『中原中也』の描く詩の儚さ美しさ…nostalgic…たまらなく好き

最近の仕事の中心がピアノソロという事もあり(バンドでなく)演奏の合間の空き時間、所謂休憩時間を1人で過ごすことが多くなりました。バンド仲間との仕事の場合は仲間達ととりとめもない話をしたり次のステージの打ち合わせ(実際にはそうたいしてしませんが笑)をしたり、と時間は過ぎますが1人で空き時間を過ごしているとスマホを見て過ごすことが多くなり、それはそれで悪くはないのですが、空き時間の度、となると流石に眼にもよくない…それ以上に演奏、そして音で表現する仕事をしている身として、物凄く感性的、感情的なものが奪われているように感じ始めて最近は短編集や詩集を読んで過ごしています。あらたに読む本になるとこれまた変に集中してしまって仕事に支障をきたす…というわけで過去に読んで今も尚大好きな本を読んでいます。その中から『中原中也』…彼の詩が私は大好きです。かなりの変わった人間だったようですが彼の切なさと美しさが入り混じった、でも時には人間らしい投げやり的な哀しさが全面に出てそれを言葉にぶつけようとする詩…どれも読んでいて儚い余韻が残ります。私もこんなピアノが弾きたい…と思ったりもします。擦り切れる程読んだ詩集…これもまた私の宝物。『中原中也』…私の中では大きな存在です。Kenny Burrell のアルバムMoon and Sand 、これも私の好きなアルバムの一枚です。今は廃盤になり入手できないとのこと。その中から『My Ship 』…この静かで美しい音の中で中原中也の詩を読んでいると涙が溢れている自分に気付きます。あなたにもどうかこの想い届きますように。そして、今夜も静かで穏やかな素敵な夜になりますように…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です