今日は梅雨の合間、夏の様なお天気です。夏を迎えるのはまだ少し先になりそうですが、こんな晴れた日にはやっぱり『南の島に行きたい…!』気分がウズウズしてきてしまいます。コロナ禍の規制も殆ど解禁になり、皆さんも楽しい夏のバカンス計画を立てていらっしゃる事かと思います。やはり夏は子供も大人もワクワク気分を盛り立ててくれるHappy な季節ですね。今日お贈りする曲は、そんなリゾート気分いっぱい、お洒落な空気の中へ連れ出してくれる様な素敵なボサノバです。『Samba do Aviao 』…。Antonio Carlos Jobim がバリグブラジル航空のために書いた作品で、着陸態勢に入る飛行機から徐々に近づくリオを眺めながら流れている曲だったそうです。私は、A.C.Jobim の一名曲…として知り、後でそのエピソードを知ったのですが、あらためて今聴いても『あ〜飛行機に乗ってどこかへ行きたい!』という気持ちが高まります。こんな、日々のなんでもないささやかな夢や希望があることによって、ちょっぴり辛いことや苦しいことも頑張れたりしますね。さあ、あなたも楽しい夏に向けてもうひと頑張り…!してみて下さいね。今回お贈りするヴァージョンは、現在のブラジルの音楽業界で欠かすことのできないレジェンド、Ivan Lins のヴォーカル、そして彼を取り巻くバックミュージシャン達の圧巻サウンドです。素晴らしいソロにも酔いしれて下さいね。素敵なひとときになりますように…。
dially
『愛』…私の大好きな日本語の素敵な響き…
皆さんにとって凄く心地良くて好きな響き…ってなんでしょうか?音楽のメロディラインであったり海辺の波の音だったり…様々な好きな音があると思いますが、私達が日常的に話している言葉、もっと具体的に言えば日本語…というものは素晴らしい響きを持っているものと思います。その中でも『愛』という日本語は、響き的にもそしてこの字体も、私はとても美しさを感じる大好きな単語で…LOVE でなく、『愛』というこの表現ができる日本人であることに小さな喜びを感じます。国際人として英語が堪能であることも大切な事ですが、こんなふうに時々日本語をあらためて見つめて、丁寧に使い続けていく事ができる日本人でいたいな…と思っています。今日お贈りする曲は、Brian Culbertson のアルバムの中から『Our Love 』。彼の創り出す世界は、お洒落なグルーブの効いた格好良さがなんと言っても最高…!ですが、こんなふうにストリングスと素敵に絡んで、メロウなワルツでもやはり素敵です。私の中では、『愛』…を感じさせてくれる一曲です。日常の中で疲れてしまっているあなたへ私からお贈りします。ゆっくり寛いだ静かな時間をこの曲と一緒に過ごしてくださいね。穏やかな休日になりますように…。
雨の中で…。
梅雨の真っ只中ですが、この雨の季節になるとこのメロディラインとピアノのバッキングが浮かんできます。坂本龍一さんが映画The Last Emperor のために書いた作品の一つです。この映画のストーリーで、溥儀と別れようと第二皇妃が手紙を置いて雨の中を歩き去るシーンで流れています。哀しく切なく、雨が似合いすぎるメロディとこのシーンは、私にとって忘れられない映画のワンシーンのひとつです。今回はその素晴らしい名曲を坂本龍一さんのピアノ、そして素晴らしい仲間のヴァイオリン、チェロによるトリオのアルバム『1996 』からお贈りします。雨も素敵なインスピレーションを与えてくれるものです。坂本龍一さん…教授…とも呼ばれている方です。最近、がん療養中ということですが、体調を調整しつつ音楽活動を続けている姿は、本当に感銘…としか言いようがありません。私自身、ちっぽけながらもあらためて、心を込めて演奏するという気持ちを大切にしたいと思います。『Rain 』…。素敵なこの曲を雨音と共にあなたへ贈ります。ゆっくり寛いだ週末になりますように…。
雨の日、最高の音楽に浸るのも最高…
雨が降ってます…。梅雨の時期ですから、夏を迎えるための恵みの雨ですね。私自身、仕事に出かける時の雨はやっぱり、うーん…濡れるし気分的にも挫けそうになりますが、仕事が入っていない日の雨は『家に居る』という事にきちんとした理由がある…と言うか、家大好き人間としてはうん…お家時間を楽しむ素晴らしい状況ができた!(笑)と言った感じでちょっとした幸福感を感じます。今日お贈りする曲はJamiroquaiの1st アルバムからの曲です。雨を眺めながらしっとりした曲を聴くのもいいものですが、スピーカーをマックスにしてお洒落でカッコいいサウンドを思いっきり楽しんで聴くのもなんかスカッとした気分になります。このbandは、ヴォーカルのJ.Kay を中心としたacid jazz bandですが、楽器を操るミュージシャンの演奏が素晴らしくカッコ良く、是非ヴォーカルだけでなくそちらのサウンドにも聴きいってみて下さい。『Music Of The Mind 』というインストの曲ですが、この素晴らしい仲間達の名演奏があるからこそのJ.Kay 、そしてJamiroquai なんだ…と納得してしまいます。雨で沈みがちな気分もきっと吹き飛ばしてくれますよ。素敵な夏を迎えるためにエネルギッシュなあなた…でいて下さいね。今週も充実した日々になりますように…。
あなたにとって大好きな人を想いながら聴く曲は…?
今日お贈りする曲はEarth Wind & Fire のアルバムの中の一曲です。私が初めて知った時には既に名曲と呼ばれ、世界中に知れ渡っている作品でしたが、私自身の中でも衝撃が走る…とはこの事、とも言えるくらいに感動した曲です。愛が去ってしまった、失われてしまった恋を歌った曲ですが、この何とも言えない甘く、お洒落なグルーヴに乗せて放たれるサウンドは、そんな哀しさ切なさも包んでくれるエネルギーすら感じます。作曲者のDavid Foster の創り出すサウンドにEWF の素晴らしいメンバーによる名演奏、Philip Bailey の歌い上げる高音の美しさ…全てがもう聴いていると鳥肌が立って、それと同時に何故か涙が出てくる…今も初めて聴いた時の感動と変わらない刺激に酔いしれます。あなたにとって大好きな人を想いながら聴きたくなる曲はどんな曲でしょうか。それが今、別れてしまった人でもその曲を聴くと素敵な思い出と共にその人を想う事ができるならそれも素敵なことかな…と思います。いろんな出会いもあれば別れもあります。人生はそんなことの繰り返しかもしれませんね。『After The Love Has Gone 』…。この甘く素敵な曲を私からあなたへ贈ります。ゆっくり穏やかな休日になりますように…。
淋しがりやなあなたへ…。
今日、古いアルバム(CD 、レコード等)を整理していて、久しぶりに聴きたくなりました。私が大学生の頃に密かに恋していた随分歳上の方(一方的にでしたが…笑)に教えてもらったRickie Lee Jones のアルバムからの一曲です。彼女が歌い上げる曲は全て、彼女の世界に引き寄せられるかのように心を掴み、そして優しい愛おしさで満たしてくれます。心が折れていたり、孤独感に襲われていたり、自分がものすごく弱くなっている時は、その切ないサウンドに涙が出てきてしまいます。『生きていく』という事は、時には『幸せ』もあり、時には『涙のような悲しさ辛さ』もあり、それが人間として生きる美しさ…なのかな…と思ったりします。今日は、アルバム『Girl At Her Volcano 』の中からLush Life をあなたへお贈りします。ジャズミュージシャンも歌うスタンダードナンバーですが、彼女の歌声、そして彼女を取り巻くバックミュージシャンの素晴らしいアプローチ…、ジャンルを超えた素敵なサウンドが心地良くあなたに語りかけてくれます。もし、あなたがすごく淋しがりやさんなら…きっと一緒にさみしい時間もあなたに寄り添ってくれます。出会いは『人』ばかりではありません。この曲との出会いにそっと…乾杯。
David Foster の世界に浸る幸せ時間…。
今日お贈りする曲は素晴らしい名プロデューサー、David Foster のアルバムからの一曲です。David Foster と言えば、様々なアーティスト達に曲を提供し続けている、今更、ここで私が説明する必要すらない人です。私が彼を知ったのは、高校の頃、作曲や編曲を学んでいた時の先生(某有名エレクトーンプレイヤーですが…)がコードの展開やオーケストレーションスタイルの素晴らしさ、ポップスやクラシックやジャズ、様々な音楽ジャンルの垣根を取り払い、生まれてくるサウンドの美しさ、格好良さ、繊細で、でも優美な空気感…こんな素晴らしい世界を創り上げてそして聴いている人に幸せ感を与える事ができる…彼のようなミュージシャンに少しでも近づきたいね…。と優しく笑いながら言って教えて頂いた事が始まりです。今現在、私自身、ピアノソロのお仕事の時にはよく演奏する曲も何曲かありますが、それよりも一つの曲をソロで展開していく時のインスピレーション、ダイナミクス等、凄くこのDavid Foster スタイルは私のピアノ演奏に影響を与えてくれたサウンドです。まあ、理屈は抜きにして笑…今日は、この素敵なサウンドに聴き入って下さいね。この曲はChaka Khan へ提供された曲ですが、是非、彼の素敵なピアノ演奏も入ったインストヴァージョンこそ私からあなたへお贈りしたい曲です。『Through The Fire 』…。ゆっくりと穏やかな休日の午後になりますように…。
Wynton Kelly Trio の痛快すぎる魅力…!
今日はジャズピアニストのレジェンドの一人、Wynton Kelly のトリオのアルバムの中からの一曲をお贈りします。このトリオは、一体だれがリーダーなんだろう…と思ってしまうほど3人の名演奏がもう痛快すぎて溜息がでる程…素晴らしい。Philly Joe Jones のドラミングで挑発的な程に響くスネアの音色、でも決して煩いわけではなく、さらにその挑発に乗るかのようにKelly のピアノタッチもアプローチも強くなっていき、エネルギッシュな飛沫が飛ぶ勢いのキラキラしたサウンドが心地良い…そしてベースのPaul Chambers がそのキラキラしたサウンドの中で柔らかな重低音を生かしたアプローチで安定したトリオサウンドにまとめる…『三位一体』とはこの事か、と思う素晴らしい名演奏中の名演奏です。私自身、聴くたびにこのスリルと迫力に圧巻…そしてエネルギーをもらいます。そしてピアノに向かい練習し始めます(笑)特にこのアルバムの時期はWynton Kelly の全盛期とも言われ、まさにピーク時のもの…。う〜ん凄い…と、やっぱりまたうなってしまいました。是非、今週末の夜は素晴らしいピアノトリオのサウンドに酔ってみて下さいね。初夏を感じさせてくれるエネルギッシュなテンションにあなたがいっぱいいっぱい包み込まれますように…。そして、素敵な週末になりますように…。
私にとっての夏の始まりの曲…。
6月になりました。私の住んでいる地域は曇り空で今にも雨が降り出しそう…ちょっと蒸し蒸しもして梅雨の始まりを感じる空気です。とはいえ、やはりいよいよ夏の始まりは感じる季節ですね。今日お贈りする曲は、松岡直也グループによる素敵なサウンドです。思い出せば、私はまだまだ子供の高校生の頃、とにかく大人の世界への憧れの塊のような青春期でした笑。そんな頃に出会った『わたせせいぞう』さんの漫画(非常にアート的な作品なので、こう表現する事に凄く抵抗があるのですが…)をアニメ化して、その音楽を担当したミュージシャンが松岡直也さんです。どちらも当時の私にとってはファッショナブルでカッコ良くてひたすらこの世界観を追い続けている女の子で笑、全ての作品を制覇しました。その『わたせせいぞう』さんのストーリーの中にピアノbar 『ジェシイ』がよく舞台として登場します。もちろんその店のマスターはジェシイ。今日は、その『ジェシイの店』のストーリーで流れる曲をお贈りします。松岡直也グループといえば、参加ミュージシャン達も素晴らしい、日本が誇る一流スタジオミュージシャン達で、名演奏にも魅せられます。残念ながら松岡直也さんは既に他界されていますが、私の中では、尊敬、そして様々な思い出の曲をプレゼントしていただいた、この先もずっと生き続けている憧れのミュージシャンのお一人です。ちょっと夏を感じ始める今の時期…やっぱりこの曲です…(笑)。なんとなく切なくて、でもなんか懐かしさも感じたり…ちょっぴりセンチメンタルな世界に浸るのも素敵な時間ですね。この曲を聴きながらあなたにも素敵時間が訪れますように…。
Acid Jazz の世界感…Jamiroquai!
今日は私にとって、ものすごく懐かしく、しかもこの独特なリズムスタイル、コードの動き、何をとっても創造的。。。と言える音楽の世界を教えてくれたバンドJamiroquai の曲をお贈りします。まさにドライブの時は最高な空間を作ってくれますよ。ヴォーカルのJ.Kay を中心に構成されたイギリス出身のバンドで、二十数年のキャリアの中で少しずつスタイルも変わりつつありますが、昔も今も素晴らしさは変わりありません。でも、やっぱり私にとっては(私だけではないかもしれませんが…)初期のJamiroquai メンバーによるヴァージョンはとにかく素晴らしいクオリティ、名演奏である、、と思っています。この名アルバム『The Return Of the Space Cowboy 』を聴きながら気取ってカッコつけてドライブしていたのもついこの前のよう…笑。やっぱり今聴いても最高のビートで最高のアプローチを聴かせてくれます。今日お贈りする曲は、そのアルバムの中から『Mr.Moon 』。時には、一人で車に乗って(制限速度は守りつつ…失笑)ハンドルとアクセルに集中してドライブしてみるのもスカッとした気分になって気持ち良いものです。是非、そんなあなたの横にはこの曲も一緒に…。最高にカッコいい時間を作ってくれますよ。あなたらしく、素敵な週末になりますように…。