海を眺めて過ごす生活から離れて1年半が過ぎました。仕事をいただいて演奏する事ができるのはとても嬉しく幸せなことですが、やはり海が恋しくなりちょっと寂しい気持ちになる時もありますね。スーパーでよく会ったおばあちゃん、温泉(もある場所なのです)の受付のおばちゃん、ガソリンスタンドのおじさん等々…様々な人との些細な会話も楽しく、みんな元気にしてるかな…?なんて思いながら今は都会で過ごす日々です。もちろん、都会は都会の良さがあって、演奏をしている中で聴いてくださるお客様との出会い、会話、全てが私にとって素晴らしいことです。でもやはり私はきっと自然が好きなんでしょう。自然の中に身を置いているとその静けさの中に聞こえてくる音が凄く好き。そんな自然を恋しくも思いながら、きっと今は私の人生の中で都会という場所にいるべき時なのかもしれない、と思いながらその中でもらう刺激と共に過ごし、ピアノに向かう日々です。海を一日中眺めて過ごした時を思いながら…今日はJoe Pass の中で私の一番好きなアルバムIntercontinental からの一曲を…。彼のギターの音色は太さがある中に繊細で垢抜けた展開、都会的でありながら自然界の音のような空気感(特にこのアルバムは)、テクニックにおいて素晴らしすぎる程のものを持ちながらもお仕着せのないギター。海を思い出しながら聴いていると波の音、静かな午後の海、水平線に沈んでいく太陽、色んな光景が浮かんでは消えていきます。その中から今回は『Meditation 』。言うまでもなくAntonio Carlos Jobim の名曲ですね。このアルバムはJoe Pass のtrio、Bass はEberhard Weber 、Drums はKenny Clare 、この編成も最高です。この曲と一緒に素敵な日曜日の午後になりますように。ゆっくり穏やかなひとときを…。