ショッキングな事が起きてしまいました。元内閣総理大臣の安倍晋三氏が銃で撃たれ亡くなったという信じられないニュースが流れ、私は一日本人としてとにかく悲しい…です。まだまだやりたい事もあられた事でしょうし、私達国民も安倍さんにはまだまだやってほしいことも沢山ありました。安倍さんの亡くなり方はどうしても納得いかないものがあり、悔しく納得できず苛立ちすら感じますが…と同時に、こんなに活躍されていた方がいきなり亡くなってしまう…人間はなんて儚い生き物であるか…そして自分にもそれはいつかやってくる…そう思うと、いったい人はなぜ生きていくのか…なんのために生きているのか…いろんな疑問に突き当たります。『神と悪魔が戦っている。そしてその戦場こそは人間の心なのだ』とドストエフスキーが言っている様に人は『愛する』という素晴らしい感覚もある反面、いろんな醜さも持った生き物なのかもしれません。生きていく事が嫌になってしまうほど辛い思いや絶望感を感じる日常…、特に今現在の時代はコロナ禍等の影響での不況による格差社会、争い、ある意味でドストエフスキーの時代と似通っている荒んだ重苦しさです。でも…、私達人間は人として生まれてきて、生き抜かなければならない、人として生まれた事にちょっとでも幸せを感じたならその反面の辛さも受け入れて生きていく事が使命かな…と思ったりします。旅立たれた安倍さんを想うと本当に残念ですが、ありがとうございました…の想いを込めてこの曲を捧げさせて下さい。Take 6 の『Lullaby 』。ブラジルの音楽家Ivan Lins 作曲の素敵な曲です。「あちらの世界ではこの曲と共にしばらくはゆっくりして下さいね。そして少し休憩されたらまた日本を見守っていて下さい…。」そんな事を思いながら。。。。。

暑い暑い夏の夜に聴き入ってしまう曲です。Pat Metheny のアルバムの中でも特に大好きな作品『Secret Story 』。今日はその中から『The Longest Summer 』をあなたへお届けします。言うまでもない素晴らしいギタリストであり、そして作曲家のPat が創り出す世界に入りこんで行くと、アルバム自体が組曲のようでもあり、ドラマティックなストーリーが私の中で生まれてきます。参加ミュージシャンはPat Metheny Group のメンバーはもちろん、素晴らしいオーケストラも加わり、まさに壮大なスケールの映像を観ているようです。彼がミュージシャンのみに留まらず、音で表現をする詩人である事をあらためて感じてしまいます。私はなんとなく…ですが熱い夏の夜にひとりで聴き入ってしまう…そして、「うーん…このアルバムとPat Metheny というアーティストに出会えて良かった…」と思うひとときです。好きなサウンドがある…というのはなんだかそれだけでも(大袈裟でなく)生きてて良かったと思う瞬間です。そんな事を考えたりして過ぎていく夏の夜の時間もたまには良いものです笑。私の大好きな素晴らしい名盤の中からお贈りするこの曲と一緒に素敵な夏の夜のひとときがあなたにやってきますように…。熱中症には気をつけて、、、そしてドラマティックな夏になりますように…。

久しぶりの雨です。と言っても梅雨のようなしとしと雨でなく、物凄い勢いで降っているスコールのような雨…、もう日本の夏は熱帯地域…という捉え方をした方がいいような時代かもしれません。とにかく、今日お出掛けされる予定のある方は、この暑さといきなりの大雨には気をつけて下さいね。そして私は、、、今日の演奏で使う楽譜を整理しながら久しぶりにPrince & The Revolution のCD を聴いています。10代の頃大好きで、私のビート感、グルーヴ感はこの時に養われたのかもしれません…というくらい狂ったように(笑)聴いていました。今日お贈りする今日は、その中から『KISS 』。久しぶりに聴きましたがやっぱりカッコいい…。音数をグッと抑えることによって生まれるグルーヴ…という私的理論(笑?)もこの曲との出会いから…。その代表とも言えるサウンドです。この曲に関してはこのファンキーなサウンドにも関わらずベースが入っていない…。ファンクにおいてはベースは必須…という捉え方を覆したまさにPrinceスタイル…。MV はちょっとerotic な映像ではありますが、これもアートのひとつであり、ある意味、このアルバムは今の時代でこそ抜け感を感じるファンクの格好良さを教えてくれているものの80年代のロック全盛の時代にはこのスタイルは『革命』という言われ方をされ、その『革命児』であるPrince の表現のひとつ…と思うと納得です。全てに於いてARTを感じるPrince の魅力にあらためて酔ってしまったひとときです。雨の日曜日、今日はPrince &The Revolution のグルーヴに酔いながらお家でのんびりビール…なんていうのも素敵。これからの楽しい夏に向けて乾杯…笑。ゆっくりとした時間を過ごして下さいね。

なんともあっけなく梅雨は終わり異常な速さで夏がやってきました。とにかく今年も暑い!の一言につきる日本の夏の始まりです。こんな暑い時こそ夕陽を眺めながら飲むビールは最高な美味しさですね♪ベランダに出て(暑いですが…笑)、そんな夏の空気を感じながらこの曲を聴いていると甘く切ない自分の中の昔の想い出と共に心地良い夏の風が優しく語りかけてくれるような気分になります。今日お贈りする曲は、松岡直也さんのアルバムの中からの一曲、『One Last Farewell 』。松岡直也さんと言えば、素晴らしいピアニストであり、さらに彼の創り出すラテンとジャズを融合させたなんとも言えないお洒落なサウンドは、私にとってとにかく虜になりました。ちょっぴり辛いときや淋しい時、特に10代の頃は、この松岡直也サウンドを聴いてちょっと大人の気分に浸りながら、どれだけひとりで考える時間を過ごしたことか…。久しぶりに今、大人になって聴いても素敵なサウンドは私にいろんな刺激を与えてくれます。松岡直也さんもこの曲でギターを演奏されている和田アキラさんも、もうこの世にはいらっしゃらない方ですが、あちらの世界できっと素晴らしいステージを繰り広げている…と信じています。この素敵なサウンドがあなたにも夏の風と一緒に届きますように…。あなたにとって『熱い』夏、アグレッシブな夏の始まりに乾杯…。

最近、山下達郎さんがアルバムをリリースされたせいか、ネット上や情報誌でよく取り上げられたり登場されたりしています。いまさら…というほどの日本のポップス界でのレジェンドである方なので達郎サウンドに魅了されて今まできた私からしてみるとちょっと不思議な気もするのですが笑、今この時代になり、ファンクの抜け感、音を入れすぎないからこそ生まれるグルーヴ感…等々の格好良さを教えてくれる、シンプル&クール、でも演奏クオリティーの素晴らしさは脱帽もの…というお手本の様な音楽の世界感をずっと揺るぎなく持ち続けて、私達に送り続けてくれる賜物なのかもしれません。今日、お贈りする曲は、達郎さんとMelissa Manchester のDuo曲『Stand In The Light 』。達郎&M .Manchester の歌声、バックミュージシャン達の名演奏、全てが素晴らしい…の一言。ひとりで静かにゆっくり聴いても、大好きな人と静かに聴いても、あなたを見守ってくれるような素敵なサウンドで包み込んでくれます。夏の前のひととき、たまにはお家でゆっくりと素敵な音楽に包まれて過ごすのもいいものです。優しさ溢れた静かな時間が達郎サウンドと共に訪れますように…。

今日は梅雨の合間、夏の様なお天気です。夏を迎えるのはまだ少し先になりそうですが、こんな晴れた日にはやっぱり『南の島に行きたい…!』気分がウズウズしてきてしまいます。コロナ禍の規制も殆ど解禁になり、皆さんも楽しい夏のバカンス計画を立てていらっしゃる事かと思います。やはり夏は子供も大人もワクワク気分を盛り立ててくれるHappy な季節ですね。今日お贈りする曲は、そんなリゾート気分いっぱい、お洒落な空気の中へ連れ出してくれる様な素敵なボサノバです。『Samba do Aviao 』…。Antonio Carlos Jobim がバリグブラジル航空のために書いた作品で、着陸態勢に入る飛行機から徐々に近づくリオを眺めながら流れている曲だったそうです。私は、A.C.Jobim の一名曲…として知り、後でそのエピソードを知ったのですが、あらためて今聴いても『あ〜飛行機に乗ってどこかへ行きたい!』という気持ちが高まります。こんな、日々のなんでもないささやかな夢や希望があることによって、ちょっぴり辛いことや苦しいことも頑張れたりしますね。さあ、あなたも楽しい夏に向けてもうひと頑張り…!してみて下さいね。今回お贈りするヴァージョンは、現在のブラジルの音楽業界で欠かすことのできないレジェンド、Ivan Lins のヴォーカル、そして彼を取り巻くバックミュージシャン達の圧巻サウンドです。素晴らしいソロにも酔いしれて下さいね。素敵なひとときになりますように…。

皆さんにとって凄く心地良くて好きな響き…ってなんでしょうか?音楽のメロディラインであったり海辺の波の音だったり…様々な好きな音があると思いますが、私達が日常的に話している言葉、もっと具体的に言えば日本語…というものは素晴らしい響きを持っているものと思います。その中でも『愛』という日本語は、響き的にもそしてこの字体も、私はとても美しさを感じる大好きな単語で…LOVE でなく、『愛』というこの表現ができる日本人であることに小さな喜びを感じます。国際人として英語が堪能であることも大切な事ですが、こんなふうに時々日本語をあらためて見つめて、丁寧に使い続けていく事ができる日本人でいたいな…と思っています。今日お贈りする曲は、Brian Culbertson のアルバムの中から『Our Love 』。彼の創り出す世界は、お洒落なグルーブの効いた格好良さがなんと言っても最高…!ですが、こんなふうにストリングスと素敵に絡んで、メロウなワルツでもやはり素敵です。私の中では、『愛』…を感じさせてくれる一曲です。日常の中で疲れてしまっているあなたへ私からお贈りします。ゆっくり寛いだ静かな時間をこの曲と一緒に過ごしてくださいね。穏やかな休日になりますように…。

梅雨の真っ只中ですが、この雨の季節になるとこのメロディラインとピアノのバッキングが浮かんできます。坂本龍一さんが映画The Last Emperor のために書いた作品の一つです。この映画のストーリーで、溥儀と別れようと第二皇妃が手紙を置いて雨の中を歩き去るシーンで流れています。哀しく切なく、雨が似合いすぎるメロディとこのシーンは、私にとって忘れられない映画のワンシーンのひとつです。今回はその素晴らしい名曲を坂本龍一さんのピアノ、そして素晴らしい仲間のヴァイオリン、チェロによるトリオのアルバム『1996 』からお贈りします。雨も素敵なインスピレーションを与えてくれるものです。坂本龍一さん…教授…とも呼ばれている方です。最近、がん療養中ということですが、体調を調整しつつ音楽活動を続けている姿は、本当に感銘…としか言いようがありません。私自身、ちっぽけながらもあらためて、心を込めて演奏するという気持ちを大切にしたいと思います。『Rain 』…。素敵なこの曲を雨音と共にあなたへ贈ります。ゆっくり寛いだ週末になりますように…。

雨が降ってます…。梅雨の時期ですから、夏を迎えるための恵みの雨ですね。私自身、仕事に出かける時の雨はやっぱり、うーん…濡れるし気分的にも挫けそうになりますが、仕事が入っていない日の雨は『家に居る』という事にきちんとした理由がある…と言うか、家大好き人間としてはうん…お家時間を楽しむ素晴らしい状況ができた!(笑)と言った感じでちょっとした幸福感を感じます。今日お贈りする曲はJamiroquaiの1st アルバムからの曲です。雨を眺めながらしっとりした曲を聴くのもいいものですが、スピーカーをマックスにしてお洒落でカッコいいサウンドを思いっきり楽しんで聴くのもなんかスカッとした気分になります。このbandは、ヴォーカルのJ.Kay を中心としたacid jazz bandですが、楽器を操るミュージシャンの演奏が素晴らしくカッコ良く、是非ヴォーカルだけでなくそちらのサウンドにも聴きいってみて下さい。『Music Of The Mind 』というインストの曲ですが、この素晴らしい仲間達の名演奏があるからこそのJ.Kay 、そしてJamiroquai なんだ…と納得してしまいます。雨で沈みがちな気分もきっと吹き飛ばしてくれますよ。素敵な夏を迎えるためにエネルギッシュなあなた…でいて下さいね。今週も充実した日々になりますように…。

今日お贈りする曲はEarth Wind & Fire のアルバムの中の一曲です。私が初めて知った時には既に名曲と呼ばれ、世界中に知れ渡っている作品でしたが、私自身の中でも衝撃が走る…とはこの事、とも言えるくらいに感動した曲です。愛が去ってしまった、失われてしまった恋を歌った曲ですが、この何とも言えない甘く、お洒落なグルーヴに乗せて放たれるサウンドは、そんな哀しさ切なさも包んでくれるエネルギーすら感じます。作曲者のDavid Foster の創り出すサウンドにEWF の素晴らしいメンバーによる名演奏、Philip Bailey の歌い上げる高音の美しさ…全てがもう聴いていると鳥肌が立って、それと同時に何故か涙が出てくる…今も初めて聴いた時の感動と変わらない刺激に酔いしれます。あなたにとって大好きな人を想いながら聴きたくなる曲はどんな曲でしょうか。それが今、別れてしまった人でもその曲を聴くと素敵な思い出と共にその人を想う事ができるならそれも素敵なことかな…と思います。いろんな出会いもあれば別れもあります。人生はそんなことの繰り返しかもしれませんね。『After The Love Has Gone 』…。この甘く素敵な曲を私からあなたへ贈ります。ゆっくり穏やかな休日になりますように…。