今日お贈りする曲はEarth Wind & Fire のアルバムの中の一曲です。私が初めて知った時には既に名曲と呼ばれ、世界中に知れ渡っている作品でしたが、私自身の中でも衝撃が走る…とはこの事、とも言えるくらいに感動した曲です。愛が去ってしまった、失われてしまった恋を歌った曲ですが、この何とも言えない甘く、お洒落なグルーヴに乗せて放たれるサウンドは、そんな哀しさ切なさも包んでくれるエネルギーすら感じます。作曲者のDavid Foster の創り出すサウンドにEWF の素晴らしいメンバーによる名演奏、Philip Bailey の歌い上げる高音の美しさ…全てがもう聴いていると鳥肌が立って、それと同時に何故か涙が出てくる…今も初めて聴いた時の感動と変わらない刺激に酔いしれます。あなたにとって大好きな人を想いながら聴きたくなる曲はどんな曲でしょうか。それが今、別れてしまった人でもその曲を聴くと素敵な思い出と共にその人を想う事ができるならそれも素敵なことかな…と思います。いろんな出会いもあれば別れもあります。人生はそんなことの繰り返しかもしれませんね。『After The Love Has Gone 』…。この甘く素敵な曲を私からあなたへ贈ります。ゆっくり穏やかな休日になりますように…。

今日、古いアルバム(CD 、レコード等)を整理していて、久しぶりに聴きたくなりました。私が大学生の頃に密かに恋していた随分歳上の方(一方的にでしたが…笑)に教えてもらったRickie Lee Jones のアルバムからの一曲です。彼女が歌い上げる曲は全て、彼女の世界に引き寄せられるかのように心を掴み、そして優しい愛おしさで満たしてくれます。心が折れていたり、孤独感に襲われていたり、自分がものすごく弱くなっている時は、その切ないサウンドに涙が出てきてしまいます。『生きていく』という事は、時には『幸せ』もあり、時には『涙のような悲しさ辛さ』もあり、それが人間として生きる美しさ…なのかな…と思ったりします。今日は、アルバム『Girl At Her Volcano 』の中からLush Life をあなたへお贈りします。ジャズミュージシャンも歌うスタンダードナンバーですが、彼女の歌声、そして彼女を取り巻くバックミュージシャンの素晴らしいアプローチ…、ジャンルを超えた素敵なサウンドが心地良くあなたに語りかけてくれます。もし、あなたがすごく淋しがりやさんなら…きっと一緒にさみしい時間もあなたに寄り添ってくれます。出会いは『人』ばかりではありません。この曲との出会いにそっと…乾杯。

今日お贈りする曲は素晴らしい名プロデューサー、David Foster のアルバムからの一曲です。David Foster と言えば、様々なアーティスト達に曲を提供し続けている、今更、ここで私が説明する必要すらない人です。私が彼を知ったのは、高校の頃、作曲や編曲を学んでいた時の先生(某有名エレクトーンプレイヤーですが…)がコードの展開やオーケストレーションスタイルの素晴らしさ、ポップスやクラシックやジャズ、様々な音楽ジャンルの垣根を取り払い、生まれてくるサウンドの美しさ、格好良さ、繊細で、でも優美な空気感…こんな素晴らしい世界を創り上げてそして聴いている人に幸せ感を与える事ができる…彼のようなミュージシャンに少しでも近づきたいね…。と優しく笑いながら言って教えて頂いた事が始まりです。今現在、私自身、ピアノソロのお仕事の時にはよく演奏する曲も何曲かありますが、それよりも一つの曲をソロで展開していく時のインスピレーション、ダイナミクス等、凄くこのDavid Foster スタイルは私のピアノ演奏に影響を与えてくれたサウンドです。まあ、理屈は抜きにして笑…今日は、この素敵なサウンドに聴き入って下さいね。この曲はChaka Khan へ提供された曲ですが、是非、彼の素敵なピアノ演奏も入ったインストヴァージョンこそ私からあなたへお贈りしたい曲です。『Through The Fire 』…。ゆっくりと穏やかな休日の午後になりますように…。

今日はジャズピアニストのレジェンドの一人、Wynton Kelly のトリオのアルバムの中からの一曲をお贈りします。このトリオは、一体だれがリーダーなんだろう…と思ってしまうほど3人の名演奏がもう痛快すぎて溜息がでる程…素晴らしい。Philly Joe Jones のドラミングで挑発的な程に響くスネアの音色、でも決して煩いわけではなく、さらにその挑発に乗るかのようにKelly のピアノタッチもアプローチも強くなっていき、エネルギッシュな飛沫が飛ぶ勢いのキラキラしたサウンドが心地良い…そしてベースのPaul Chambers がそのキラキラしたサウンドの中で柔らかな重低音を生かしたアプローチで安定したトリオサウンドにまとめる…『三位一体』とはこの事か、と思う素晴らしい名演奏中の名演奏です。私自身、聴くたびにこのスリルと迫力に圧巻…そしてエネルギーをもらいます。そしてピアノに向かい練習し始めます(笑)特にこのアルバムの時期はWynton Kelly の全盛期とも言われ、まさにピーク時のもの…。う〜ん凄い…と、やっぱりまたうなってしまいました。是非、今週末の夜は素晴らしいピアノトリオのサウンドに酔ってみて下さいね。初夏を感じさせてくれるエネルギッシュなテンションにあなたがいっぱいいっぱい包み込まれますように…。そして、素敵な週末になりますように…。

6月になりました。私の住んでいる地域は曇り空で今にも雨が降り出しそう…ちょっと蒸し蒸しもして梅雨の始まりを感じる空気です。とはいえ、やはりいよいよ夏の始まりは感じる季節ですね。今日お贈りする曲は、松岡直也グループによる素敵なサウンドです。思い出せば、私はまだまだ子供の高校生の頃、とにかく大人の世界への憧れの塊のような青春期でした笑。そんな頃に出会った『わたせせいぞう』さんの漫画(非常にアート的な作品なので、こう表現する事に凄く抵抗があるのですが…)をアニメ化して、その音楽を担当したミュージシャンが松岡直也さんです。どちらも当時の私にとってはファッショナブルでカッコ良くてひたすらこの世界観を追い続けている女の子で笑、全ての作品を制覇しました。その『わたせせいぞう』さんのストーリーの中にピアノbar 『ジェシイ』がよく舞台として登場します。もちろんその店のマスターはジェシイ。今日は、その『ジェシイの店』のストーリーで流れる曲をお贈りします。松岡直也グループといえば、参加ミュージシャン達も素晴らしい、日本が誇る一流スタジオミュージシャン達で、名演奏にも魅せられます。残念ながら松岡直也さんは既に他界されていますが、私の中では、尊敬、そして様々な思い出の曲をプレゼントしていただいた、この先もずっと生き続けている憧れのミュージシャンのお一人です。ちょっと夏を感じ始める今の時期…やっぱりこの曲です…(笑)。なんとなく切なくて、でもなんか懐かしさも感じたり…ちょっぴりセンチメンタルな世界に浸るのも素敵な時間ですね。この曲を聴きながらあなたにも素敵時間が訪れますように…。

今日は私にとって、ものすごく懐かしく、しかもこの独特なリズムスタイル、コードの動き、何をとっても創造的。。。と言える音楽の世界を教えてくれたバンドJamiroquai の曲をお贈りします。まさにドライブの時は最高な空間を作ってくれますよ。ヴォーカルのJ.Kay を中心に構成されたイギリス出身のバンドで、二十数年のキャリアの中で少しずつスタイルも変わりつつありますが、昔も今も素晴らしさは変わりありません。でも、やっぱり私にとっては(私だけではないかもしれませんが…)初期のJamiroquai メンバーによるヴァージョンはとにかく素晴らしいクオリティ、名演奏である、、と思っています。この名アルバム『The Return Of the Space Cowboy 』を聴きながら気取ってカッコつけてドライブしていたのもついこの前のよう…笑。やっぱり今聴いても最高のビートで最高のアプローチを聴かせてくれます。今日お贈りする曲は、そのアルバムの中から『Mr.Moon 』。時には、一人で車に乗って(制限速度は守りつつ…失笑)ハンドルとアクセルに集中してドライブしてみるのもスカッとした気分になって気持ち良いものです。是非、そんなあなたの横にはこの曲も一緒に…。最高にカッコいい時間を作ってくれますよ。あなたらしく、素敵な週末になりますように…。

このChris Botti の奏でるトランペットの音色が凄く好きです。彼のルーツがMiles Davis の甘くまろやかな音色に影響を受けているということもあり、初めて私が彼のサウンドを聴いたときは、Miles を聴いた時と同じただひたすら涙が出るような切なさを感じて、言葉にできない感情を抱いた瞬間でした。それ以来、何故か悲しい事があったり切ない思いをしたり、ちょっと心が疲れた時はいつも聴いている、そっと隣にいてほしいサウンドになっています。生きている中でなんでもいいから、そんなふうにさりげなく助けてくれるものがあるといいですね。私にとってはやはり音楽というものは職業とか関係なく、そんな大きな力を持っています。あなたにとっての大きな存在は…?大切な家族、お友達、仲間、ペット、本、、、きっと十人十色、色々なのでしょう。様々な情報が溢れている時代ですがちょっとづつ心も休ませてあげて自分を大切にして下さいね。今日お贈りする曲は、Chris Botti のアルバムの中から『Venice 』。甘く心地良い音色があなたに優しく語りかけてくれます。今宵は静かで穏やかな夜のひとときになりますように…。

なんとなく今、ふっと聴きたくなった曲をあなたへ贈ります。ジャズのスタンダードともいえる名曲で、様々なジャズミュージシャンが演奏をしていて、私自身もソロでもバンドでも本当によく演奏する素敵な曲です。『My Funny Valentine 』。それだけ様々なミュージシャンが演奏している中でも今現在の私にとってダントツに大好きなスタイル、ジャズトランペッターのChris Botti とSting のヴォーカルによる『My Funny Valentine 』は、もううっとりするくらいに酔いしれてしまいます。一人で静かに本を読んだりちょっと考え事をして過ごしている時になんとなく聴きたくなってしまう…そんな曲です。Cool なサウンドとはこんな音を言うのかな…なんて思います。あなたも是非、今日はこの甘いトランペットの音色とSting のCool な歌声、そしてこの名曲の素晴らしさに酔いしれてみてくださいね。素敵なひとときになりますように…。

山口路子さんが執筆された『ココ・シャネルという生き方』という本に数年前に出会いました。CHANELというブランド銘は知らない人はいない…と言っても過言ではないトップブランドです。その創立者であるシャネルの人生を綴った本なのですが、仕事にも恋にも全て全力で向かう凄まじい人生を生き抜いた女性です。どこまでも自分を貫き、欠点ですらあえてそれを強調して個性とするべき…と考える彼女の人生感を知れば知るほど、ちょっと緩んで甘えた自分に喝を入れられます。彼女は、自分にも、そして他人にも厳しいので、私自身、心が弱りきっている時にシャネルの生き方から生まれる言葉はきつい…。でも、その厳しい言葉や厳しい生き方には認めざるをえない芯の通った美しさがあるような気がします。なので時々、彼女の言葉や生きてきた道を想うことにより、私の『生き方』をあらためて確認しているのかもしれません。ふっとこの本を久しぶりに読んで、凛とした強い女性でいるための努力を続けていこう…とあらためて思います。今日お贈りする曲は、LA出身のバンド、Moonchild のアルバムから『Show the Way 』。シャネルの喝を入れてくれる厳しい言葉とはうらはらに、優しく語りかけてくれるようなグルーヴの効いた甘く心地良いメロディが、なんだか素敵に相合わさってゆっくりと考える空間を創ってくれます。エネルギッシュな春になりますように…。

今日は初夏を思わせるような陽射しの日。今日はお仕事が入っていないので久しぶりにドライブ…海を眺めにやってきました。そして久しぶりにLarry Carlton のサウンドも一緒に…。う〜ん、やっぱりカッコ良くお洒落なサウンドはhappyな空気を海の輝きと共にもたらしてくれます。今日はその中から『Morning Magic 』という曲をお贈りします。なんというか…素晴らしいアプローチでありながらでも力みのないサウンドは彼らしいお洒落感溢れるスムースジャズに仕上がっている…という感じです。これからの季節、お天気の良い日には、ちょっぴり気取って夕陽でも眺めながらこんな曲と一緒に過ごすのも素敵な事です。あとは、大好きな飲み物も忘れずに…!キーンと冷やした白ワインやビールなんてあったら最高ですね。次のあなたのお休みはいつでしょうか?是非、素敵な休日にして下さいね。梅雨の合間の晴れた日に、そして笑顔の似合う素敵なあなたに、、、乾杯…。