最近、熊による被害で亡くなった方や大怪我をされた方等のニュースで知り、複雑な気持ちです。特に私は熊の駆除を反対する活動をしている訳でもないし、人間を餌と捉えてしまった熊を人間の命を守るために駆除するのも仕方ない事と思う派です。只、自然界に生きる動物達の住処、所謂人間で言うのであれば「人のお家の敷地」に入ってまでいくことは、対人間であれば当然警察沙汰になり下手をすれば逮捕…ということになる立派な犯罪な訳です。私自身、20代前半の時、海が好きすぎてどうしても海の中の少しでも深い世界を知りたい…という思いでダイビングのライセンスを所得しました。しばらく、取り憑かれたかのように海に潜りにいき、仕事で演奏をしているかピアノの練習をしているか海に潜っているか…その繰り返しの日々の時もありました。でも、ある時、ふと思ったのです。タンクを背負って潜る私を海にいる生き物達は歓迎してくれているのだろうかと。もしかしたら海の仲間たちと同じように素潜りで行けるところまでが私に許された自然界の範囲なのではないかと。。。そんな事を考え始めたら、タンクを背負って潜る事に物凄く罪悪感を感じ(しかも遊びとして)今では海に潜ってもシュノーケルで行けるところまでです。そしてあくまでも人のお家にお邪魔させていただく…という気持ちを持ちながら。私の大好きな映画監督Luc Besson の作品のLE GRAND BLUE 、この作品を初めて観た時はいろんな意味で衝撃的でした。海を愛して、そこに生存するイルカを愛している監督の思いが切ないほどわかり、共感し、観終わった後の思いは優しさと愛に満ち溢れた気持ちで一杯になり…。私なりの思いで自然やそこに生きる生き物達を守る事を考えて行動していきたいと思っています。音楽に於いては、この作品をはじめLuc Besson 監督の作品はほとんど担当しているEric Serra 。フランス出身の作曲家でありミュージシャンです。彼が創り出す音の世界はLuc Bessonの映像の世界をさらに深く神秘的にさせる…。ストーリーも映像的にもサウンドも、全てに於いてこのLuc Besson & Eric Serra の作品は私の感覚を研ぎ澄ましてくれる…そんな感じです。LE GRAND BLUE からの一曲『The Big Blue Overture 』、眼を閉じて聴いていると海の神秘的な世界、海中にいるような気持ちになります。。そしてその美しい神秘的な世界を守っていくのは私達人間である…そう思うのです。。。今日も物凄い暑さですね。熱中症に気をつけて、あなたにとって8月最後の素敵な週末になりますように…。