今日は私のとっておきの一枚のアルバムの中からのお届けです。ギタリストとしても大好きなPat Methenyですが、彼の天才がまさに確立された一枚かと思います。日本では上映されませんでしたが映画『A Map Of The World 』にインスピレーションを受けて作曲を引き受けたという事です。この映画の物語とPat自身がずっと抱き続けてきた何かがどこかで深くリンクした…という話。私は、もし無人島に何か好きなCD を一枚だけ持っていくなら…なんて言われたら迷わずこのアルバムを真っ先にあげます。大好きで時には力をもらい、時には優しく癒され、時には素晴らしい旋律、音楽的な影響を受けてずっと一緒に生きてきたアルバムと言っても言い過ぎではない大切なサウンド。今日はそのアルバムの中から『Forgiving 』という曲をあなたに贈ります。実際にはPat の音楽をGil Goldstein のオーケストレーションにより完成された作品ですが、この素晴らしいファンタスティックな世界観はこの二人だからこそ出来上がったもの。Pat Metheny Group のサウンド、彼のギターソロアルバム、全て魅力的ですが、このPat が手掛ける映画のサントラ、オーケストラとの共演のギターの美しさは私の心をずっと掴んではなさない…そんな作品のひとつです。Pat Metheny 、私にとっては素晴らしいギタリストであり、素晴らしいクリエイターであり、詩人…。そんなサウンドに今日はあなたも酔いしれてみてくださいね。素敵なひとときになりますように。