Cool & lyrical なJAZZ…です。 by 坪井きみ on 2024年6月4日2024年6月4日 6月。今日は梅雨入り前の晴れやかな日です。リリカルなジャズを聴きながらの午後の時間をあなたに…そんな想いです。Stan Getz & Bill Evans の共演のアルバムをお届けします。Bill の抒情的なピアノに寄り添うStan Getz のサックスの響がたまらなく心打たれる名盤です。仕事の途中、ちょっとひと息、美味しいコーヒー或いは紅茶でも飲みながらイライラした自分を優しい心に戻してくれるようなサウンドです。やっぱり音楽の力は大きいですね。因みに、このアルバム、1964年に収録されているにも関わらず、リリースは10年後になった、その理由は彼等の両方が発売の許可をしなかった…という曰く因縁のある作品らしいです。う〜ん、、私的には素晴らしい作品なのになあ…なんて思っていますが、曲によっては(あくまでも私だけの意見です笑)エルビンのドラムが2人のイメージと離れた感じのものもあるような…そのあたりかな…と思ったりもして…。でも、良い意味で本来のエルビンらしくない程、曲のサポートに徹している物も何曲もあり、とにかくアルバムとして歴史に残る名盤と思います。是非アルバム全て聴いてみて下さいね。今日お届けの曲は、その中から『Grandfather’s Waltz 』。いつまでもBill のピアノを聴き続けていたい…と思ったりしてしまう曲です。そんな中にStan Getz が雰囲気を壊さず寄り添う、、2人の音の調和こそ名盤…と語り継がれる理由のひとつ。私の大好きな曲です。午後のひととき、素敵なJAZZと過ごす時間があっても良いですね。穏やかな空気があなたに流れますように…。