梅雨真最中の季節…、外は凄くジメジメとした蒸し暑さです。もう少ししたら太陽が輝く夏がやってきますから今の湿度はちょっと我慢ですね。でも肌には良いのかな…と思ったりもして…笑。今日お届けする曲は夏の眩しさと輝きを待ちながら聴くには素敵すぎるくらいにお洒落なサウンド。Nicola Conte のアルバムから『Groovy Samba 』。イタリア出身のアーティストで、DJ 、プロデューサー、ギタリストと様々なスタイルで活躍している人です。ラテン音楽に彼のジャズに対する深い造詣をバックグランドにスタイリッシュな感じに創り上げるサウンドが凄く好きです。ちょっと早く夏の気分を感じながらこんな曲と一緒に好きな飲み物を飲む夜も気持ちいいものです。6月ももう終わりですね。さあ夏の太陽に向けて頑張っていこう…なんて思います。素敵な初夏の夜になりますように…。
坪井きみ
Let’s Dance! たまにはね…笑
今日はパッと気分も明るくしてくれるサウンドです。イタリアのレーベルSCHEMA からイタリアのアーティストNicola Conte プロデュースによってリリースされたRosalia De Souza のアルバムの一曲です。ブラジリアン音楽がイタリアがミュージシャンの手にかかると、うーん…都会的なお洒落感がたまらないです。おもわずちょっと踊っちゃおう…と身体が揺れます笑。ボサノヴァアーバンスタイルとでも言ったら良いのか、ジメジメした梅雨の季節に爽やかな空間をもたらしてくれます。さあ、あなたのお休みは週末?あるいは週末もお仕事?…どちらにしても次のお休みまでもうひと頑張りして乗り切ってくださいね。そして、お休みの日を迎えたらこの曲と一緒に大好きな家族、恋人、お友達、あなたにとって大切な人と笑顔で過ごす時間が訪れる事を願ってます。1人でこの曲をバックに海に向けてドライブ…なんてのも素敵時間ですね。このDiary を見てくださっているあなたに最高のHappy がやってきますように…。
蒸暑い夜、こんな曲でも聴きながら…
梅雨真っ最中の蒸暑さ…でもこんな季節だからこそ思いきり汗を流しながらこんな曲をバックに好きな飲み物と過ごすのも最高な気分です。今日の曲はイタリアのスリーピースバンド、Man Sueto のアルバムの中から『Sentimental Song 』。Acid Jazz が好きな方なら知っている方も沢山いるかと思います。ちょっと危険な香りも漂うエロティックな雰囲気、でも何とも言えないお洒落感…、カッコ良く気取った空気に浸るのも非日常的で素敵時間です。昔読んだカミュの『異邦人』を久しぶりに読みました。深い小説です。眩し過ぎる太陽をバックにいろんな不条理な事…この小説のストーリーだけでなく背景も凄く私にとっては強いイメージがあり、時々読み直したくなる本の一冊です。今日は読み終えてふっと聴きたくなった曲です。蒸暑い夜になりそうですが、冷たい飲み物でも飲みながら気持ちの良い夜を過ごして下さいね。乾杯…笑。
雨…。
今日はBill Evans のアルバムの中からの一曲です。『New Conversations 』の中から『Remembering The Rain 』。私自身、ピアノソロの時によく演奏しています。Evans のソロピアノが好きです。彼の破滅的な人生を思うと切なく何とも言えない気持ちになりますが、そんな切なさ寂しさを『音』にしたようなサウンドがあまりに美しすぎて聴きいってしまいます。雨はいろんな風情を創り出してくれます。降り始めた時の匂い、葉っぱに落ちた雫、傘にあたる音…どれも自然界の中に自分がいることを感じさせてくれる大好きなひととき。この曲はそんな雨が似合う。彼のソロですが、実際には多重録音というEvans の新たな世界を開いたアルバムです。1978年の作品。きっと彼にとっては精神的にも肉体的にもきつい状況だった時かと思います。そんな想いも演奏にぶつけているのかもしれない…彼の晩年期のサウンドは本当に切ない。でもきっと彼にとってピアノという存在が最後まで生きがいであり、心から打ち解けあえる友人だったのかもしれません。この曲を聴きながら色んなことを考えてしまいました。しとしと降る雨を眺めながらゆっくり聴いて下さいね。素敵な時間が流れますように…。
ずっと追い続けている音色…。
今日は私の大好きな…というかこの人の音色、アプローチを追い続けて今もピアノに向かう日々…そんな雲の上にいる先生のようなピアニストのアルバムの中からの一曲です。佐山雅弘さん。2018年に本当に雲の上に逝ってしまいましたが、私の中ではずっと生き続けているピアニストです。彼の優しさ溢れる人間性がそのまま音色になった繊細なピアノ、でも時には涙が出てくるくらいに情熱的な、でも美しいサウンド。佐山さんのようなピアノを弾きたい…と思いつつずっと現在に至っています。今日はなんだか暑そうだなぁと思いながらCD を色々と整理している中で思わぬ発見…。しばらく聴いていなかったアルバムですが、、、久しぶりに聴いて胸が熱くなりました。これからも佐山さんを追い続けてピアノを弾いていきたいと思っています。今日私からあなたへお届けする曲はその中から『Summer Afternoon 』。ピアノソロですが、じっと眼を閉じて聴いていると、何故かあたたかい涙が溢れます。それも佐山さんのピアノの素敵さの一つです。穏やかなひとときになりますように…。
梅雨の色彩
今日から6月です。もう今年の上半期の最後の月、本当に時の経つのは早いですね。まだ梅雨入りのニュースは流れてきていませんが、いよいよ夏の前の日本の恒例である梅雨がやってきます。雨が嫌いと言う方もたくさんいらっしゃるようですが、日本は素敵な四季があり、季節ごとに色んな色彩を楽しませてくれます。梅雨の色彩…と言えばあなたにとって何色でしょうか。紫陽花のように紫や薄いピンク…あるいはどんよりとした雨空のようなグレー…、道行く人達の華やかな傘の色…、こんな感覚もこの季節の素敵なところです。今月もあなたらしい季節にしてくださいね。今日お届けする曲はSteely Dan のアルバム『彩』の中からの一曲です。このバンドはDonald Jay Fagen を中心に繰り広げられ、スタジオミュージシャンはレジェンドの集大成といったグループ。今日の曲はその中からアルバムタイトルにもなっている『彩(Aja )』。ジャズ的な展開にWayne Shorter のソロ、Steve Gadd のアプローチ…等、、格好良さに唸ってしまいます。そして忘れてはならないのは、このアルバムジャケット写真のモデルは日本を代表するトップモデル山口小夜子さん。写真を一つのアートにしてしまうほどの素晴らしい方です。さあ、6月のスタートはこの名盤、名演、そして素晴らしいアート…全てに刺激されながら始めようと思います。あなたにもこの感動が届きますように。今月も体調には気をつけてあなたらしくアグレッシブな月になりますように。
梅雨の合間の静かな午後…。
5月も終わりに近づき、昨日は一日中雨降りの日でした。今日はうって変わっての晴れのお天気。こんなことの繰り返しで夏に向かっていると思うと自然の力をあらためて感じます。こんな季節の午後、聴きたくなるアルバムを今日はあなたへお届けします。私の大好きなアルバムの中の一つです。ブラジルのギタリストLuiz Bonfa の名作。全曲ソロギターなのですが、シンプルなのにギターの音色の美しさと彼の展開するアプローチの繊細さに心打たれる想いです。なんと言うのか…不思議な世界、でも魅力ある素敵な世界へ連れ出してくれて、日常のいろんなもやもやから解き放してくれる…そんな感じです。静かにゆっくりと時間が流れていく仕事の入っていない日の午後、このアルバムを聴きながら過ごしている時間が凄く好き。どの曲も全て大好きなのですが、今日はその中から『Concert to For Guitar 』この曲を聴いてください。極上の音色とはこのこと…と感じる名盤です。あなたにもこの曲と一緒にゆっくりと穏やかな時間が流れますように…。
雨を迎える季節…
初夏を感じる爽やかな日が続きましたが今日はいよいよ梅雨を感じる空模様です。日本の梅雨の雨はジメジメとして嫌い…と言う方もたくさんいらっしゃるようですが、私は雨というモノ自体がけっこう好きです。特に夏の通り雨のようなモノよりしとしと降り続く雨がもたらす空気がなんだか落ち着いて考え事ができて、本を読んだりするには最高…傘に落ちる雨音も穏やかな気持ちにさせてくれます。今日はそんな時間に似合う曲をあなたへお届けします。『The Gentle Rain 』。ブラジルのギタリストLuiz Bonfa 作曲の素敵な曲です。今回はオーストラリアのフルート奏者Don Burrows との共演アルバムからのヴァージョンです。雨は私達人間も含めたこの地球に生きる生き物にとっては恵をもたらしてくれる素晴らしい現象…そう思うとなんだか雨の降る日もちょっとした小さな幸せを感じます。さあ、今日はこの曲を聴きながら雨が降りそうな空気と一緒に静かな夜のひとときを過ごしてくださいね。穏やかな夜になりますように…。
心地良いSwing に浸るひととき
今日お届けする曲はハードバップの中でもかなり知名度の高いアルバムかと思います。Sonny Clark のアルバムCool Strutting‘からの一曲『Deep Night 』。彼はBud Powell の影響を受けたピアニストのひとりなのですが、そんな中バードランドでPowell がこの曲を演奏するのを観た時からこの『Deep Night 』の虜になった。。という事です。レジェンドがレジェンドの演奏の虜になる…なんかすごいなあ…と溜息です。このSonny Clark ヴァージョンは駆り立てられるようなswing 感がとにかくカッコ良く、リズムセクションのパワフルなのに繊細な素晴らしいアプローチ(Paul Chambers 、Philly Joe Jones )に彼のピアノも冴え渡る…という感じがします。もう一つ言うならば…このジャケットのデザインも都会的な雰囲気が様々なアーティスト達の感覚に響き、音楽ではない場面でもよく引用されているようです。Sonny Clark が創り出すswing の世界に酔いしれてみるのも素敵なひとときです。お洒落でJazzy な時間、美味しいワインなんてあったら更に最高…。あなたにそんな時間が舞い降りてきますように。
綺麗な夕陽を眺めて…。
今日は全国的に今年最高の気温なのだそうです。私の住んでいる地域も凄く暑い。。。熱中症になりそうです。皆さんも気をつけてくださいね。その代わりと言ってはなんですが、、夕陽が物凄く綺麗です。車を運転しながらこの曲が聴きたくなりました。Sting の『It’s Probably Me 』。仲間を思い歌った曲ですが、Sting が歌い、創り出すこの世界観が好き。やはり、彼は私にとって永遠なる憧れの男性…(勝手に昔からファンなのですが)。1人きりの時間、ちょっとセンチメンタルな気分に浸りたい時によく聴くミュージシャンのひとりです。若い頃の尖ったSting もカッコいいのですが、素敵に渋さが増した今の彼は更に格好良く、こんな歳の重ね方を人間としてしたいな…と思います。今日の夕陽と共にあなたへこの素敵なサウンドを贈ります。お仕事が終わってゆっくり過ごしているあなたも、大好きな恋人や大切な家族と過ごしているあなたも、穏やかな5月の夜になりますように…。