今日お届けする曲はハードバップの中でもかなり知名度の高いアルバムかと思います。Sonny Clark のアルバムCool Strutting‘からの一曲『Deep Night 』。彼はBud Powell の影響を受けたピアニストのひとりなのですが、そんな中バードランドでPowell がこの曲を演奏するのを観た時からこの『Deep Night 』の虜になった。。という事です。レジェンドがレジェンドの演奏の虜になる…なんかすごいなあ…と溜息です。このSonny Clark ヴァージョンは駆り立てられるようなswing 感がとにかくカッコ良く、リズムセクションのパワフルなのに繊細な素晴らしいアプローチ(Paul Chambers 、Philly Joe Jones )に彼のピアノも冴え渡る…という感じがします。もう一つ言うならば…このジャケットのデザインも都会的な雰囲気が様々なアーティスト達の感覚に響き、音楽ではない場面でもよく引用されているようです。Sonny Clark が創り出すswing の世界に酔いしれてみるのも素敵なひとときです。お洒落でJazzy な時間、美味しいワインなんてあったら更に最高…。あなたにそんな時間が舞い降りてきますように。