真夏の夜、Horace Silver に酔う贅沢な一人時間

暑さが日毎に増す夏本番がやってきました。花火大会も開催されはじめ、色んな夏の楽しみ方を皆んなされている事でしょう。私は毎年、こうして夏本番になってくると一人静かに夜空を眺めながら熱いジャズサウンドが聴きたくなります。何か好きな飲み物も一緒にね。私の中では、ああもうそんな夏の季節がやってきたな…という感じです。夏の夜空が最高に似合う私の好きなジャズの中からの一曲を今日はあなたにお届けします。ジャズピアニストHorace Silver の傑作の一枚とも言われているアルバムThe Cape Verdean Blues から『The African Queen 』。アフリカ民謡からヒントを得て作曲されたとのこと。エキゾチックな旋律をfunkyかつjazz スタイルに素晴らしいアレンジするレジェンドで(とにかくカッコいいのです)今の時代のラテンとジャズの融合で繰り広げられているACID系CLUBミュージックが好きな方ならきっと虜になるジャズピアニストです。夏祭りにお出かけしたり花火大会に行ったりも楽しいひとときですが、一人静かに音量をマックスにして聴き入っていると、この格好良さと迫力で気分もスカッとして夏の夜空を独り占め…そんな気分になります。メンバーのWoody Shaw のトランペット、、太い音色なのにfunkyな格好良さがあり、それに応じるようにJoe Henderson のテナーが冴えてます。そしてなんといってもHorace Silver のピアノ、Bob Cranshaw のベース、Roger Humphries のドラムが創り上げるリズム&ビート、これぞHorace Silver のモードジャズの世界でありgroove…。傑作と言われるのも当然な一枚です。今夜は是非、あなたも真夏の夜とHorace Silver の世界に浸ってみてくださいね。熱いサウンドと共に素敵な夜のひとときになりますように…。

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