切なさと『美』は共存するのかな…。

5月になりました。GW を楽しんでいる方もたくさんいらっしゃる事でしょう。観光地は活気溢れて笑顔で一杯、happyなひとときにしてくださいね。とはいえ、人混みは嫌いでお家にいるよ…なんて方も多分いらっしゃるかもしれません。普段、忙しくて後回しにしていた事をゆっくり楽しみながら進める事ができるいい機会かもしれませんね。ひとり時間を楽しみながら読書をしたり静かに音楽を聴いたり…と、特に何処かに行かなくても充分に素敵なひととき、案外一番贅沢な時間の過ごし方かもしれませんね。今日は、そんなあなたにこの曲をお届けします。Bill Evans のアルバムI Will Say Goodbye の中から『Seascape 』。作曲家Johnny Mandel の美しい作品をBill がさらに切なくそして美しく展開しています。彼の晩年の作品です。Bill Evans の数多い作品の中でも晩年のピアノは本当に切なくて哀しげ、生き急いでいるような、残された日々を知っていて演奏に全ての想いを託している…そんな気がします。私は、この(I Will Say Goodbye )アルバムを聴くたびに切なさとその中にあるこの世の様々な『美』を思います。ちょっとそんな事を想いつつお休みの日を過ごすのも素敵な時間かもしれません。そしてこの曲と一緒に。あなたにとって穏やかなひとときになりますように。

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