桜の花は散ってしまいましたが、なんだかいろんな事に前向きになる事ができる春の季節、ウキウキした気分にもさせてくれますね。日本では今のシーズンは天候も穏やかな日が多いせいか、あるいは新たな気持ちにさせてくれる時期だからなのか、結婚式があちらこちらで開かれてまさにWedding シーズン!です。コロナ禍で、あまり派手な演出や盛大なパーティは残念ながらあきらめざるを得ない状況ではありますが、やっぱりHappy な二人を祝福する気持ちは、まわりのみんなもHappy にしてくれるチカラを持ってますね。今日は、そんな季節にぴったりの曲です。世界的にも言わずとも知れた名プロデューサー、Quincy Jones のアルバムから『Setembro 』という曲です。ブラジルの公用語であるポルトガル語で『9月』を意味するそうです。彼自身も世界中の結婚する二人に贈る想いを込めて作曲したそうです。「余計な言葉はいらない、幸せな二人の物語がそのまま歌となるんだから意図的に歌詞はつけなかった」という事です。曲と共になんて素敵なコメントなんでしょう!とはいえ、さすがQuincy Jones!参加ミュージシャンはハービー・ハンコック、ジョージ・ベンソン等、バックミュージシャンというには少し違和感を感じてしまう、あまりにも素晴らしいレジェンド達です。素晴らしいミュージシャン達が祝福の気持ちを持って演奏という形でHappy を運んでくれる。。。そんな素敵な曲です。『結婚』だけでなく大好きな人と過ごす事ができていたり、大好きな家族と何気ない日常の中に溢れる愛であったり、、他にも色々いっぱいHappy はありますね。4月の穏やかな日、幸せいっぱいになりますように…と想いを込めてこの曲をあなたにお贈りさせていただきます…!

4月になりました。桜の花が咲くようにコロナで落ち込んだ空気も少しずつでも明るくなっていくといいですね。コロナウイルスで自粛規制が厳しくなっていた時期は私自身、演奏もキャンセル続きで家にこもって練習したりする日々でしたが、その合間に時間はたっぷりあったので本当によく一人で車を走らせて気分転換に大好きな海までドライブに行きました。海は眺めているだけでも『無』にしてくれて疲れた心を癒してくれます。今日は、私の大好きな映画監督、Luc Besson の作品の『ATLANTIS』をお贈りします。Luc Besson 監督の作品は名作がいくつもありますが、この作品は、いっさい会話がなく、美しい海の中の映像と一緒に彼なりのコンセプトで創り上げられたストーリーです。音楽は、Luc Besson といえば…という位、彼の作品にはなくてはならない作曲家、Eric Serra 。この『ATLANTIS』を観ていると、海の中の神秘的な世界に引き込まれていき、そして、海の中にもいろんなストーリーがあることを教えてくれます。その中に私達人間が入っていいのか…それはいろんな考え方があるのでしょうが、神秘的…というところまでにしてあとは自分のインスピレーションの世界感を楽しむ、自分自身のストーリーを作っていく…美しい海を眺めていつも私は自分にそんなふうに語りかけています。今日はその『ATLANTIS』の中からTime To Get Your Lovin’をお贈りします。Vanessa Paradis がVocal で参加してます。彼女のキュートな歌声も海の中を可愛らしく泳ぐ人魚のようですよ。あなたも、ちょっと時間を作って海を眺めに出かけてみてはいかがですか?その時のBGM には是非…この曲を私からあなたに…。

今日は全国的に雨が降っているようです。これから咲こうとしている桜の蕾にはきっと嬉しい恵みの雨なのでしょうね。私的には、雨が降っている日というのはなんとなく静かな気持ちになり(もちろん仕事もなく家にいる日に限りますが、、、)ゆっくりと好きな飲み物でも飲みながら本を読んだりして過ごすことができる、好きな時間の過ごし方ですが、やはり晴天の空とは違い、外は薄暗く雨音も淋しげに感じてしまう空気は否めませんね。そんななんとも例えようのない雨の昼下がりにフッと聴きたくなるのがRICKIE LEE JONES の歌声です。私が彼女を知ったのは、大学生の頃でした。大人の世界に憧れでいっぱいの時期、彼女のさりげなくタバコを吸う仕草がカッコ良く見えて、こんなカッコいい女性になりたいなぁ、、、なんて思いながら物憂げで心細げで、でもなんだか芯の強さを感じる彼女の声に聴き入っていました。孤独が似合う女性。孤独の中にもなんらかのメロディーをいつも持っている、可愛らしくてカッコいい…それが私にとってのRICKIE LEE JONES です。今日のように雨が降っているお昼下がりに彼女の歌声が心地よく寄り添います。RICKIE LEE JONES が歌う『Company』。雨音と一緒に聴きながら、あなたにとって素敵なひとときになりますように…。

雨が降ったり、そうかと思えば気持ちがいいほど暖かいお天気だったり、そんな神様の気まぐれ(な訳はないでしょうが笑)のような日々の繰り返しで、もう桜が咲く春は近くに来ていますね。皆さんの春の予定は何かありますか?コロナウイルスの状況から言ってもまだ静かに過ごしていた方がいいようですが、一人でふらりと穏やかな春の季節を楽しみにお家の近くをお散歩してみるだけでも小さな幸せを感じるかもしれません。いつも忙しく過ごしていらっしゃる方は是非、そんな時間を過ごすことができますように、、、。今日は私の大好きなギタリストであり作曲家でもあるPat Metheny の曲をお贈りします。彼の創り出す音楽を聴いているとどんどん自分の中でいろんなストーリーが生まれてきます。スタンダードジャズを彼のギターで展開していくアドリブラインはもちろん大好きですが、もっと私が好きなのは、彼が率いるPat Metheny UNITY Band (もともとPat Metheny Group として活動していましたが少しメンバーチェンジもして現在はこのバンド名で活動中です)が創り上げる素晴らしい世界です。Pat Metheny の繊細なギターアプローチ、そして素晴らしいミュージシャンによって醸し出されるドラマチックな空間。。。是非、今日は静かに一人でこの曲と一緒にあなただけのストーリーの世界を楽しんでみてはいかがですか?日常の中で頑張っているあなたに私から心を込めてお贈りします。素敵な春に(静かに笑!)乾杯。。。

日本を代表するドラマーの村上ポンタ秀一ことポンタさんが亡くなりました。嘘でしょ…。と最初は信じられず単なる変な噂…と思っていたら本当らしい…というニュース。ひたすらショックでした。ポンタさんと言えばJ-POP から演歌までありとあらゆるジャンルの曲をドラマーとして手がけてきた方ですが、なんと言っても私にとっては彼の率いるバンド『ポンタボックス』です。あのポンタさんならではのシャウト感、キレッキレのアプローチ、でもけっして独りよがりにならない、、どころかポンタさんのドラムによって曲が何倍もキレのあるリズムでドキドキするような音楽に仕上げてくれる、、素晴らしいドラマーです。ポンタボックスのメンバーでもあったピアニスト佐山雅弘さんも数年前にお亡くなりになりました。佐山さんのようなピアノの音色を目標に日々ピアノに向かっていました。ポンタさんにおいては、私の中では勝手に、ずっとポンタさんはポンタさんらしくドラムも生き方も永遠の人…!と思っていましたが、ポンタさん、あなたもやはり人間だったんですね…。でももっとポンタさんのドラムが聴きたかった。ポンタボックスをまたライブで聴きたかった。ポンタさんに語りかける気持ちで今日はポンタボックスの曲を皆さんにお贈りします。佐山さんのピアノが天国に旅立ったポンタさんを優しくあちらの世界で迎えているようです。ポンタボックスの中から『Pooh Song 』…。カッコよくて素敵な曲です。

今日は、私が最近知った音楽を是非聴いて頂こうと思います。あまり流行り物(と言ったらいいのでしょうか笑?)の音楽は聴くことがないのですが、この曲は参加ミュージシャンの中にジャズマンが何人かいて、そのルートで知りました。『millennium parade 』というバンドで常田大希さんがリーダーで繰り広げる曲と映像が一つのストーリーになっているような独特の世界観溢れる音楽です。もともと私自身、ピアニストとしてピアノを演奏する人間ですが(笑)エレクトリックなサウンドもリズムも大好きで、よくこのDiary にも揚げています。このバンドというか、リーダーの常田さんの発信するかなりメッセージ性の高い世界観はかなり個性的ですが、なんというか…現代アートのようなポップアートのようなサウンドはとにかくカッコいい!おそらく、昔(?)YMO が出た時もこんな衝撃だったのかな?と思ったりします。今回はその中から『Fly with me 』という曲です。トップミュージシャンが創り出すクール&スタイリッシュなサウンドをお贈りします。ちょっとカッコつけて!自分の世界に浸りながらビートを感じる…!そんなあなたもきっと素敵ですよ…。

3月になって寒い中にも春の風を感じます。もう少ししたら桜の咲く季節…、場所によってはもう咲きかけているところもありますね。やはり日本の四季はいろんな感性を刺激してくれて豊かな気持ちにさせてくれます。と同時に日本人であることが誇りであり、神社やお寺をみて私達のご先祖様を想ったり感謝の気持ちであらためて過ごしたいと思う日々です。今日は、素晴らしいオーケストラのサウンドをお贈りします。久石譲さんの作曲された『Oriental Wind 』という曲。久石譲さんと言えば宮崎駿のジブリシリーズで広く知られる方ですが、一作曲家として素晴らしい、日本が誇る方です。この『Oriental Wind 』を聴くと理屈は抜きに懐かしい気持ちになり、日本人に生まれてくることができたことに素直に「ありがとう」と言いたくなります。ちょっぴり音楽的な事も言うと、彼の創り出すオーケストレーションも素晴らしい。クライマックスにきたところの打楽器の醸し出すダイナミクスは何回聴いても涙が出てきます。日本の春を感じながら、日本人で良かった…なんて、ちょっとした日常の中での喜びと一緒にこの曲を聴いて頂けたら…、素敵な曲です。今日もあなたらしい一日になりますように…。

2月ももう終わりですね。今日はまだまだ寒さの残る夜に聴くにはぴったりのSarah Vaughan が聴きたくなりました。私にとってのJazz Vocalist と言えばまず出てくるのは彼女です。甘く切ない声で歌い上げる世界はいろんな意味で私を慰めてくれたり元気にしてくれたり、、大好きなVocalist です。今日お贈りする曲は、その中からLullaby Of Birdland 。彼女の歌もバックのミュージシャンもとても何十年も前の演奏とは思えない位の素晴らしさです。この曲は私もピアノソロや、ピアノトリオで演奏していますが、やはり原点は彼女の歌うこのスタイルです。あと数日で3月…。春の訪れ、、、にはまだ程遠いようですが、でも春の陽気な季節を待ちながら今日はこのLullaby Of Birdland…子守唄を聴きながらゆっくりとした時間を過ごして下さいね。私からあなたにSarah Vaughan の素敵な歌声を贈ります。3月はいっぱい皆さんにお会いできることを願いながら…!そしてその時は是非、この曲を私の演奏で聴いて頂けたら…!と想いを込めてお贈りします…。

自粛規制で都会の夜もすっかり早くなっている日々です。なんとかコロナウイルスの勢いを抑えなくてはいけない状況なので仕方ないとは思うもののやはりなんとも言えない寂しさは隠せません。いつもは23時頃まで演奏しているBass Line も今は19時45分に演奏終了というスケジュールです。ジャズピアノを聴きながら安心してお酒を飲むことができる夜が来て、お店にお客様の笑顔が溢れる日がくることを願うばかりです。今日はそんな素敵な夜にぴったりの都会的でカッコいい曲をお贈りします。。Boney James のDrumline という曲です。彼のサックスは素晴らしく洗練された色っぽさがあり、都会の夜にちょっと気取った気分に浸ることができるサウンドです。私は夜にふらっと一人でドライブに出かけたりする時に聴きたくなります。彼の奏でる繊細でメローな旋律と、クールなグルーヴは、ちょっぴりカッコ良くてお洒落な空間に連れて行ってくれます。たまにはそんな自分に酔ってみるのもいいですね。春の訪れと共に少しずつでも楽しい夜の時間を過ごすことができる日が来ることを願う毎日です。。演奏終了時間が早くなってしまっていますが、もしお時間があれば聴きに来て頂けたら幸いです。今夜はBoney James のサックスに酔いしれて下さいね。ゆったりとした素敵な夜になりますように…。

久しぶりに『LE Grand Blue 』をゆっくり観ました。コロナ禍で演奏もキャンセルや時間短縮で今は規制されて家で過ごしていることが多い日々(!)ですが、なかなかできなかった練習や、読書、そしてこうしてゆっくりと大好きなDVD を観て過ごすことができるのも私にとってはある意味、忘れかけていた感性を呼び戻す機会を与えてもらった素晴らしい時間かと思っています。このLe Grand Blue は私の大好きな映画の中の一つであり、何回観ても蒼い海の美しさと同時に様々な未知の世界の深さ、そこに生きる私達人間の儚さ、幸せと寂しさの間にある複雑な想い…いろんな想いに涙がこぼれそうになります。その涙は生きている幸せだったり寂しさだったり好きな人への想いだったり、そんな理屈でない海の美しさにだったり…。ストーリーも映像もリュック・ベッソン監督ならではの感性溢れる素敵な映画です。バックに流れる音楽は、素晴らしい作曲家、エリック・セラです。彼から創り出されるサウンドがさらに海の美しさを引き立てます。今日は、是非そのLe Grand Blue の中からの一曲を聴いて下さい。自分も海の中の生き物のように、静かにゆっくり生きる自然界の中の一人であることに気づかせてくれます。明るくて楽しい南のリゾートの海ももちろん素敵ですが、もっと深い海の蒼さを今日は感じてみて下さい。いつも頑張っているあなたをきっと幸せな空間に連れ出して、そして素敵な笑顔にさせてくれますよ。