ふっと考える…寂しさ、切なさの中で、何かを追い求める人間って…

演奏の休憩時間にはいつも本を読んでいます。スマホも良いのですが演奏の合間には情報の質や量があまりにも精神面に支障をきたすものが多すぎてキツイ。でも新しく読む本は入り込みすぎてしまい休憩時間を過ぎるのも忘れてしまう…という事で、一度読んだけれどまた読み直したい本等を持ち込んでいます。今は、沢木耕太郎氏の深夜特急を読んでいます。もう何度読んだかわからないくらい読んでいますが、この本は沢木氏の旅行記、というよりも、旅先で感じた感覚、わけもなく涙が出るその時の胸を締め付けられる思い、自分が人間である事をあらためて思う見解、寂しさ、虚しさ、でも生きていく力…そういった心の動きを彼の言葉で綴った世界観に共感を覚え、何度も何度も読んでしまうのです。1巻の締めくくりに香港島のフェリーのターミナルで夜景を眺めながら「誰もが寂しいのだ…」水面を見つめながら思うその時の感情…。私は沢木氏のような旅は到底できませんが(昨今の時代背景的にも)羨ましくも思います。私自身、自由人である意識はありますが、ここまで吹っ切れる沢木耕太郎の人生観はさすが、、、魅力的な方と思います。ふっと春の午後、そんな事を考えながら過ごすひとときです。今日の曲はイタリアのミュージシャンThe Dining Rooms のアルバムからの一曲、『You 』。こんなふうに色んなことを考えながら曖昧なひとときを過ごす春の午後はこのエレクトロニックなサウンドが心地良く似合う…。あなたにも穏やかな午後のひとときが訪れますように…。素敵な春を…。

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