9月になりました。台風10号の影響で雨が降ったり止んだり、、と自然の法則に従わざるを得ない状況でのスタートです。皆さんは体調、そして災害の影響は大丈夫でしょうか。自然の流れに身を任せて…とは言ってもせっかく神様からいただいた生命、大切に守って過ごして下さいね。9月になってもまだまだ暑さは変わりませんが暦の上では秋。海辺はすっかり人が少なくなり静かな日常が戻り始めました。都会で仕事中心の生活をしていると空も見ない、当然夕陽なんて見る心のゆとりもないまま夜になり、、と、この繰り返し、人や物事に対しても時に攻撃的になってしまったり、どんどん自分が嫌な人になっていくのを感じます。そんなふうに限界を超えた精神になった時には私は海を眺めに車を走らせます。それが夜中であっても。地球の源は海であり、人間の原点も海である…と思っています。(科学的には実際わかりませんが笑)海を眺めて波の音に耳を傾けているとすう〜っと心が洗われていくのがわかります。これからの季節、人のいない海に一人静かに佇んでいると自然と自分が一体化していくような感じになり、それが凄く心地良く、穏やかな気持ちを取り戻させてくれるよう。そうやって海に向かっている運転中に聴いている一曲をあなたに贈ります。Lisa Shaw というカナダ出身のハウス系、クラブシーンで活躍するヴォーカリスト。grooveの効いたエレクトリックなリズムに彼女のsexy voiceがカッコよくハマり、夜のドライブには最高です。クラブに行った事のある人なら誰でも彼女の声は聴いた事があるのではないでしょうか。アルバムFree から『All Night High 』。今月もあなたらしく過ごして下さいね。素敵な9月になりますように…。
坪井きみ
圧巻…!心地良ささえ感じる超絶なswing感…!
今日は、最近音楽雑誌で知ったトランペッターのお届けです。松井秀太郎 という20代前半の彼ですが、もうとにかく素晴らしい…としか言いようのないミュージシャンです。もともと、幼少期からクラシックでスタートしたという事…。確かに管楽器を子供の頃から学んでいる人はほぼクラシック奏者なのですが、、、大学からジャズを学び始めた、というのにこのswing感、アドリブのアプローチ展開、圧巻です。音色は何処までも美しく切なく、でも繰り広げていくアプローチはアグレッシブかつ繊細な展開。人生、生きてきてまだ20数年しか経っていないのにきっと彼はフィジカル面の練習だけでなくいろんな感性を養ってきたのだろう…彼の五感に働きかけているもの全てが音となって表現されている…優しくもあり強さも持った人なんだろう…と感じています。どのミュージシャンもそうだったように、この世代のミュージシャン達は物凄いテクニックをこれでもか…という位前面に出し(それでいいのです。20代に出せるアプローチ、というものもありますから)ある程度こちらも構えて聴かないと時に疲れてしまったりするのですが、彼から醸し出されるサウンドは、リズムの安定感、音色の美しさ(これは長い期間の中で様々なシチュエーションにおかされて本来なら鍛えられていくものなのです)を元に、日頃鍛え抜かれた超絶技巧の展開、疲れどころか、どれだけでも深く深く入っていきたくなる、吸い込まれていく心地良ささえ感じます。素晴らしいトランペッター松井秀太郎君です。今日はアルバムSTEPS OF THE BLUE から『Hypnosis 』をあなたに贈ります。感性…というものは年齢は関係ないのかもしれません。人間としての大きさや人柄、美しい物や感覚への拘り、、。人は感情を持った生命体。いつも向上心と自分の感情に素直でいられる生き方をし続けていきたいですね。
音から創り出す音楽の格好良さ…!
大型台風が迫ってきているせいか暑さの上に高い湿度も攻めたて不快指数マックス…といったところでしょうか。あなたの住んでいる地域は如何でしょうか。できる限りの準備をして、自然の摂理に従って受け入れながら過ごしていくのみですね。さあ、こんな暑い日は敢えてエレクトリックなサウンドも私的には刺激的で聴きいってます。日本が誇る…と言ってもいいのではないでしょうか、METAFIVE という『エレクトリックファンク』、或いは『テクノ』のジャンルのバンドで、メンバーは高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、TOWA TEI 、ゴンドウ トモヒコ、LEO 今井、という素晴らしいミュージシャンです。昨年、高橋幸宏さんが亡くなり、今後どういった展開をしていくのか…と気にはなっていましたが、小山田圭吾氏は、ソロユニットCornelius としてアルバムリリースを続けています。こういったジャンルは好き嫌いがすごく分かれるのですが、私が生きてきた音楽スタイルの中では、物凄く音楽魂がそそられ、また何か新しいことにチャレンジしたり眼から入ってくる情報を音で現したくなったり…と表現意欲に駆られます。ある意味、音楽というところに留まらない一つの『MUSIC ART 』と言っても良いジャンルなのかもしれません。ウ〜ん、やっぱり小山田圭吾さん、音の表現者として天才であり、grooveの効いたさりげないギターのカッテイングの格好良さ…レベルは違いますが笑、私の演奏魂に刺激的!です。今日あなたにお届けの曲は、その中から『Don’t Move 』。スタジオライヴヴァージョンです。外出予定のある方は、台風には気をつけてお出かけして下さいね。素敵な週末を…。
落ち込んだら…ちょっとドライブ!法定速度は守りつつね…!
車の運転が好きです。趣味ですね。なので昔から車のレース観戦も好き、、そんな感じなので当然Disney/Pixar 作品の『Cars 』は大好きな作品です。USA のグローバルで自由な精神を感じるこのストーリーは私の目指すところです。今現在(歴史的にはもっと前から)国際問題的には色々とあり、軽はずみな意見を言うのは軽率過ぎると思いますし、どこまで行っても私は日本人であり日本という国が大好きです。ただ、日本人特有の価値観に時々無性に疲れたりするのです。私のような自由業の人間ですら思うのですから組織の中でお仕事をされていたりする方(日本人の職業としてはは一番沢山いらっしゃるかもしれません)等は精神的に追い込まれる日々の繰り返しでしょう。その中で争いがあったり妬み嫉みなどからくる嫌がらせ…大人の世界であるのですからそれを見て育つ10代或いはもっと下の世代にいじめを無くそう…なんて事言ってもなんとも説得力なんてある訳がない。。私的には人間でいる以上、自分を守るためにある意味戦っていくしかなく、自分を信じて突き進む強さを養っていくのみ…と思うのです。その中で優しい気持ちと感謝の想いも同居できたらきっと最高にかっこいい人間になれるのかな…と。私はそんな時、気分転換に大好きな車を走らせます。このCars のマックィーンの気分でね。エンディングテーマとして使用されている『Route 66 』は最高にかっこいいJohn Mayer のロックヴァージョンです。ジャズマン達のさりげないRoute 66 も素敵ですが、自由な国USA の描写と共にエネルギーをくれるのは断然John Mayer のロックです。因みに、、彼はジャズ界のそうそうたるミュージシャンに並ぶ程ギタリストとしての評価は高く「現代の三大ギタリスト」にも選ばれている人です。彼のエネルギッシュなギターと共に、さあ、、、Let’s enjoy driving !くれぐれも法定速度は守って、違反運転もしないでくださいね。車を愛する人間として…ね。
夏の終わり、海を眺めて聴くJazz の名演、格別のひととき…。
今日はChet Baker とPaul Desmond のスタジオレコーディングアルバムからの一曲です。アルバムの名義というかリーダーはこの二人ですがバックのメンバーは(バックなんて言うのも少し失礼ですが)Kenny Barron 、Ron Carter 、Tony Williams と凄い顔ぶれ(今日お届けの曲)で、是非是非アルバム全て聴いて下さい、他の曲ではBob James やJim Hall 等、とにかく凄いメンバー面々の演奏を直ぐに聴けるとは今の時代すごい…とあらためて思います。私が高校生の頃はお小遣いを貯めてCD を買って聴くしかなかった…。8月も終わりに近づき海辺はすっかり人が減り静かな夕焼けのひとときです。ちょっとセンチメンタルになる季節ですが、この夕陽と静かな海は…Chet Baker の奏でるTrumpet と彼の歌声が似合いすぎる…。今日の曲、『How Deep Is The Ocean ?』。Chet Baker 、Paul Desmond 二人がリスペクトしあい、哀愁を表現して共演している…そんな感じです。P.Desmond と言えば繊細に攻める、そんなイメージがあるのですが、晩年期の切なさを感じるサウンド、アプローチは涙が出るほどに美しい…。気品ある演奏が心を穏やかにしてくれます。P.Desmond は、これがラストセッション、その後逝ってしまいました。いろんな切ない思いと共にこんな名演を聴きながら過ごすのも自分を見つめ直す素敵な時間かもしれません。今夜はC.Baker のTp とP.Desmond のAs のサウンドに酔いしれてくださいね。素敵な夜になりますように…。
やっぱり良いものはいい…。
8月も下旬になりましたがまだまだ暑い日々ですね。でも何だかんだといいながら9月はもうすぐそこ。8月も終盤に入り9月の声が聞こえてくると何か気分はセンチメンタルな秋に移行しつつある自分がいます。こう言うなんだか訳もなく淋しげで感傷的な夏の終わりになるとふっとこの曲の旋律が浮かんできます。TOTO のHydra というアルバムに収録されている『99』。私が知ったのは、もうすでに名曲として知られ尽くされている大学生の時でしたが、いろんな意味で刺激を受けたアルバムです。切ない旋律と歌詞のバックを素晴らしくサポートしているジェフ・ポーカロとデビット・ハンゲイトの痺れるほどに安定したgroove、シンプルなサウンドの中で全ての楽器が心地よく耳に入ってくる、派手な事はやっていないのに格好良さが出ているサウンドは凄腕ミュージシャン揃いのメンバーならではです。特に、このHydra というアルバムはプログレ的でTOTO の中で最高…!と私は思うのです。夏の太陽が沈んだ夜のひととき、ふと秋の訪れを感じる夜風に吹かれてこの曲に聴きいる時間は、淋しさと同時に私の五感を刺激して審美眼を磨いてくれるような…そんな気分です。まあ、難しい理屈は抜きにして笑…素敵な曲です。TOTO の『99』、あなたにも私のこの想い、届きますように…。
たばこが大人、urban…と思った青春期を思い出す名曲です。
いつからでしょうか…、そう言えばたばこのCM を見なくなった。F1 のレースの車両にたばこのロゴが入っていても全くクレームにならなかった時代があったんです。『パーラメント』というお洒落なパッケージのたばこがあってそれを大人のかっこいい女性が吸っているのを見て「なんてカッコいいんだろう。こんな綺麗で素敵な大人の女性になりたい…」と高校生の頃はそんな女性になる事を目標に(!)過ごしていました。それ位、たばこ、特にそのパーラメントのイメージは当時の私にとってはurbanでイケてるイメージがありました。そのパーラメントのCM で使われていた曲がこの曲、Bobby Caldwell の『Stay With Me 』。なんてお洒落な曲なんだろう、大人になると言うのはこんな世界に入っていく事なのか…私も頑張って磨こう…なんて勝手に想いを募らせ浸りつつ聴いていた曲です。今あらためて聴いても素晴らしい名曲ですね。大人の世界、大人の恋愛、に夢を描きつつ過ごしていた時代、、懐かしさと共にあらためて彼のミュージシャンとしての素晴らしさに心をつかまれます。全く知らなかったのですが、去年、まだ71歳なのに亡くなったとの事…、知らなかった…びっくりしました、と同時に、お盆のこの時期に思い出させてくれたのは、この世に降りてきて、ちょっと日本にも寄り道した彼を私が見つけたのかな…と思ったりしています。懐かしい思い出と共に懐かしい名曲との再会に…感謝。あなたにこの名曲を贈ります。素敵な真夏のひとときと一緒にね…。
夏…!Santanaのギター…もう最高です。
毎日の挨拶が「暑いね〜」という決まり言葉の日々ですが、日本ではこれから夏の長期休暇ロングヴァカンス…という方、沢山いらっしゃる事でしょう。。南海トラフ地震の報道も気にしつつ、でも冷静な判断力を保ちながら過ごしましょう。としか言いようのない事態、私達人間も自然界に生きているという事をあらためて考えて、できる限りの準備をするしかありませんね。さあ、夏の太陽の輝きに向かって笑顔で過ごせる事に感謝。今日あなたにお届けは、Santana のギターに「ウ〜、やられたっ!」と笑顔で叫んでしまう…そんな曲『The Game of Love 』。ヴォーカルのMichelle Branch も爽やかです。でもなんと言ってもSantana の爽やかで、でも心がキュンとなるソロは聴けば聴くほどhappy な気分にさせてくれます。ヴァカンスのお供にぴったりなhappy song です。ラテンアメリカが誇るギタリストCarlos Santana 、、まず何と言っても哀愁のロングトーンに聴き惚れます。リズムをちょっとずらして聴かせるテクニックも ウ〜ん、、Santana ならではのフレージングです。夏本番、Santana のサウンドと共に笑顔で素敵なひとときになりますように!
David Foster のSymphony が似合う真夏の夜。
毎日暑いです。室内にいても熱中症にはなってしまう、という季節、水分補給をしっかりとしてこの季節を乗り切りましょう。とは言っても、戦争を経験されている方々のお話を聞く度に、今現在こうして毎日恵まれた中で生きていられるのは感謝しかありません。私達の今があるのは、その時代の背景で生き抜いて、或いは命を絶たれて、それでも前向きに進んできた…というチカラのおかげ。私達は少しでもきちんとした事実を知り、決して忘れてはいけない事、と思います。お盆の時期になると、ご先祖様に手を合わせる一方で戦争で亡くなられた方にも供養の気持ちを込めてそっと手を合わせさせて頂きます。感謝しながら楽しい夏を過ごしたいものですネ。太陽の光を一杯浴びて素敵な夏にしてくださいね。今日あなたにお届けの曲は、David Foster の『Water Fountain 』。真夏の暑い夜に、時には1人きりで静かにSymphony Sound に聴き入るのも素敵なひとときです。今、を生きていられる事、、過去に生き抜いて今に繋げてくれた先代の方々に感謝しながら夏の夜空を眺めていると、それだけでとっても幸せ感に包まれますね。この曲と一緒に穏やかな夜があなたに訪れますように…。
Bobby Brown …青春です。私にとって…。
今の時代は、様々な理由があるのでしょうが、中高生の不登校の数が物凄く増えているのだそうです。まあ色々と反抗したい時期、大人に対しての不信感、学校での格差による人間関係…きっとまだまだ沢山、人それぞれの訳があるのでしょう。私もその時代を思い出せば、、、かなり自分だけの世界観を持ち、それが勝手に正しいと思い、それ以外は受け付けない…なんていう頑固な10代でした。アクの強い色んな本を読んだり、時には羽目を外して遊び呆けていたり、やっぱりそれではいけないと少し反省して机に向かったり、、そんな中でピアノだけは弾いていたのは、ピアノが好き…と言うよりもピアノに向かって集中している間は自分だけの世界に浸っていられる時間だったからかもしれません。親や先生にも反抗的な少しやんちゃな10代でしたが、今思えばエネルギーが溢れかえる時期だったなあ…と、、今なんとか細々とでも自分スタイルで仕事ができているのはその頃のエネルギッシュな行動の貯金があるからかも…と思ったりします。今の時代に10代を生きる学生さん達もきっと色々と思うことはあるのでしょうが、自暴自棄にならず、自分を大切に生きてほしいですね。今日は、私が反抗していた時代…(と言うのも変な言い方ですが笑)時には爆音で!聴いていたアーティストBobby Brown のお届けです。う〜ん、時代を感じますがやっぱりカッコいい。今日はBobby Brown を聴きながら海までひと走り(車で…笑)。その中から『Every Little Step 』。10代の学生さんも大人も、どの世代の人達も笑って過ごせる生き方をしたいですね。頑張りましょう♪