動物…人間にはないピュアな心を持っているのです

父が病気で亡くなってから時間ができるとお墓に行きます。そこには祖父祖母も眠っていて、日頃の感謝や、まだ受け入れきれない亡くなった父に会いに等、様々な思いで自然に私の足は出向いています。でも、なんだか行く度に心は穏やかになり、やはりご先祖さまや父が力を与えてくれているのかな…。そして、、、そのお墓にずっと住んでいる野良猫が何匹かいます。地域の人にも可愛がってもらっているようで痩せ細っていないのでちょっと安心。私も何かいつも彼等が食べるフードを持って行っていますが。。。先日、お墓の掃除をし終わりお線香をあげていたらいつものように猫ちゃん達がやってきました。するとその横から2、3歳の子供を連れた母子がいつのまにかいて子供が「あー、猫だ〜恐いい〜」と言い出し、親は「触らないで…、さあもう行くよ…」そんな会話を。瞬間的に猫ちゃんの目が寂しげに映り、たまらなくなりました。思いきり猫ちゃんに「こっちにおいで。美味しいもの持ってきたよ…」と話しかけると安心した目が本当に愛おしい。その子供と母親に「猫ちゃんの方があなた達を怖がっているんです。この子は何もあなた達に攻撃的な事してませんよね」と思わず言いたい気持ちをグッと抑えるのが必死でその場はやり過ごしました。動物に対して優しく接する事ができない人は私は好きではありません。人間は裏切ったり、身勝手に私利私欲に走ったり、嘘をついたり、私を含めて汚さを持った生き物で、ある意味罪を背負い生きている生命体、、動物は人間と違ってピュアな生き物なのです。動物は裏切らない…。そして動物にも感情があるのです。今日お届けの『Shining Boy & Little Randy 』は『星になった少年』という映画で音楽担当の坂本龍一による作品の一つです。この映画は少年の哲夢とアジアゾウRandy のストーリーですが哲夢はバイク事故で亡くなります。彼のお葬式の時に参列はしなかったもののゾウのRandy の目には涙が溢れていた…。哲夢とRandy のつながった思い…。そう…、ゾウもネコも感情はあるのです。先程のお母さん、あの精神でお子さんをこれから育てていかれるのか…と思うと寂しく残念に思います。動物という生き物の存在を軽視している人はこの映画を観てどんな感情を持たれるのか…。動物を守る大きな行動は私の力では到底できませんが、私なりに自分でできるアクションは起こしていきたいと思っています。『Shining Boy & Little Randy 』、私自身ピアノソロのお仕事でよく演奏させていただいている大好きな曲の一つ。映画のストーリーの素晴らしさと教授らしいサウンド作り…日本映画として誇らしく思う、素晴らしい作品と思います。人にも動物にも優しい気持ちでいられる生き方をしたい…。そんなふうに思う日々です。優しいあなたにこの思い、届きますように…。

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