独りで静かに過ごす冬のある夜…。

先月はけっこう暖かく穏やかな日が続いて、本当に冬はやってくるのだろうか…なんて思っていましたが、、、12月になった今、すっかり冬の風が吹き寒さも日に日に増してきました。皆さんも風邪をひかないように気をつけてくださいね。クリスマスを待つこの季節、温かいお部屋で過ごす幸せ感もひとしおですね。一人でいろんな事を考えながら過ごす時間が私はとても好きです。谷川俊太郎さんの「二十億光年の孤独」の詩をご存知でしょうか。「万有引力とはひき合う孤独の力である 宇宙はひずんでいる それ故みんなはもとめ合う 宇宙はどんどん膨らんでゆく それ故みんなは不安である」宇宙…という単位で考えると人間はやっぱり小さくてみんな寂しさを抱えて生きている存在なのかもしれない、と思うのです。「さびしさをたえて僕は祈ろう」と18歳の谷川俊太郎さんが書き綴ったような日々と共に生きているのが人間かな…と。そんなふうに色々と考えながら過ごす冬のひととき、この時期になると聴きたくなるアルバムをあなたにお届けします。Al Di Meola のアルバムWinter Nights 。冬のどんよりした雲から和音が、整った無色の和音が感じられた…という谷川俊太郎さんの詩があるのですが、まさにそんな世界観のクリスマスアルバムです。とても静かなアルバムですが、寛ぎと情熱が共存するようなAl Di Meola らしいテンションの高さもいっぱい感じる素敵な作品です。今日のお届けはその中から『Ave Maria 』、クリスマスを想い独り静かに過ごすひとときにとても似合う…。谷川俊太郎さんの美しくも温かい言葉の世界を味わいながらAl Di Meola のサウンドに包まれる…最高に贅沢な冬時間に感謝。。。独り時間も良いものだな…なんて思うのです。あなたにもそんな穏やかな夜のひとときが舞い降りてきますように。

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