8月も終わりに近づき夏ともまた来年までお別れを感じる季節ですね。まだまだ暑い日々ですが、フッとした瞬間に吹く風に秋の気配を感じます。夏の終わり…と言うとなんだか寂しい感じになってしまいますが、冬に向けてのスタート、ハロウィンがあり、クリスマス、そしてNew Year !ワクワクする季節の始まりですね。そんな中、ワクワク楽しい季節の合間に吹くちょっと寂しさを感じる風の音を聞きながら、たまには独りで疲れた自分を癒してあげるのもいいものです。ある程度の大人になると、あるいは若くても鋭い感受性を持つ人は、きっと生き続ける事の大変さをいつも感じて、自らを頑張って奮い立たせ、本当にギリギリのところで生きて戦っている方もいらっしゃる事でしょう。側から見るとカッコよくて素敵ですが、きっとそんな自分に疲弊している方もいらっしゃると思います。そんな方たちに私からお贈りする今日の曲です。山下達郎のAmapola …。山下達郎さんの声だけでの多重録音のアカペラです。私が初めてこの曲を聴いたのは高校生の時でした。若いが故の行き場のない気持ち、自分でも説明のつかない絶望感にうちひしがれていた時に出会った想い出深い曲です。今は、いろんな想いを込めてピアノソロのお仕事の時によく演奏しています。秋の風を感じながら、この曲が皆さんの胸に響いて、現実からほっとした空間に逃避する事ができますように…。とお祈りしながら贈ります。