は、大切な人や大切な場所、大切な思い出、景色をもう一度、忘れかけていた昔を甦らせてくれる…そんな気がします。私もピアノに向かうときは、いつもこの心を忘れないでいたい…と思っています。もともと“はやし歌”というように歌曲ですが、彼の人間性を感じる素晴らしく繊細で気品あるピアノの音色によってさらに、この名曲に込められた切ない中に愛おしさを感じる想いが私の心に入り込んできます。穏やかな春の午後、こんな曲を聴きながら過ごすこともいいものです…。素敵時間があなたに訪れますように…。

今日は朝から雨が降っています。ふっとこの曲が聴きたくなりました。カーペンターズが歌っている曲ですが、このPat Metheny の創り出す世界感が好きです。Pat Metheny といえばジャズ界のレジェンド的な存在のギタリストですが、彼の音楽はジャンルになんら拘りのない、良いものは良い…というスタイルでいつも演奏し続けている素晴らしいミュージシャンです。この曲もジャズとはかけ離れたポップスのジャンルに入る一曲ですが、彼の奏でるサウンドを聴いていると一音一音に思いを込めて演奏する大切さをあらためて感じます。そして、何事も気負いなく素直な気持ちで楽器に向かう事が、美しい音色につながる…という事を教えてくれているような気持ちになります。いつもピアノを演奏していて思うことは、聴いてくださっている方々が心地良くなって頂いているのか…私のピアノで少しでも明日への活力になって頂いているのか…、気になるところです…笑。この曲でのPat Metheny の演奏は、静かに自分を振り返って、そしてありのままの自分でいることの大切さ、素敵さを知る時間を作ってくれる…。私もそんな気持ちになって頂くことができたら嬉しいな…と思いながらピアノを日々弾き続けています。雨音を聞きながらのお家のひとときもいいものです。そしてPat Metheny の創り出す『Rainy Days And Mondays 』の音の世界と一緒に静かで穏やかなひとときになりますように…。