昨日仕事で行ったBar『Gordon 』で、ある一人のバーテンダーが亡くなった事を知りました。以前私が演奏で出入りしていたLive Bar(今はもうそのお店は閉めて営業していませんが)でバーテンをしていたYさん。バーテンダとしてある意味プロを感じる方でお客様との気の利いた会話、私達ミュージシャンを本当に上手く盛り立ててくれてLiveのテンションも上がって気持ち良く演奏させてくれていた(今思えば…)、良い意味で夜の街を渡り歩いてきたプロとして気遣いの塊のような人なんだろうな…と。年齢はまだ50代、むしろバーテンとしてお客様もついてベテランでありジェントルマンであり、私にとっては色々と演奏しながらも空気感の読み方、というものを学ばせてもらいました。仕事でのほんの小さな出会いですが、演奏の合間に少し話す会話もスマートで「今日の演奏はなんかいつもより盛り上がっていたね」「僕は坪井さんのピアノソロよりもバンドでのピアノがカッコよくて好きだなあ」なんて言われてちょっと嬉しかったり…。諸事情でそのお店を辞められて、私の家の近くのBarにいらっしゃることは知っていましたが中々顔も出せず、今になっては彼に会いに顔くらい出せばよかった…とショックと共に後悔。ミステリアスでダンディな夜の男、、、なんていう表現が似合う人。彼にとって短くも太い人生だったのか。とにかく、プロとして尊敬する人でした。Yさん、これからも演奏し続ける私をそちらの世界から見ていてくださいね。安らかに…。TAKE6 の『Lullaby 』、、天国のあなたに届きますように。人間としてこの世に生まれた幸せ…というのはこうした小さな出会いのちょっとした喜びの集まりなのかもしれません。。。