今日はジャズ界レジェンドの中のレジェンドのサウンドです。サックス奏者Wayne Shorter のアルバムの中から『Yes or No 』。コルトレーンと並ぶというか共通するスタイルの奏者ですが、Wayne Shorter はジャズマン独特の感覚的な曲作りの中に正統派と言うのか協和音と不協和音、メジャーコードとマイナーコード…というように相反する要素を組み合わせた不安と陽気が入り混じったムードを創り出す世界感が感動的です。このアルバムはJUJU という名盤ですが、ピアノはMcCoy TynerドラムはElvin Jones です。このMcCoy とJones の個性のぶつかり合いにWayne Shorter の流れるような超絶プレイ、とは言っても推し着せるわけでなく凄く刺激的なのにリラックスするような感じが凄く好きです。そしてこの『Yes or No 』はメンバー同士で会話しているようなセッションが私にとっては心地良く…アルバムの中で一番好きな曲です。そんなレジェンドWayne Shorter …まだまだアグレッシブに活躍されていたのに先日亡くなりました。天国でこちらの世界でやり残したライブをやり始めるのかな…なんて思いながら今日はこのカッコいい名演奏に浸ろうと思います。様々な名曲、名演奏を私達に残してくれてありがとう…。