雨の中で…。

梅雨の真っ只中ですが、この雨の季節になるとこのメロディラインとピアノのバッキングが浮かんできます。坂本龍一さんが映画The Last Emperor のために書いた作品の一つです。この映画のストーリーで、溥儀と別れようと第二皇妃が手紙を置いて雨の中を歩き去るシーンで流れています。哀しく切なく、雨が似合いすぎるメロディとこのシーンは、私にとって忘れられない映画のワンシーンのひとつです。今回はその素晴らしい名曲を坂本龍一さんのピアノ、そして素晴らしい仲間のヴァイオリン、チェロによるトリオのアルバム『1996 』からお贈りします。雨も素敵なインスピレーションを与えてくれるものです。坂本龍一さん…教授…とも呼ばれている方です。最近、がん療養中ということですが、体調を調整しつつ音楽活動を続けている姿は、本当に感銘…としか言いようがありません。私自身、ちっぽけながらもあらためて、心を込めて演奏するという気持ちを大切にしたいと思います。『Rain 』…。素敵なこの曲を雨音と共にあなたへ贈ります。ゆっくり寛いだ週末になりますように…。

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