台風10号の影響で私の住んでいる地域も大変な雨で、運転していて何度もハンドルを取られそうになりました。九州地方では停電になっている地域もあるというニュースが飛び込んできました。なんとか頑張って下さい、と私達は祈る事しかできません。行方不明の方もいらっしゃるという事です。少しでも早い発見を心から祈っています。本当に自然の力を甘くみていてはいけないと今一度感じます。今日は、こんな大変なおもいをされている方もいらっしゃる時に音楽なんて…という思いもありましたが、こんな時だからこそ少しでもhappy な気持ちになって頂けたらと、私の好きな曲をオススメさせて下さい。EW&F のメンバーとしても活躍したPhilip Bailey がジャズ、ヒップホップの素晴らしい重鎮のミュージシャンと組んで出来上がったアルバム『Love Will Find A Way 』からYou’re Everything という曲です。この曲は、Chick Corea 作曲の有名な曲です。ジャズマンの曲をPhilip Bailey らしい抜け感たっぷりのお洒落なファンクで聴かせてくれます。Chick Corea のヴァージョンは当然の事ながら、こちらも素敵です。Philip Bailey のようにアメリカを代表するミュージシャンの地位を持っていても、なお、現在のジャズに刺激を受けて彼ならではのアルバムを作り上げたそうです。神様の様な存在の彼が、どこまでもチャレンジしていく精神は、私にとってすごいパワーを与えてくれます。さあ、またこれから失敗しながらもチャレンジしていく事にします。そして、そのためにも少しずつ過ごしやすくなっていく秋を感じながらこの曲を今夜も聴こうかな…。皆さんも是非、この曲の抜け感、そして秋の風を感じながら聴いて下さいね。
坪井きみ
9月ですね…。
暑い暑いと言いながらも9月になりました。本当に日本は四季がある国ですね。今日、仕事が終わって外に出たらもう夜風が秋の香りです。だんだん夜も過ごしやすくなってきて、ゆったり本を読んだりするにはぴったりの季節ですね。今日の曲は、そんな秋を感じながら聴いて下さい。スタンダードジャズ、Dexter Gordon のCheese Cake という曲です。モダンジャズの代表的なテナーサックス奏者のDexter Gordon の奏でるストレートでダイナミックな演奏スタイルは、私達にパワーを与えてくれるチカラ、そしてパワーがあります。秋の夜、しっとりとしたバラードを聴く夜も素敵ですが、是非今夜は彼の力強いグルーブ感を楽しんでください!私はいつも季節が変わる度に何か新しいチャレンジをしてみたくなります。なかなか成功にはつながりませんが…!まあ、そんな時は、Walt Disney の言葉を思い出します。「失敗したからってなんなのだ。失敗から学びを得て、また挑戦すればいいよ」その通りですね。失敗すればするほど手持ちのカードが増えていろんなことを乗り越える応用力も身につく!そう思っています。なんでも挑戦あるのみですね。さあ、今月も頑張って下さいね。そして皆さんにとって、この秋もhappy!な事が一杯ありますように…!
カッコよく…!
まだまだ暑い日々が続きますね。今日は週末、そんな暑い夜もカッコよくビールでも飲みながら大好きな恋人やお友達、あるいは仲間たちと素敵な音楽をBGMに、気取ってイカした時間を過ごしてみてはいかがですか?私のおススメする曲は、私もオンタイムでは全く知らなかったくらい古い曲ですが、そんな時代も感じさせないむちゃくちゃカッコいい曲!Average White Band のPick Up The Pieces という曲です。1970年代にイギリスから現れたファンクグループです。ファンクの元祖としても知られるJB等のグルーブを模範にしながらイギリスのパブで力をつけていったそうです。私が大学生の頃、当時Club でDJ がリミックスして流していてカッコいい!と思い、DJ BOXまで曲名を聞きにいって知りました。そしてその後(かなり後ですが!)、5年ほど前、ちょっと軽く(笑!)ファンクセッションバンド『中村和正バンド』を組んで何回かライブをしていた時(数回で終わってしまいましたが笑)この曲を演奏したりもした私の大好きな曲です。自分をゆっくりと休めてあげる事も大切な時間…。そしてその次はカッコ良く自分を演出してくれる曲を聴きながら浸ってしまうのも楽しくて素敵な事ですね。Average White Band と一緒にカッコいい気分になりますように!
ちょっぴり逃避…。
8月も終わりに近づき夏ともまた来年までお別れを感じる季節ですね。まだまだ暑い日々ですが、フッとした瞬間に吹く風に秋の気配を感じます。夏の終わり…と言うとなんだか寂しい感じになってしまいますが、冬に向けてのスタート、ハロウィンがあり、クリスマス、そしてNew Year !ワクワクする季節の始まりですね。そんな中、ワクワク楽しい季節の合間に吹くちょっと寂しさを感じる風の音を聞きながら、たまには独りで疲れた自分を癒してあげるのもいいものです。ある程度の大人になると、あるいは若くても鋭い感受性を持つ人は、きっと生き続ける事の大変さをいつも感じて、自らを頑張って奮い立たせ、本当にギリギリのところで生きて戦っている方もいらっしゃる事でしょう。側から見るとカッコよくて素敵ですが、きっとそんな自分に疲弊している方もいらっしゃると思います。そんな方たちに私からお贈りする今日の曲です。山下達郎のAmapola …。山下達郎さんの声だけでの多重録音のアカペラです。私が初めてこの曲を聴いたのは高校生の時でした。若いが故の行き場のない気持ち、自分でも説明のつかない絶望感にうちひしがれていた時に出会った想い出深い曲です。今は、いろんな想いを込めてピアノソロのお仕事の時によく演奏しています。秋の風を感じながら、この曲が皆さんの胸に響いて、現実からほっとした空間に逃避する事ができますように…。とお祈りしながら贈ります。
気取ってみるのも…!
今年の夏は毎日暑くてもうお洒落して出かけたりするのも億劫になってしまいそうですね。マスクもしなきゃいけないし…。なんて言ってると、ますます引きこもってしまいそうですね。引きこもってお家で好きな事に時間を費やしたり、ボーッとしたりするのも自分を見つめ直すいい機会ですが、たまには凄くお洒落してお出かけしてみるのも素敵な時間の過ごし方ですね。いつもはなかなか行く事のないラグジュアリーなホテルのカフェ、大人の雰囲気のお洒落なBar 、ワンランク上の素敵なレストラン、(高級なお店ならではの密にならないサービスも万全です)なんて、気取って出かけてみて自分をちょっと異空間に置いてみるのもいいですね。。大人なBar は独りでも静かにゆっくりとした時間を過ごす事ができる空間で私は大好きです。今日はちょっと異空間に連れていってくれるお洒落な曲、イタリアのClub でヒットしたPaolo Fedreghini &Marco Bianchi のOriental Smile という曲を皆さんに贈ります。聴いているだけで、お洒落な異空間に連れていってくれる曲です。車で夜のドライブにもぴったり。きっと素敵に気分転換させてくれますよ!
暑い夏…!
今年の夏は、本当に暑い夏ですね。コロナウイルス対策でマスクも着用する中、熱中症にはくれぐれも気をつけてお過ごし下さいね。とはいえ、今日は終戦記念日。戦争の空爆で水を飲む事もできず熱い熱いと言いながら亡くなっていった方達の苦しみを思うと、この暑い夏を平和に過ごせていることに感謝して幸せを感じなければいけませんね。90代のお年寄りの方の言葉を記事で読みました。「今のこの時代が夢のようです。あの時代は全てが狂っていた。誰が悪いとかでなく、犠牲になって亡くなっていった人達を思うとただただ悲しい…。」と涙をこらえてお話しをされている姿を見て、私達は今の環境が当たり前になりすぎて、、、今のこの幸せな時代は、この犠牲になった方々のおかげで成り立っていることを忘れてはいけないと今一度心に誓いました。そして、この素敵な時代がずっと続いていくように、戦争で天国に逝ってしまった方々の分も頑張らなくてはいけません。前向きに進んでいこうと思います。今日の曲は、夏になると聴きたくなる曲、Sergio Mendes &Brasil ’66 のBerimbauという曲です。暑い夏の夜にぴったり。。。暑い暑い!と言いながらビールでも飲みながら聴く事のできる今の時代に感謝して乾杯ですね……!
お守り…。
お盆です。皆さんはどんな風に過ごされるのでしょうか?お盆休みで旅行、ご実家に里帰り、という方々もいらっしゃる事でしょう。是非、楽しいお休みをお過ごし下さいね。私は、仕事が入っているということもありますが、それとはまた関係なく、お盆は亡くなった方が天国からこちらの世界に帰ってくる時期という考えが子供のころからあり、なんとなくこの季節になるとご先祖様に感謝の気持ちを込めて手を合わせに実家に行き、家で静かにいろんな事を考えながら過ごしています。今年は、父の初盆にもなるので、私のところに来てくれるかな?なんて考えながらお参りをしています。私は、目に見えないチカラ…というものを信じています。やはり、今、元気で頑張る事ができているというのは守ってくれている父、そしてご先祖様と思っています。私の祖母はとても賢く、優しい人でしたが、厳しい人でもありました。「人生には良い時も悪い時もある。人間の意志ではどうにもならない事もある。でも、人生がわかるのは逆境の時だよ。」そう教えてもらいました。さあ、明日からもこの言葉をお守りに、頑張る事にしよう。。。と、このTommy Flanagan TrioのPEACEを聴きながら天国にいるお婆ちゃんに伝えました…。ご先祖様にちょっと語りかける、そんなお盆の過ごし方も素敵な夜ですよ…!
生きること…。
今年も終戦記念日がやってきました。今現在、私達は生きていることに新ためて感謝し、平和な恵まれた時代に生きていることを噛みしめなければいけない…、そして、犠牲になって亡くなっていった方達の苦しみを今一度考える事が供養であると思っています。去年亡くなった父も戦争時代はまだ幼い子供で、つらい想いをした世代ですが、思い出す事は嫌だったのでしょう、その時の話はあまり話をしませんでした。今の時代を生きていると、当然今は今の辛さ、悩み、色々あります。とはいえ、私は、毎年この戦争のことを考える今の時期になる度に、やはりきっと今の時代の方がその時代に比べたら辛さなんて小さな事なのではないかと思います。命があります。空をみて深呼吸する事ができます。綺麗な景色を見て感動する事ができます。生命のある限り、希望はあると思っています。今日、揚げた曲は、父が亡くなった時にずっとずっと何百回も聴き続けた山下達郎さんのReborn という曲です。死生観を歌った曲です。「生きることを教えてくれたあなたを忘れないよ」「あなたはいつだって私のそばにいる」本当に本当にこの曲を聴いてずっと『生と死』を考え、やっぱり命のある限り生きていく事が人間に与えられた使命であり、戦争で亡くなった方は、それすら叶わなかった…。落ち込んで弱くなってしまった時には、その人達の分も頑張らないと…!と思っています。この曲の最後の言葉を、天国にいる大好きな父と、そして戦争で亡くなって天国にいる方達に贈ります。たくさんの「ありがとう……。」
夏です!
今年の夏は少し遅れてやってきましたが、夏の到来ですね!空を見上げて見える雲もすっかり夏の雲です。コロナウイルスの方がまた心配な状況でなかなか夏を思い切り楽しむことも難しいとはいえ、夏空は嫌な事もパッと忘れさせてくれる気持ち良さがありますね。今日は、そんな夏にぴったり、お庭やベランダにでも出てビールやワインでも飲みながら是非、聴いてみて下さい。George Benson のBreezin’という曲です。お休みの日のお昼間に太陽の光の中で気分良く聴いていると、さあ頑張ろう!なんて気分になっちゃいます。アメリカンドリームの象徴とも言われている実業家アンドリューアンドリュー・カーネギーの言葉、『財産よりも、もっと尊いのは「明るい性格だ」。人間の心も体と同じ。日陰にいるのではなく、日光の照る場所に移るべきだ。困ったことがあっても笑いで吹き飛ばしてしまおう。さあ、日の当たる場所に出よう!』と言っています。たまには、ちょっと自分を甘やかしてあげて、笑っていろんな事を吹き飛ばしてみるのもいいですね。そんな気分にさせてくれる太陽と一緒に、夏の午後のひととき、George Benson の爽やかなギターの音色に包まれて下さいね!
音のチカラ…。
先日、いつもレギュラーで演奏させて頂いているミッドランドスクエアの麗穂というお店で、いつものように演奏が終わって帰る時に、あるスタッフの方から「坪井さん…」と呼び止められ、言われました。「私、今日ずっと心が荒んでいてどうしようもない精神状態だったんです。坪井さんのピアノ演奏が始まってからなぜか、すーッと気持ちが和んで本当に優しい気持ちになりました。坪井さんのピアノの音色がすごく好きです。」と涙目になりながら語って下さいました。私自身、本当にこれ以上の言葉はないくらい嬉しい気持ち、そしてそんな想いで聴いていただけていた事に感謝で一杯、素敵な言葉を頂きました。きっと彼女は何かつらい事があったのかもしれません。そんな時にそっと寄り添える音色を出したい、といつも私がピアノを弾く上で追求している事です。私達は当たり前のように食べ、会話をし、スマホ、パソコンでコミニュケーションをとっています。でもその当たり前に疲れてしまう事もあります。そんな時、是非、ピアノのようにアコースティックな音色に包まれてみて下さい。その澄んだ素直な音色がきっとあなたを癒してくれます。そして、生きる事や命の尊さを感じることができる…と私は信じています。色々な機械仕立てに囲まれて疲れてしまった日常からちょっと離れて、生きている音楽…だから『生の音』というのでしょうね、その生きた音色があなたの前にある当たり前すぎて忘れてしまっている『幸せ』を教えてくれますよ。さあ、梅雨も明けて夏が始まります!元気で楽しい毎日にして下さいね。今日は、私のピアノソロ、Softly,As In A Morning Sunrise をお聴き下さいね。心を込めてあなたに贈ります…!